どうも 絵画をたしなむ を運営する画家の黒沼です。
私は普段はギャラリーや百貨店での企画展で絵画を展示、販売しています。
先週は展覧会があり、つい昨日まで、毎日会場に通っていました。
それで、久々のブログ更新なわけです。
見に来てくださった皆様ありがとうございました。
今日は今回の展覧会レポートを書きたいと思います。
画家のお仕事について知りたい方は是非チェックしてみてください。
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大阪へ出陣

前回のたまプラーザでの展覧会から1か月も経ちませんが、今回は大阪の阪神百貨店での展覧会でした。
私は若手男性アーティストユニットの「薫風」に所蔵しています。今回は薫風メンバーによる5人のグループ展示でした。
私は展覧会会期中は毎日在廊し接客します。 そこで、今回は1週間ホテルに泊まり、会場に通いました。(私は関東在住です)
(私はこのような作家活動は今年で3年目になるんですが、初めのうちは泊りがけの仕事では体調を崩し大変でした。)
阪神百貨店は現在、改装工事中でお客さんが少なく 苦戦が予想されました。
新聞はやはりすごかった

展覧会を開く際、新聞に掲載されることが重要なのは前にもお話ししました。(詳しくはこちら)
今回もこのように記事を書いていただけました。

産経新聞 大阪版 11月1日
予想通り「新聞をみてきた!」というお客様は多く、 お昼過ぎには大変な賑わいようでした。


改装工事中ということもあり、以前ほど客足は多くありませんでしたが、とても多くのお客様に見に来ていただけました。
全国の作家仲間と交流

泊りがけの遠征は大変なことも多いですが、普段は味わえない様々な刺激を得ることができます。
今回はブログ 世界画家旅人 でも有名なプロの画家のZinさんに展示を見にに来ていただけました!
SNSの発達した最近では、実際にあったことはない遠くの友人 がたくさんいる人も多いと思います。
そんな遠くの友人と実際に会え、絵について語り合えるのも、遠征の魅力の一つなんです。
見応えのある展示って?

今回、5人の1週間の展示で、私は15枚出展中7枚の約定を頂くことができました。
今回も展覧会終了後は作家仲間やコレクターの方と飲み会へ行きました。

その飲み会で面白い話が聞けたので、今回は少しご紹介します。
「一人の作家の展示ブースの中に赤、青、黄色、オレンジなどなど 様々な色の絵があると、見ていて飽きない」
のだそうです。
作家としてのオリジナリティを追求していくと、同じような色彩の作品が並ぶ
なんてことになりがちですが、見る側としては、
様々な色彩を使いつつも共通した作家性を感じる絵が並ぶ展示空間の方が見応えがあるようです。
これは私も今回初めて知り、勉強になりました。
画家になりたい、絵の仕事をしたい方は参考にしてみてくださいね。
売れる絵は予想できる?

画家を志すあなたはきっと、自分の作品すべてに愛着と自信をもっているかもしれません。
しかし、プロの画家として展覧会活動を続けていると
「これはいける」「これはまあまあかな」
といった感じで、自分の作品の中で評価が分かれるようになってきます。
不思議なもので、 「これはいける」と思った作品はすぐに売れていきます。
実際、今回も展覧会直前まで描いた1枚は初日に売れていきました。

そして、なんと会期中に「売約済みの子の作品を同じ構図で描いてくれ」と追加オーダーも頂きました。
同じ構図の追加オーダーでは必ず「細部にいたるまで完全にオリジナルの色味を再現できない」「あくまで同じ構図の別作品である」
ということをお客様に説明する必要があります。
どこまで熟練した画家でも、前に描いた作品の完璧な再現は不可能なわけです。

逆に「これはまあまあかな」と思った作品や、時間に追われ「やっつけた作品」は絶対に売れません。
これが残酷なほど売れないのです。 やはり作家本人が納得のいかない作品をコレクションしたい方はいないんですね。
まとめ

今日は普段の私の画家としての活動についてお話しました。
これからも画家ならではの面白い経験やためになる話を書いていけるよう頑張っていきます。
画家になりたい方、絵の仕事を受けたい方は是非、今回の記事を参考にしてみてくださいね。
今回は大阪での展覧会でしたが、来月は広島へ向かいます!
それでは今日はこの辺で!
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