【あじさいの描き方】水彩画で紫陽花を描く簡単な方法を解説

今回は透明水彩絵の具で
あじさいの描き方を解説していきます。

誰でもマネするだけで同じ絵を描けるよう

全ての制作プロセスを
スライドにしてあるので

是非動画と併せてチェックして
みてください。

 

あじさいの描き方のコツ

今回は透明水彩絵の具で
あじさいの描き方を解説していきます。

今回、制作を通して常に意識したいのは

〇やや明るめ、やや鈍め(白っぽく)描く
〇キワのぶつかり具合
〇明暗の境界線付近、カゲの中を鮮やかに描く

この3つです。

それでは早速始めていきましょう。

あじさいの描き方をメイキングで解説

あじさいを描く手順を透明水彩絵の具で
ここからは動画で解説していきます。

動画で使った解説スライドや解説文も
載せておくので、動画と併せてご活用ください。

 

あじさいの形を長めの線で探る

初めは長めの直線で大まかに形を探っていきます。
あじさいの花や葉っぱの形を探るように描いていきましょう。

花の縦横比と画面への収まり方を長めの直線で探っていきます。

画用紙にダメージが入らないように
3Bくらいの鉛筆で弱い筆圧で形を探っていきましょう。

一発で形を決めるのではなく、薄い線で探り探り
構図を決めていきましょう。

↑このようにモチーフが画面に
収まっている場面をイメージして
形をとっていきましょう。

間違った線を引いた場合は
練り消しで消しましょう。

 

あじさいの形を曲線で決める

大まかな配置が見えてきたら、今度は曲線で
モチーフの形をざっくり決めていきます。

ここまで引いた長めの直線を手掛かりに
少しずつ形を細かくするイメージで曲線で
形を描いて行きましょう。

ここでも
一発で形を決めるのではなく、
薄い線で探り探りモチーフの形を決めていきましょう。

 

あじさいの葉のベースの色を塗る

形を決める作業が終わったら要らない線を
練り消しで消し、絵の具の作業に入っていきます。

今回は透明水彩絵の具で描いて行きますが
余白を汚さないためにマスキングテープで
四隅をマスクしていきます。

今回はまずは葉っぱの部分のベースになる
緑色を塗っていきます。

 

透明水彩絵の具で細かくリアルな絵を描くコツは
常にやや明るめ、やや鈍めに描き進めることです。

透明水彩絵の具は紙の白さを生かして描き進める
技法です。

基本的に描く前まっさらな状態の紙の白さが
最も明るい色で

この白さに半透明な色のフィルターを重ねていくことで
徐々に暗く徐々に鮮やかにしていくのが重要です。

これをよく覚えておきましょう。

 

なので初めはこのように、水を大量に混ぜた
透明水彩絵の具で、淡い色のフィルターを作っていきます。

水が大量に混ざった絵の具を塗る時、注意すべきは
塗りムラが残らないようにすることです。

はみ出さないように塗ることも重要ですが
筆を素早く動かし、フラットな色の面を作る
という意識も大切です。

 


お次は葉っぱの部分の暗いゾーンを塗っていきます。

この絵では画面の左上から光が当たっている設定です。
この光源の位置を意識して描き進めるのがポイントです。

暗い色を作る時のコツは少しだけ青を混ぜることです。

 

絵の初心者はカゲの色を作る時に
モチーフの色に黒い絵の具を混ぜて作り、
鈍い不自然なカゲ色になってしまうことが多いですが

自然界ではカゲの中はかなり鮮やかな色をしていることが多いです。
今回のモチーフのように屋外の設定の場合

カゲ色に青を追加して色を作ると
自然で鮮やかな影を描くことが出来ます。

 

ただ、今はまだまだ制作の序盤なので、
カゲ色といっても

あくまで明るめ鈍目に塗っていくのが重要です。

水が大量に混ざった絵の具を塗る時、注意すべきは
塗りムラが残らないようにすることです。

はみ出さないように塗ることも重要ですが
筆を素早く動かし、フラットな色の面を作る
という意識も大切です。

絵具を濃く塗りすぎてしまった時や
水分が多すぎて絵の具が垂れそうなときは
このように乾いた柔らかい毛の筆で吸い取りましょう。

 


お次はあじさいの中のカゲ色を作って塗っていきます。

この絵では画面の左上から光が当たっている設定です。
この光源の位置を意識して描き進めるのがポイントです。

今はまだまだ制作の序盤なので、カゲ色といっても
あくまで明るめ鈍目に塗っていくのが重要です。

筆を素早く動かし、フラットな色の面を作る
意識で塗っていきましょう。

 

あじさいの明るい部分にもほんのり水色を塗っていきます。
カゲの中よりも暗くなってしまわないように注意しましょう。

今回のモチーフはあじさいの明るい部分が圧倒的に明るい設定なので
明るい部分は特に紙の白さを大事に描き進めることを意識しましょう。

お次は葉っぱの部分のトーンを増やしていきます。

先ほど塗ったカゲの色よりも暗くならないように
やや鮮やかな緑を塗っていきます。
最も明るいゾーンは避けて塗りましょう。

 

カゲの中をさらに暗く鮮やかに塗っていきます。

このように画面全体の明るさや鮮やかさの関係を見ながら
徐々に色幅を増やしながら

暗く鮮やかに描き進めるのが透明水彩絵の具を使うコツです。

 

今はまだまだ制作の序盤なので、カゲ色といっても
あくまで明るめ鈍目に塗っていくのが重要です。

筆を素早く動かし、フラットな色の面を作る
意識で塗っていきましょう。


お次はあじさいのカゲ色を
1段階暗く鮮やかにしていきます。

絵具を濃く塗りすぎてしまった時や
水分が多すぎて絵の具が垂れそうなときは
このように乾いた柔らかい毛の筆で吸い取りましょう。

お次はあじさいの花のカゲの中で
さらに暗い部分を塗っていきます。

下描きの線を参考にカゲの形を意識をして
暗い形を塗っていきます。

お次は葉っぱのカゲ色をさらに暗く鮮やかに塗っていきます。

あじさいの花のカゲの部分を先ほど塗って
葉っぱのカゲが明るすぎたからです。

葉っぱのカゲ色に対し、葉っぱの部分のベースの色が
明るすぎるので、1段階暗くします。

画面左上に青みのカゲ色を塗っていきます。
今回の絵の場合、画面の左上が暗く、遠いので、
若干青みがかった色になっています。

 

さて、ここまでは明暗に注目して画面を組み立ててきました。
そのため、やや鈍めに描き進めてきたわけです。

大まかな光の印象や立体感が見えてきたので
ここで鮮やかな色も少しづつ追加していきます。

鮮やかな色を追加するときは
最も明るいゾーンを避けて塗るのがポイントです。

今回のモチーフのような設定の場合
最も明るいゾーンは光の中に溶け込んでいるので

かなり白っぽい、つまり彩度の低い鈍い色をしているのです。

明暗の境界線付近や暗いゾーンを中心に
鮮やかな色を差し込んでいきます。

 

あじさいの花と葉を3色で塗り分ける


あじさいの花のカゲのゾーンを
もう1段階暗くします。

このくらいの段階になったら、ピントがあっている部分を
中心に細かな描写を入れていきます。

複雑に入り組むカゲの形を細かく観察して
カゲの形を刻むように描いていきます。

明暗の境界線がどこにあるのかをしっかり観察して
あじさいらしい細かいカゲの形を
刻むように描いていきましょう。

花の部分を暗くしたので、
葉っぱのカゲの中も1段階暗くします。

 

暗く鮮やかに仕上げていく

あじさいの花の明るいゾーンの中を細かく描いていきます

明るいゾーンの中のカゲを描くイメージです。
あくまでも明るいゾーンの中のカゲなので

大量の水を混ぜた絵の具でほんのりカゲ色を塗っていきます。

お次はあじさいの花の最も鮮やかなゾーンに入ります。

明暗の境界線付近に最も鮮やかな青色を塗っていきます。

この時も光の印象や立体感を損なわないように
徐々に暗く、徐々に鮮やかにしていきます。

 

このくらい作業が進んできたら、

光の印象や立体感、色の鮮やかさ
キワのぶつかり具合などなどを

総合的にみて自然に見えるように調整していきます。

先ほどあじさいの花のカゲの形を細かく刻んだため
カゲの中のキワのぶつかりが強すぎな状態になっています。
また、カゲの中がやや鈍いため

半透明な鮮やかな青をカゲの形の上から
かぶせるように塗り重ねます。

カゲの中のさらに暗い部分に暗く鮮やかな色を塗って
形を閉めていきます。

 

細部を詰めながら微調整

カゲの中のキワのぶつかりや暗さ、鮮やかさを微調整します。

花の部分のカゲ色に対し、葉っぱの部分のカゲが明るすぎるので
葉っぱの部分のカゲ色を1段階暗くしていきます。

背景の葉っぱの部分にも細かい形を刻んでいきます。

最も明るいゾーンをさけて、暗い形を刻むような意識で
葉っぱのカゲ色を塗っていきます。

カゲの中は基本的に筆のタッチを残さないように
塗りムラが残らないようにフラットに塗っていきましょう。

明るさ暗さの関係が壊れないように
モチーフをよく観察して
カゲの形を刻むように塗っていきます。

ここでそろそろ周囲のあじさいの花も細かい形を刻んでいきます。
中心の主役のあじさいの花と比較しながら

情報量を調整していきます。

基本的にカゲの形を刻むようにして
細かい情報量を加えていきます。


カゲの中のキワのぶつかりを調整していきます。

半透明な鮮やかな青をカゲの形の上から
かぶせるように塗り重ねたり

カゲの中のさらに暗い部分に
暗く鮮やかな色を塗って形を閉めたりして

花の部分のカゲの部分のキワのぶつかりを
調整していきます。

自然に見えるように調整していきます。

中心のあじさいの花の描写が進んできたので
周囲のあじさいのトーンも増やしていきます。

明暗の境界線付近にやや鮮やかな色を塗り重ねるイメージで
少しずつ情報量を増やしていきましょう。

基本的に暗い形を刻むように描写を進め
情報量を増やしていきます。


背景の葉っぱの部分を
暗く鮮やかに仕上げていきます。

暗い形を刻むイメージで情報量を
増やしていきましょう。

キワのぶつかり具合も意識して
モチーフをよく観察して描いて行きます

 

このくらいの段階になったら明暗の境界線付近や
カゲの中に鮮やかな色を塗っていきます。

完成イメージの色を塗りこむイメージです。

ここまでは水で薄く溶いた絵の具で
徐々に暗く、徐々に鮮やかに描き進めてきましたが

制作の終盤は、さほど水の混ざっていない
濃い絵の具を塗り重ねていきます。

最も明るいゾーンを避けて塗っていくのがポイントです。

今回のモチーフのような設定の場合
最も明るいゾーンは光の中に溶け込んでいるので

かなり白っぽい、つまり彩度の低い鈍い色をしているのです。

明暗の境界線付近や暗いゾーンを中心に
鮮やかな色を差し込んでいきます。

さてここでちょっとした技を使います。
綺麗な水で濡らしたティッシュを丸めて
画面の明るく戻していきます。

暗く鮮やかになりすぎた部分に優しく
塗れたティッシュをあててふき取っていきます。

 

主役のあじさいのカゲの中情報量を調整していきます。
キワのぶつかり具合や明るさ、鮮やかさを調整していきます。

ここでもう一度さほど水の混ざっていない
濃い絵の具を塗り重ねていきます。

最も明るいゾーンを避けて
塗っていくのがポイントです。

さっきよりも濃い緑色を塗って
カゲの中をさらに鮮やかに仕上げていきます。

 

さて、ここまでは基本的に半透明な絵の具を
塗り重ね、画面を暗く鮮やかにすることで
描写を進めてきましたが

最後にちょっとイレギュラーな処理をします。

透明水彩絵の具の白を使って

主役のあじさいのにあたる
ボンヤリとした白い光を再現していきます。

主役のあじさいの明るい部分のキワに
半透明な白絵具を塗り重ねていきます。

また不透明な濃い白絵具を
最も明るいゾーンにマットに塗りこんでいきます。

これで完成だと思えたら
四隅のマスキングテープを優しくはがしていきます。

 

完成

最終的にこのような仕上がりになりました。

今回のような明るい設定で細かい絵を描く場合
常にやや明るめ、やや鈍め、
つまりは白っぽく描き進め

最後に鮮やかに仕上げる

という意識が重要だなと思いました。

青いモチーフを明るく鮮やかに仕上げるのは
なかなか難しいですが

今回解説したように、常に
明るさ、鮮やかさ、キワのぶつかり具合の関係を
意識して描くのがコツだと思います。

是非皆さんも実践してみてください。

 

 

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