無名な画家が絵画を売るには？絵が売れる裏技を徹底解説

無名な画家が絵画を売るために

こんにちは画家の黒沼です。

今回は描きたい絵を描いて稼ぐ！
というテーマでお話していこうと思います。

今回は

あなたが描きたい絵を描いて
知名度も収入も得られる

そんな画家にとっての
理想を叶える

現実的な方法を解説するので
是非最後まで見てくださいね。

無名な画家が絵画を売るための考え方

画家を目指す方から
こんな質問をよく頂きます。

自分が描きたい絵と
実際に売れる絵が違う場合、
どちらを描けば良いでしょうか？

こんな質問です。

画家を目指す方は、
非常に純粋な方が多いので

純粋に自分が描きたい絵を描く
売りやすい「売り絵」を描く

この2択で考えてしまう
方も多いようです。

もしあなたが、純粋に自分が
描きたい絵を描きたいのであれば

趣味で絵を描けば良いと思います。

そういった美術との付き合い方も
非常に価値のある
素晴らしいものだと思います。

趣味ですから、楽しむことだけを
考えて描きたいように描く

これで全く問題ないでしょう。

しかし、もしあなたが
絵を販売したいなら…

より多くの人に作品を届けたいのであれば
工夫が必要になってくるでしょう。

大原則として、自分が売りたいものを売る
こういう考え方でビジネス的に
上手くいくことはないでしょう。

やりたいことをやるのは
ビジネスじゃなく、
趣味としてやってください
とこうなるわけです。

無名な画家の絵画を売るための準備

絵の販売に関してはお客様に
飾りたい、所有したい、
真似できないくらいスゴイ

こう思われる絵でなければ
売れることはないでしょう。

そのために、飾りやすい絵
のモチーフである

花の絵や
動物の絵
風景の絵

最近では美人画なんかを
描くのも手だと思います。

こういった話をすると

売り絵を描くなんて、悪魔に
魂を売っているみたいで嫌だ
と思うかたもいるかもしれません。

しかし、実際に展示を数多く経験し、
お客様や作家仲間、会場スタッフと
交流していると

あなたの持ち味を生かした絵で
尚且つ、売れる絵のスタイル

【あなたにとっての売れる絵】の型
が見えてくるのです。

自分の持ち味を存分に生かした
オリジナリティあふれる絵が

お客様に売れて、喜んで
家に飾ってもらえる

これは本当に画家冥利に尽きる
最高に嬉しい体験なんです。

是非1人でも多くの画家さんに
この体験をこの感情を味わって
ほしいと思っています。

無名画家は受賞より絵画を売る意識を持つべし

飾りやすい絵のモチーフである

花の絵や
動物の絵
風景の絵

そんな当たり障りのない
見慣れた絵を描いても賞は取れない

こう思う方もいるかもしれません。

しかし、日本で

販売を前提に絵を描くのと
公募で賞を取るために
絵を描くのでは全く

やるべきことが違います。

絵を買うお客様に評価される絵と
公募やコンペで評価される絵は
まるで違うのです。

また、飾りやすいモチーフを描いたら
その人らしさがなくなってしまう

というのは
ただの実力不足だと思います。

オリジナリティがあり、尚且つ
絵が売れている作家の絵は

一目見ただけでその人の絵
だとわかります。

同じ猫の絵でも○○さんの猫の絵だ！
と一瞬でわかるわけです。

無名画家と有名画家では絵画が売れる仕組みが違う

さて、ここからはこれまで誰にも
話してこなかったリアルなお話をします。

日本の才能あふれる画家さんは、

なぜそのほとんどが
失敗してしまうんでしょうか？

もちろん日本の画家さんでも
トップクラスの実力を持つ方は

①オリジナリティあふれる絵を描き

②公募で賞を取り、美術雑誌を
華々しく飾って知名度を上げ

③個展を開けばコレクターさんが
絵を買いに来る

という形で、知名度も収入も
得ることができます。

しかしこれはほんの一握りです。

日本の画家志望の大半は
アルバイトをしながら、

少ない時間とお金をやり繰りして、
なんとか作家活動を続けて

ずっと時間もお金もない状態で
絵を描いて

終いには作家活動を辞めてしまう

そんな方が多いのは
なぜでしょうか？

ヒントはこの3つ要素の順番
にあると思っています。

多くの画家さんはまず最初に

知名度も収入源も何もない
何でもないただの画家の状態で
オリジナリティあふれる絵を描き

その作品のクオリティーで
のし上がろうとします。

「本当の自分」を見つけ出し
ほとばしる熱いパトスで絵を描き

オリジナリティあふれる
良い絵さえ描ければ

公募で賞をとって有名になり
コレクターさんや美術館に

ヨイショしてもらえる
画家になれるかも

そう考えるわけです。

①オリジナリティあふれる絵を描く

②公募で賞を取り、美術雑誌を
華々しく飾って知名度を上げる

③個展を開きコレクターさんが絵を買いに来る

この順番なわけです。

①好きなことをやる
②知名度が上がる
③収入を得られる

この流れで、
のし上がろうとするわけです。

皆さんお分かりかと思いますが
大多数の画家が①から②に行けず

時間もお金もない状態で
さまよい続けます。

また、②まで行って、公募で
賞を取ったところで、

あなたの作家人生が一生安泰になる
なんてことはありません。

賞をとっても、賞状と記念の
スケッチブックがもらえておしまい

なんてことも多いです。

無名画家は絵画を売るために賞を取るべき？

もちろん賞をたくさんとっていれば
あなたの作家略歴の部分に

〇〇コンペ入選　とか
〇〇賞　受賞　　とか
〇〇アートレジデンス　選抜　

みたいな肩書を増やして
いくこともできます。

しかし絵を買うお客様からしたら
こういった賞は何ことだか
サッパリわかりません。

実際、私の知り合いで、
非常にクオリティーの高い、
作家性を感じる絵を何枚も描き

有名な賞を取りまくっている
スゴイ画家さんがいますが

彼は時間もお金もなく、バイト漬けの
毎日を送っており、

絵を描く時間もほとんどない

みたいな状態なわけです。

多くの画家さんが勘違いしているのですが

自分が好きな業界、アート業界で
認められることと

時間とお金に余裕がある状態で
生きていけることは

ほぼ全く関係ないのです。

業界知名度は滅茶苦茶高いけど
一般人からみたら、ただの
バイトのお兄ちゃんなわけで

そんな方が時間とお金に
余裕がある状態で生きていく
のは残念ながら難しいわけです。

無名画家は絵画を売るために自分が凡人だと認めよう

もちろん、トップオブトップの
天才的な画家さんはこの流れで
有名になれるかもしれません。

しかし、このやり方が
無理そうなら

自分が凡人であることを
さっさと認めて別のアプローチを
とるべきだと思います。

うまくいきそうもない方法に
こだわるのは賢い選択ではありません。

無名画家が絵画を売るためにクリアすべき3つのステージ

ではどうすれば良いのか？
ここからがお悩み解決編です。

この方法を実行できれば

あなたは、収入も、影響力も
ある状態でオリジナリティ
あふれる絵を描き

個展にお客さんがたくさん来て、
絵が売れる

そんな状態を目指せるでしょう。

さきほど紹介した3つのステージを
ひっくり返してみましょう。

①収入を得られる
②知名度が上がる
③好きなことをやる

まず収入を得られるようにし
次に知名度を上げ

最後に影響力のある状態で
好きなことをやる

こういう流れです。

この流れの方がさきほどの
アプローチよりずっと簡単です。

無名画家の稼ぎ方

まずは画家として稼ぎましょう。

あなたが画家として提供できる
価値を社会に“最適な方法”を提供し
収入を得るのです。

具体的には、オンライン絵画教室など
今の時代にあったビジネスを始めて

時間効率の良い収入を得るのです。

オンライン絵画教室で生きていく方法
については以前の動画を
チェックしてみてください。

私は絵だけを描いて生きていたいんだ
絵画教室なんてやりたくない
でもお金も稼ぎたい

そんな方もいるかもしれませんが
それは無茶です。

今の段階で、あなたが絵の販売だけで、
やっていけている
時間もお金も余裕のある画家でないなら

もっと現実的なアプローチを取るべきです。

絵が売れてないなら画家なんかやめちまえ
こう言っているわけではありません。

画家として楽しく生きていくための
アプローチを変えてみよう

といっているわけです。

今の日本では、絵を買いたい人よりも
絵を習いたい人が圧倒的に多いのです。

なので、現実的なアプローチで
画家としてお金を稼ごうと思ったら

売り込むべきはあなたの絵ではなく、
あなたの絵を描くスキルなのです。

一生絵の先生だけやっとけ
こう言いたいわけではありません。
これはあくまで第一歩です。

実際、私はオンライン絵画教室を
やっているおかげで、

生徒が個展に来て絵を買った
なんていうこともありました。

無名画家の知名度アップ術

次に知名度アップです。

オンライン絵画教室を作り
収入を得られる仕組みができたら

ブログやyoutube、インターネット広告
などを駆使して、オンライン上で
影響力のある状態を目指しましょう。

ちょうど今私がこのブログ記事を
投稿しているのも

②の知名度アップが一つの目的です。

そして、この段階をクリアし、
ある程度知名度が上がってきて

あなたのファンが
数多くいる状態になると

あなたの数万円の絵がネットで
お客様にダイレクトに売れたり

個展を開いたときに毎日のように
お客様がやってくる

こんな状態になります。

今の時代、オンラインとオフラインの
双方を駆使してこのアプローチをとれば

より確実に、画家の夢である

画家としての知名度があり

自分が好きで描いた
絵が売れて収入も得られる

この状態になることが出来ます。

実際、私はこのアプローチで、
収入、集客に不安のない状態で絵を描く
楽しい毎日を送れています。

私自身、若造で画家として
まだまだなので

③の好きなことをやる

で美術業界に影響を与えるレベル
のことはできていません。

まだまだ現代の画家として
レベルが必要なわけです。

しかし、このアプローチで

収入も知名度も得た状態で、
好きな絵を描き続ける

そんな画家が増えていけば、
美術業界も変わるかもしれない

そんな淡い夢を私は持っています。

こっちのアプローチより

こっちのアプローチの方が
よっぽど現実的です。

あなたの画家としての人生を
博打にしないためにも

こちらのアプローチを
強くオススメします。