画家に年齢は関係ない!絵のキャリアやピークをプロの画家が解説

画家に年齢は関係ない。
最近はそのことを強く感じます。

 

「本当にやりたかったことは
こんな事じゃない。
私は画家になりたい。」

「絵は売れないと一度は諦めたけど、
もう一度挑戦したい。」

 

そんな決意をメルマガ読者の方から
良くいただきます。

 

そんな言葉を聞くたびに私は本当に
励まされますし、

「負けていられないな。」
決意を新たにします。

 

今回は年齢に負けず画家として成功
するための方法について
紹介していきます。

 

画家には年齢も才能も関係ない

画家に年齢も才能も関係ない
そう感じるエピソードを紹介します。

 

「音楽系大学を目指す学生には、
ある程度の適性と幼少期からの教育
が必要。

特に声楽科や指揮科は
適性がモノを言う。」

 

「その反面、美術はかなり後天的な
訓練でスキルを身に着けられるから
勉強次第でかなりうまくなれる。」

 

こんな話を美術予備校にいたころ
に聞きました。

これは実際その通りのようで、

美術の場合は才能がなければ上達
しないということはないようです。

 

「美術の勉強も学校も出てないの
ですが大丈夫ですか?」

「専門的な教育を受けたことがない
ので基礎的な部分が足りていないと
感じています。」

「経歴がない美術を専攻しており
ません。専門スキルはありません。
ど素人の独学です。」

 

メルマガ読者の方からはこんな
心配の声をよく聞くのですが、

絵の基礎的なスキルは絵の専門家に
見てもらって習えば、年齢や才能に
関係なく、上達します。

 

画家は年齢的にいつ頃ピークが来るのか

画家は年齢的にいつピークが
来ることが多いのでしょうか?

画家の中にはピカソやラファエロの
ように若いころから実力を発揮し、

世間に認められる早熟の天才
もいれば

 

引退後にようやくブレイクする作家、
死後評価される作家などもいます。

しかし、どの時期にブレイクする
作家も多くの場合、

晩年の作品が名作として後世で
評価されることは多いものです。

 

これは、我々にも当てはまります。

やはり、キャリアを長く重ねた画家
の絵には重みがあるのです。

 

一生描き続けることでようやく描ける
名画があるのです。

 

 

画家は3,40代でも年齢を気にしなくてよい

画家に年齢は関係ないようです。

歴史上の画家だけでなく、私の身
の回りにも、

3,40代から作家活動を本格的に始め、
成功する方もいらっしゃいます。

 

もともと、違う仕事をしていたけれど、
「本当にやりたいこと」をやる決意を
決めて、

画家デビューし、遅めのブレイクを
果たす画家もたくさんいます。

 

彼らにだって、不安な時、上手く
いかないとき、

辛いときはもちろんあります。

 

しかし、彼らは

「前の仕事よりもまし。」
「今の仕事ができて嬉しい」

と口をそろえてそういいます。

 

そんな個展準備で彼らはボロボロに
なっているときですら、

本当に楽しそうで、輝いて見えます。
(私はそんな彼らを尊敬します。)

 

30代になると生涯のキャリアや結婚
などが目に入り、

「本当にやりたいこと」を諦めて
しまう方も確かにいらっしゃいます。

 

しかし、必要な情報と作業量、
やる気さえあれば、

年齢は関係なく成功できると
私は思います。

 

有名美大卒でなくても気にしない

 

「美術の勉強も学校も出てないの
ですが大丈夫ですか?」

「専門的な教育を受けたことが
ないので基礎的な部分が足りて
いないと感じています。」

「経歴がない美術を専攻しており
ません。専門スキルはありません。
ど素人の独学です。」

 

こんな心配の声をメルマガ読者の方
からよく聞きますが、

全く気にすることはありません。

 

正直申し上げて、絵が上手いだけ
では画家として成果を上げることは
できません。

画力よりもむしろマネジメント能力
の方が重要だったりします。

 

有名美大卒でない売れっ子作家さん
を何人も知っていますし、

有名美大卒だからといって、
マネジメント能力が高いわけ
ではないです。

 

有名美大卒の画家は入学時につけた
デッサン力と、在学時に培った
美術系の人脈

 

これらの部分では多少有利かも
しれませんが、

ほとんど気にしなくて良いレベル
の差だと思います。

 

画家が個展を開くべき年齢

画家が個展を開くべき年齢
というのはあるのでしょうか?

 

「20代で個展をやるのはうぬぼれ、
38才でやるのがちょうどいい」

とある方が話をしていました。

 

「T県の画壇の事なら何でも
知っているから聞いて」

とも・・・言っていました。

 

個展をやるのに適した年齢という
のはあるんでしょうか?

何歳で初個展をしたら
いいのでしょうか。

 

こんな報告と質問がメルマガ読者の
方から寄せられました。

残念ながら日本の美術業界には
このような高圧的なご老人が
いらっしゃるようです。

 

結論から申し上げると、個展は
必要な準備が整った時にやればよい
と思います。

 

 

日本の美術業界はビジネス的な意味
で成功しているケースはほとんどなく、

若い会員からの集金で成り立っている
場所も少なくありません。

 

そんな失敗してきた方々の言うこと
を聞いていても、

一緒に失敗してしまうので、

 

心中するつもりがないのなら、
そんな団体は抜けて、

一人でフリーとして活動したほう
が良いと思います。

 

そういった団体やしがらみのなか
にいてもらえるお墨付きなど、

世間の方から見たら
何の価値も感じません。

 

画家=年齢序列の限界集落アート村の住人?

画家は年齢序列の社会の住人
であることもあるようです。

 

日本の芸事の世界には、生徒は
師匠の肩書きや成果を上回っては
いけない

という暗黙のルールがあるようです。

 

団体の師匠が40歳で個展をやったら、
生徒もそれに倣うといった感じです。

年長者の指導に従った結果、

成功できるのなら、是非その教えに
従えば良いと思います。

 

しかし、残念ながらその望みは
薄そうです。

ネットが発達した昨今はそんな
年長者への忖度と、若手からの集金
で成り立つ限界集落は捨てて、

より良い別のコミュニティを
見つけるべきでしょう。

 

探せば、いろいろあるものですよ。

 

画家に年齢は関係ない

画家に年齢は関係ない
そう感じるエピソードを紹介します。

歴史に名を残すレベルの画家たちも
遅咲きの天才は数多くいます。

 

初のヒット作は69歳

 

「こんなくだらない絵本は図書館に
おくべきでない。現代の子どもは

この絵本を読んでも少しも
面白がらないはずだ。」

「頭を食べさせるなんて、
残酷です。」

「こんな本はこれっきりに
してください。」

 

アンパンマンはアニメ化前の
絵本時代、

こんなひどい評価を
されていたようです。

 

アンパンマンの作者で有名な
やなせたかしさんは、

初ヒット作のアンパンマンが
アニメ化し、ブレイクした頃、

もうすでに69歳でした。

 

やなせたかしさんは若いころの
戦争体験が創作の源になっている
という話もよく聞きますね。

 

何のために生まれて、
何をしてに生きるのか

わからないまま終わる、
そんなのは嫌だ。

 

これを69歳の超遅咲き作家の言葉
としてとらえると

非常に重みを感じますね。

 

みなさんも、年齢を言い訳にせず、

何のために生まれて、
何をして生きるのかを、

画家としての人生で
明らかにしてみませんか?

 

あの天才も30歳で絵を始め、50歳でブレイク

江戸中期の天才絵師として、
今は知らない人はいない

伊藤若冲は30歳で絵を学び始め、
40歳で本格的に絵を描き始めた
ようです。

 

そして、存在が世に知られるように
なったのは50歳、

「動植綵絵」の発表時でした。

 

あの巨匠も56歳で初個展

ポスト印象派の巨匠、

ポール・セザンヌも
かなり遅咲きの画家だったようです。

 

10代の頃は父の勧めで法学を
学んでいましたが、

20代で画家に転向、印象派の画家
たちと交流し、制作を続けますが、
一向に評価されなかったようです。

 

初個展はなんと56歳の時で、

本格的に世間に認められたのは
60歳の時以降だったようです。

 

このころから、ピカソのキュビズム
にも大きな影響を与え、

それが美術史の残る功績となりました。

 

72歳の個展で現代アーティストデビュー

六本木ヒルズ前の蜘蛛の立体作品の
作者として有名な現代アーティストの

ルイーズ・ブルジョワは72歳の
個展でブレイクを果たした
遅咲き作家でした。

 

20代の頃から制作を続けて
いましたが、一向に評価されず、

72歳の時のニューヨーク近代美術館
での個展でブレイクし

99歳で亡くなるまで
制作を続けたようです。

 

画家の年齢別出世パターン

画家の年齢別出世パターン
を紹介していきます。

今回は私が知る「よくある」
画家の出世コースについて、

年齢別で解説していきます。

 

かなりスムーズに行った場合の
成功例なので、これに当てはまら
なくても気にしないでくださいね。

中高時代

 

「昔からマンガを描くのが
好きだった。」

「昔から工作が好きだった。」

 

そんな理由で美大受験を検討する
子たちは美術系高校の入試を経験
している者もおり、

高校生の段階でかなり上手いです。

 

しかし、本格的に美大受験の準備を
始めるのは高校2年の後半以降の
学生が多かったと思います。

 

美術予備校生の大半は現役~2浪
までに合格した大学に入学します。

「みんな入学した時が
人生で一番うまかった。」

 

そんなことをもらす美大生も
いるほど、美大受験予備校時代には
デッサン力を鍛えられます。

 

大学生時代

 

学生時代はバイトをしながら、
材料費と公募出展費を用意して、

友達と貸し画廊でグループ展を
開いたり、公募やコンペに出展し、
制作のペースをつかむ子が多いです。

 

ここで、賞をとって、一躍有名になり、
その知名度を生かして、

在学中から画廊の取り扱い作家へ
というパターンもありますが、

これはごく稀です。

多くは受賞しても、それで終わり、
大作を描くペースをつかむのが
せいぜいといった感じです。

 

一旦就職

多くの方は大学をでてすぐに
作家活動に専念とはいきません。

デザイン会社や、美術教師など
アートに関係のある仕事をしながら、

展示を開き、スキルと貯金を
蓄積していきます。

3、40代で若手作家デビュー

 

精力的に活動をつづけ、展示や
コンペで目立つ作家になってくると、

ギャラリストやコレクターの目に
留まるようになってきます。

 

すると、取り扱い作家になって、
百貨店でグループ展に参加、

そして個展を開催といった
キャリアアップに成功します。

 

50代でベテラン作家

 

百貨店での展覧会で成果を上げて
いると、オーダーメイド作品を
頼んでくれるお客様との出会いや

他の百貨店での展示の話などが来て、
仕事の幅が増えていきます。

 

中にはプロデュース業、育成業を
始めるベテラン作家もいます。

 

一生描き続ける

 

画家は多くの場合、死ぬ直前まで
絵を描いていることが多いようです。

若いころのような超大作や緻密な
作品は描けないかもしれませんが、

作家経験豊富な熟練した作家だから
こそ作れる作品というものがあります。

 

ミケランジェロは20代の時と、
死の直前に同じピエタという題材で
彫刻を作っています。

 

20代の頃は緻密で完璧な造形が特徴
の職人技光るピエタを作っていますね。

 

しかし、晩年は岩の一部がピエタ
になったような味のある作品
となっています。

 

これは「肉体は魂の牢獄」という
当時流行した新プラトン主義の思想を
反映した深い作品なのです。

 

こういった思想性のある深い作品も
晩年の名作ならではかもしれません。

 

若い年齢の画家へ

ここまで
「画家になるのに年齢は関係ない。」
というメッセージを書いてきました。

 

しかし、若い画家にしかできないこと
も実際にはあります。

 

そこで、今回強調しておきたいのは

「本気で画家になりたいのなら、
若いうちから描きまくれ。」

ということです。

 

なぜこんなことを書くのかと言えば、
美大に通っていたころ、

学生が想像以上に制作に時間を
使わないので、驚いたからなんです。

 

確かに、バイトや飲み会、サークル
も大事なのかもしれませんが、

時間のある学生時代にもっと
制作に没頭すればよいのに

と思っていました。

 

実際、就職活動が近づいてくると、
ポートフォリオに入れる作品が足りず、

急いで制作している学生も
数多くいました。

 

また、多くのベテラン作家や
画商さんが口をそろえて言うのですが、

・超細かい絵
・超大作

 

これらは体力と集中力のある
若いうちにしか描けないといいます。

 

また、私も最も忙しい時期は緻密な
作品を週に2枚描いていましたが、

このようなペースでの制作は
若いうちしかできないと思います。

 

若いころ全力で絵と向き合い、
そういった作品を数多く作った
作家が年齢を重ねて描く絵は

やはり重厚な味わいを感じるものです。

 

そういった意味でも、遊んで
ばかりいないで、

しっかり制作時間も確保しましょう。

 

 

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