[西洋美術史] マニエリスムとは?アルチンボルドなどの有名作品を解説

どうも 絵画をたしなむ
を運営する画家の黒沼です。

これまで、記事を書いてきて
画家の名前を引用して

説明したりすることが結構あり、
話が専門的になりすぎる
ということが気になっていたので、

これから西洋美術史についての
記事を易しく書いていこうと思います。

 

初心者でも、玄人でも楽しめる記事
を目指して頑張って書いていきたい
と思います!

今回はマニエリスム期の美術
について解説します!

当時の音楽とともにお楽しみください!

 

 

マニエリスム(後期ルネサンス)の美術の特徴

盛期ルネサンスの巨匠の残した作品は
あまりにも偉大で、

後の時代の画家にとって、超えたくても
越えられない大きな壁のようなものでした。

 

マニエリスムとは前時代の巨匠
(ミケランジェロやラファエロなど)
の手法(マニエラ)を習得し、

誇張した画家たちの一派なんです。

マニエラはマニュアルと同語源で、
これに固執しすぎると、

マンネリズムに陥るというわけです。

 

ルネサンス期の巨匠が自然、古典を
模範とし、乗り越えようとしたのに対し、

マニエリスムはルネサンス期の巨匠の手法
を模範にしたものでした。

 

このため、マニエリスムは知的
である反面、不自然で、作為的

というのが19世紀までの評価でした。

今日では、マニエリスムを
より積極的に評価するようです。

 

今日的には、マニエリスムは見たままの
自然をそのまま映すのではなく、

その奥にある、本質を知的に探り出す
という芸術観なんだそうです。

 

マニエリスム(後期ルネサンス)の有名な画家たち

 

 

パルミジァ二ーノもマニエリスムの画家

ルネサンス期の絵画や古代ギリシャ
の彫刻は8頭身の

理想的なプロポーション
の人物をモチーフとしました。

しかし、マニエリスム期の作品は
これをさらに誇張した人物を
モチーフとしています。

この絵画の女性は10頭身以上の
長い首を持った、現実離れした、

誇張されたプロポーションの女性
が描かれています。

 

ブロンズィーノもマニエリスムの画家

ブロンズィーノの作品は、
当時の宮廷絵画の典型的な
特徴を持っています。

絵画に登場するモチーフには、
全てに象徴的な意味があり、

知的階級にしか読み解けない
ものになっています。

 

例えば、モデルの女性が左手に
金のリンゴを持っていますが、

これは、持ち主がヴィーナス
であることを示すモチーフです。

ヴィーナスの足元には仮面
がありますが、

これは欺瞞を示すシンボルです。

 

他にも、難解なメッセージが
こめられたモチーフが画面上に
ちりばめられていますが、

このような難解さが
マニエリスム絵画の特徴なんです。

ジャンボローニャもマニエリスム期の彫刻家

ジャンボローニャの作品は
典型的なマニエリスム期の彫刻です。

 

マニエリスム期以前のほとんどの
彫刻の特徴には正面性という
特徴がありました。

彫刻は正面から見られることを
前提として作られていたんですね。

 

これに対して、マニエリスム期の彫刻
には回転性という特徴があります。

マニエリスム期の彫刻はどの角度から
見ても面白いが、その反面、

安定性にややかける というわけです。

 

 

エル・グレコもマニエリスムの画家

エル・グレコの絵画は
マニエリスムらしい、

誇張されたプロポーションが特徴です。

 

エル・グレコの絵画は他にも、

激しい筆のタッチ、塗りムラ、
劇的な明暗のコントラストなど、

多くのバロック絵画の特徴を
持っていました。

 

しかし、これらの特徴が評価
されるのは、この300年後なんですね。

 

エル・グレコは時代を先取りし
過ぎていたため、当時はあまり
評価されなかったようです。

 

ジュセッペ・アルチンボルドもマニエリスムの画家

アルチンボルドの絵画は
奇抜なビジュアル、アイデアが
日本でも人気です。

 

アルチンボルドの作品は
エル・グレコ同様、かなり時代を
先取りした斬新な作風でした。

しかし、彼は神聖ローマ帝国の
宮廷画家であったため、

生活には困らなかったようです。

 

当時の王侯貴族の肖像を野菜や花
などで表現した作品は、

美しくも妖しい不思議な魅力
を持っていますね。

 

このアルチンボルドの作品は
ダリなど20世紀の
シュルレアリスムの画家にも
大きな影響を与えたようです。

 

江戸時代の絵師、歌川国芳も
アルチンボルドのような、

ユニークな絵画を描いていますよ。

 

マニエリスム(後期ルネサンス)の美術の特徴まとめ

今回はマニエリスム期について紹介しました。

有名なアルチンボルドやエル・グレコ
といった画家もマニエリスムの画家
たちなんですね。

 

ルネサンスとバロックの間の時代と
捉えられがちなマニエリスム期ですが、

独特の妖しい魅力があると私は思います。

 

マニエリスム期の特徴をまとめると

・ルネサンス期の巨匠の手法を模倣

・難解なテーマと意味深長なシンボル

・誇張された形態

という感じですね。

 

次回はバロック期の美術について紹介します。

それではまた!

 

↓西洋美術史についてはコチラ↓

 

 

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