初心者にもおすすめ! 現代アートのわかりやすい本3冊を紹介


「これから現代アートを勉強したい!」
「現代アートの見方を知りたい!」
「現代アートってよくわからない。」

そんなあなたにおすすめな
現代アートの本をご紹介します。

 

難易度別にわかりやすい本を
リストアップしてみたので、
是非読んでみてください!

最後に現代アートがわけわからん
理由と、わかるようになる方法も
書いておいたので

是非そちらも
チェックしてみてください。

 

 

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現代アート最初に読む本はこれで決まり!

「現代アートってよくわからない」
「抽象画ってよくわからない」

そんなあなたもきっと現代アートや
抽象画が好きになる1冊を紹介します。

 

難易度:1

現代アート、特に現代の絵画(抽象画)が
いかに生まれ、ひろまっていったかを
わかりやすく解説しています。

 

現代の絵画のルーツをカンディンスキー
モンドリアンマレーヴィチ

3人として、抽象画の成り立ちを
わかりやすく解説しています。

 

(3名の画家の後に続く戦後アメリカの
抽象表現主義についてもわかりやすく
解説されています。)

 

おおまかに説明すると

 

それまでモチーフ(もの)が秩序を作っていた
絵画の世界に

カンディンスキーがカオスをもたらし、

モンドリアンが色と形のみによる
新たな秩序を作り、

マレーヴィチが絵画の見た目よりも
精神性(見えない部分)を重要にした。

 

その流れが戦後アメリカの抽象表現主義
受け継がれた という流れです。

 

抽象表現主義についてはコチラ

ポロックやロスコなどアメリカ抽象表現主義の画家の有名作品を解説

2018.01.17

 

 

この本によれば

「人間は名前の知っているものしか
しっかり認識できず、名前の知らない
ものに出くわすと混乱する」

 

そうです。

そんなわけで名前のわかるモチーフ
(リンゴとか)
が描かれていない抽象画を
見ると混乱するので

絵画の歴史を知っていこう
という趣旨の1冊です。

 

現代アートの専門用語や抽象的な
ムズカシイ理屈も出てこない、
とてもわかりやすい本です。

 

3名の画家の個人的なエピソードや
個々の作品の解説もあり
とても面白い1冊となっています。

 

この本は中学生や高校生に向けて
書かれた「美術鑑賞」の手引き
なわけですが

教育の現場では短い尺の中で
「技術教育」に時間の大半を使う
必要があり

「鑑賞教育」がおざなりになりやすい
という現実があります。

(私は以前中学校で
美術を教えていました。)

これは現場レベルではなかなか
対処が難しい問題で

その結果として
現代アートがわからない日本人
が再生産されているわけですが

そういった穴を埋める意味でも
この本は非常におすすめできると
思います。

 

 

初めて現代アートに触れる方には
是非おすすめです。

 

【ドイツ表現主義】カンディンスキーなど青騎士の画家の作品を解説 

2018.01.06

モンドリアンの有名作品、椅子、衣装、ワンピースなどを紹介

2018.01.13

[西洋美術史]マレーヴィチなどシュプレマティスムの有名作品を解説

2018.01.10

 

 

現代アートの現場がわかる熱い本

 

難易度:2

 

世界的に有名な現代アート作家の
村上隆さんの本です。

彼は他にも「芸術起業論」、
創造力なき日本」など、
面白い本を出しています。

 

少し前の本ではありますが、今回は
私の一番のお気に入りの一冊を
紹介しました。

 

村上隆さんが作家活動を通し身につけた
アーティストとしての

政治、経済、文化的リテラシーの全てが
熱い言葉でつづられています。

 

「アートを観たい人」
「アートを作る人」
楽しめる1冊となっています。

 

この本では現代アートの鑑賞ルールが
わかりやすく紹介されています。

 

今回この本をおすすめしたのは
ここにあります。

 

現代アートは

「構図」、「圧力」、「コンテクスト」、
「個性」の4項目を意識して
鑑賞すべきなんだそうです。

さらに具体的な内容は是非
実際に君の眼で確かめてくれ!

現代アートの本は批評家など
思想の世界の人が書いていること
も多く

難解で抽象的で実感に乏しい
ものも多いですが

この本は実際に現場で格闘する
一人の作家の体験や苦悩、情熱が
つづられています。

 

私は日本の百貨店美術画廊で絵を
販売していますが、私が学生時代

「美術市場」に興味を持ったきっかけ
がこの本でした。

実際に日本の美術市場にでてみると
村上隆さんの言う通り

欧米人が作ったARTのルールとは
全く関係のない独自のローカルルール
で回っているガラパゴスな空間があり

当初はげんなりしましたが、
それが今の日本人なんだなぁ
と最近は受け入れられる
ようになりました。

 

とてもわかりやすく現代アートの鑑賞、
制作、現状について解説されているので、
おすすめの1冊です。

【現代アート】村上隆や奈良美智などの有名絵画作品を解説

2018.02.06

 

 

 

現代アートの歴史がわかる本

 

難易度:3

「現代アートについてもっと知りたい」
「現代アートのイベント、美術館を知りたい」

そんなあなたにおすすめなのがこの本です。

 

「事典」となっていますが、現代アートの
歴史が時系列でテーマごとに書かれていて

読み物としても楽しめます。

 

モダンアートから現代アート
の変遷をまとめた巻頭の谷川渥さんのコラム
は短くも重厚で分かりやすいものでした。

 

本編は1940年代~現代にいたるまでの
あらゆる現代アート潮流が40もの
テーマ別で網羅されたものです。

 

20名を超えるアートの専門家が40以上の
現代アート潮流について執筆している
面白い一冊です。

前ページフルカラーで、
作品写真も見やすくおすすめです。

本をパラパラ眺めて気になったもの
から読んでいくような楽しみ方も
良いでしょう。

それぞれのテーマ(アート潮流)ごとに
そのテーマの用語をわかりやすく解説した
事典のページが設けられています。

 

これさえあれば現代アートのイベントで
解説文を読んで混乱

なんてことはなくなるかもしれませんね。

 

 

現代アートを本で勉強すべき理由

現代アートは本でも勉強した方が良い
と私は思います。

現代アートを見るにはお勉強が
必要な理由をいくつかの例を
引用して解説します。

 

 

「恋に落ちた主人公の周りで花が咲き始める」
「まぬけなキャラクターに金タライが落ちてくる」

漫画やアニメによくみられる
お決まりの演出ですね。

 

でも、この演出を見ると欧米の人たちは
混乱する という話を聞いたことがあります。

私たち日本人はすんなり理解できますね。

 

これは日本人が幼少期から漫画やアニメを
見慣れていて、タライ=まぬけ
というのを知っているからなんだそうです。

つまり、日本では村上隆さんの言う

コンテクスト(文脈)が漫画やアニメ
の場合、国民規模で
共有されているということですね。

 

欧米の人たちは小学校のころから授業で
美術館で絵画をみて議論するようです。

そんなわけで欧米の人たちはアートの
コンテクストが理解できているんですね。

私はこの話を聞いた時、難しそうな
現代アートも、見慣れればわかるように
なるんだなと思いました。

他にもこんな例でも説明できます。

なぜパンツを見て興奮する人
がいるのか?意味わからんこといってすみません。
でもこれは超役に立つ深ーいお話です。
珍しく下ネタ系ですね。
早速本題に入りましょう。
結論から言えば
パンツを見てぐっと来てしまう男が
いるのは100%生物としての本能
ではないのです。
タダの布キレを見て反応するのは
本能的なものではなく、学習や経験を通して起こる
シチュエーション萌え
というやつなのです。
現代アートの批評などでは、
このシチュエーション萌えを
巻き起こす作品を喚起力のある作品
とか言ったりします。○○を思い起こさせる力がある
作品ということですね。
実は現代アートを理解する上で、
人間のこの仕組みを理解するのは
とても重要なのです。
難解な現代アートは通常
このように価値づけられます。
この作品は過去に一世を風靡した
〇〇と□□を想起させるもので
これらの作品を現代人の目線で
鋭く批判した名作である。
(おまけに見た目もカッコいいからスゴイ)
こんな感じです。
現代アートは純粋にその作品だけを
見ても、何がすごいのか全く分かりません。
全くグッときません。
しかし、過去の美術史上の名作を
たくさん見たことがある人にとっては、それらの鑑賞経験を思い起こす力を持った
スゴイ作品ということになるわけですね。
今までに見たたくさんのアート作品の感動が
波状攻撃のように何重にもなって
襲い掛かってきて
一見わけわからん現代アートに
グッとくるわけです。
もちろん作品のクオリティーも大切です。
しかし、もっと重要なのは鑑賞者が
過去の個人的な経験を思い起こし、
グッとくるという

 

ある種のシチュエーション萌えを起こすか?
が重要なのです。

今回はかなりマニアックな話になりました。
ドン引きされた方、意味が分からなかった方
もしいたらすみません。
まとめると、人間が絵に価値を感じるには

絵のクオリティーに加えて、

その絵に対して鑑賞者が個人的に感じる
意味をも育て上げる必要がある
というお話でした。

 

現代のアートの本を読んでよく思うこと

現代アートの本を読む度に
個人的に思うことを
以下にまとめてみました。すごく個人的な「つぶやき」
のようなものでありますが
是非お付き合い頂ければと思います。
今の時代、日本のテレビ番組で
「アート」ととして紹介される
ものは
高い技術をみせる「職人芸」
のようなものが多く
決して現代の欧米人が考えるような
「アート」とは交わっていない。
こういった

高い技術を感じる作品=アート

みたいな価値観は日本の美術市場でも
見受けられる。

全てではないが全体的な傾向として、
高い技術を感じる職人芸的な
作品の方が売れるのだ。
日本の美大生や若手作家は
この事実に薄々勘づいていて
アートの鑑賞の作法も
わかっていない遅れている残念で
恥ずかしい日本人
みたいな卑屈なイメージを
持っている方も多い。
しかし、個人的に思うことは
日本は日本でガラパゴスで
マニアックな進化を遂げた
面白い美術の文化を作って
誇っていけば良いわけで
欧米人が作ったゲームに
のってやる必要はないと思っている。
他のジャンル同様、1億も人がいる
一応「先進国」なわけだから、内需で回していけば良いのでは?
とか思ったりする。
どうしてもグローバルに活躍して
いきたい人も日本の中で面白いものを
作るメリットは大きいと思う。
日本人が描いた2流の油絵よりも、
日本人が作った1流の下駄の方が
欧米人には魅力的に映る。という話を聞いたことがあるが
欧米人の目線に迎合せず、良い意味で
日本の中でしか通用しないような
面白いものを独自に作り上げていれば
“アングラな新大陸”として
日本のアートを西洋人に“発見”してもらえることも
あるかもしれない。

まあまとめると

欧米人が作った「現代アート」
のルールを理解するには

お勉強が必要なので
本を読んだ方が良いけど、

そのルールが適応されてない
日本に絶望することはないのでは?

というお話でした。

今日はこの辺で失礼します。
それでは、また

 

コチラもおすすめです。

初心者にもおすすめ!わかりやすい西洋美術史の本3冊を紹介

2017.09.20

 

 

↓西洋美術史についてはコチラ↓

 

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