画家志望が個展や絵画の展覧会を成功させる方法を徹底解説





画家が個展のDMを配って歩くと、
こんなことを言われることがあります。

「個展を開くんですか?
スゴイですね。尊敬します。」

 

我々画家にとっては、なんてこと
作家活動の一部である個展開催は

一般の人にとっては
「スゴイこと」であるようです。

 

今回はそんな多くの人にとって、
スゴイことであるらしい

個展開催の準備方法や成功のコツを
惜しみなく公開していきます。

 

目次

画家が個展をやるメリット

画家が個展をやるメリットは

実際にやってみないと分からない
ものが多いものなんです。

 

あなたが0から生み出した作品を
見るためだけに多くの方が
会場に足を運んでくれる。

あなたの世界観で会場を
埋め尽くすことができる。

 

これは実際に味わってみるとわかりますが、
画家にとってはプライスレスな価値
を持った経験なんです。

 

画家にとって個展は収入源になる

画家の個展を見に行ったことがある方は、

絵は基本的に売れない。
展覧会は基本的に赤字になる。

 

そんな先入観を持っている方も
多いかもしれません。

 

しかし、市場の状況を知り、最適な準備が
できれば展覧会を黒字化するのは、
そんなに難しいことではありません。

 

何より、自分が0から生み出した絵で
収入を得るという

代えがたい経験をすることができます。

 

出来ない前提で活動を続けるのではなく、
出来る前提で活動していると、

本当に時間差で結果がついてくる
ことがあります。

 

画家にとって個展は収入源になる

そんな前提を持って個展の準備に
取り組んでみましょう。

 

画家は個展を同じ場所で何度もやるべし

画家の中には個展を何度も同じ場所でやる
方がいますが、

これは効果的だと思います。

 

実際、毎年同じ時期に同じ会場で
個展をやっていると

多くのお客様に覚えてもらえますし

1年目には購入を決断できなかったけど
翌年に購入なんてケースも多いものです。

そういった経緯もあり、同じ会場で
展示を続けていると徐々に売り上げも
伸びいくということも多いのです。

実際、私も2018年、2019年と続けて
新宿伊勢丹で個展をしましたが

2019年の方が集客的にも売上的にも
良い結果が出ました。

 

画家が個展を成功させるために必要な考え方

画家なら個展を1度は開いてみたい!
そんな思いを持っている方も多いと思います。

しかし、実際に個展を開いてみると、

お客様は友人や知人しか来ないし、
展示料金は高額、絵もほとんど売れないので、
経費は丸ごと赤字

 

そんな経験をして、個展を開くことを
諦めてしまう方も多いと思います。

確かに、正しい考え方をせず、必要な準備も
わからず個展を開くと、

こういった残念な結果になることが多いです。

 

それでは、画家が個展を成功させるために
必要な考え方とは何なのか?

それは、「あなた以外の視点」
準備方法を考えるということです。

 

絵を買うお客様が「絵を見に行きたくなる」
宣伝方法とは?

絵を飾って楽しみたいお客様が
「飾りやすい」と思う絵はどんなものか?

ギャラリースタッフが
「応援したくなる」画家とはどんな人か?

新聞記者が「取材したくなる」ような
展覧会の資料とはどんなものか?

 

などなど、あなたの個展を応援してくれる
かもしれない方々の立場や視点を想像して
準備を進めていくのです。

 

・具体的には、飾りやすい絵のモチーフや、
・新聞で紹介しやすいコンセプト、
・展覧会情報が気になって仕方なくなる
プロモーション方法

などをリサーチして見つけ出すのです。

 

こういったことを言うと、純朴な方が多い
画家の世界では

こんな反論を受けることがあります。

 

「画家個人の世界観、独創性こそがアート
には必要なはず、他人の目なんか気にするな。」

こういった反論はもちろん
一面的には正しいと思います。

 

確かに世界でたった一つの独創的なコンセプト
や作風も重要かと思います。

 

しかし、世界でたった一つの独創的な
コンセプトや作風は多くの場合、

「共感」できる人の数が少ないものです。

 

共感できる人がいないとどうなるか…

 

売れないし、発言力も出ないわけです。
ゲスな言い方をすれば、

カネもコネも引っ張れない現実的な
影響力0の作品しか生まれないのです。

 

今の時代、現実的な影響力0の作品は
一瞬で淘汰されます。

 

さらに、最近では現代アートの世界ですら

チームラボなど、より多くの人との

「共感」を目的とした作品が注目される
ようになってきています。

コンセプトがいくら独創的でも、ほとんど
誰にも共感されない作品なんか意味ないだろ…

専門家にしかわからない作品は、もういらない。
一般の人にも楽しめる作品を作りたい。

 

こういった意見も最近では美大生から
聞くようになりました。

 

独創性=アートの条件
という19世紀から続いた伝統は今

共感できる=アートの条件

という新しい図式に
変わりつつあるようです。

 

画家が個展で語るべきテーマやコンセプト

画家が個展を開く時、展覧会タイトルや
DMの文章は自分一人で考えて
決めなければいけないのでしょうか?

思いつかなくて困っています…

 

こんな相談をメルマガ読者の方から
頂くことは多いです。

確かに自分一人の頭で考えて
DMや展覧会タイトルを考えると

 

感覚的でポエミーな何を言ってるか
わからない文章になったり

逆に難解で抽象的すぎて、専門知識がある人
にしか意味が伝わらない内容に
なってしまうことが多いですね。

 

そんなときには、友人作家や画商さんなど、
あなたの作品や考えをよく知る人に
作家紹介文をまず書いてもらいましょう。

自分の作風の魅力はどこにあるのか、
人から見ると自分の作品はどう見えるのか?

 

こういった視点は制作に没頭していると
忘れてしまいがちです。

作家紹介文を頂いたら、それを参考に

展覧会のテーマや作品解説文、作家あいさつ
などを書いてみましょう。

 

すると、

作家自身の強い思いと、わかりやすさが
ちょうど良いバランスの文章を
作ることができます。

 

また、作家本人以外の人間の文章が
DMに入っていると「推薦者の声」
のような権威付け効果が得られます。

 

画家が個展開催までにやるべき制作

画家が個展を開く場合、やはり、大作を
何枚も用意すべきなんでしょうか?

こんな相談をメルマガ読者の方から
頂くことも多いです。

 

美術大学のファイン系学部、団体展、
公募展など、日本には数多くの
美術関係の組織がありますが

それらのほとんどが、市場の状況を
「見なかったこと」にしています。

 

そして、無思考に

「画家なら大きい絵を描け!」
「100号以上じゃないと描く意味はない。」

みたいなことを言っていることがあります。

 

そういった組織の関係者が副業で
絵画教室をやっていることも多いため
大作主義の価値観は広がっていきます。

 

しかし、冷静に考えてみてください。

あなたの家に100号の絵を飾れる壁
がどれほどあるでしょうか?

そして、アートフェアや、百貨店美術画廊など、

販売を前提に絵画を展示している場所を
見に行ってみてください。

 

100号以上の作品しか展示していない、
頭の悪い画廊はどこにもないはずです。

 

もちろん、大作も看板代わりに展示していますし、
時々そんな大作も売れます。

しかし、ほぼ全ての画廊が飾りやすい小さい絵も
数多く展示しています。

 

実際、私も百貨店美術画廊と直接契約して
展覧会を開いたことが何度かありますが

これまで見た全ての契約書に

「出品作品は大小織り交ぜて、
○○点ほどご用意ください。」

といった趣旨の文章が記載されていました。

 

看板代わりの大作も必要だが、
小さい絵もたくさん必要。

それでは具体的にはどうのような作品ラインナップで、
展示に臨むのが良いのか?

 

それは以下のようなピラミッド構造
準備するのが良いと思います。

小さい作品が数多く展示されていると、

初めてあなたの絵を見たお客様
(おそらく最も多い客層)が

あなたの絵を気に入った時、
気軽に購入することができます。

 

小さい作品は気に入って物をいつでも選び放題
という状況を作ることが重要です。

 

実際、私も展覧会中盤、小さい作品が
出尽くした途端、絵が売れなくなった
という展覧会を経験しています。

 

中くらいの作品もある程度必要です。

あなたの絵を以前買ったことがあり、
今回はワンサイズ上をご所望の場合や

会場のお得意様で、絵を買うことに
慣れているお客様は、

このサイズを買うことが多いのです。

 

大きい作品も数点は用意すべきです。

大きい作品が一枚もないと、展示空間が
貧相に見えて、お客様が寄ってこなく
なったりします。

 

大作は看板代わりという表現を
したのはこのためです。

そして、時々こういった大作をこそ、
買いたいお客様もいらっしゃいます。

大作が一枚でも売れれば、その展示は
間違いなく黒字になるでしょう。
(安売りしていると、無理ですが。)

 

画家が個展までにやるべき集客戦略

画家の個展には友人や知人しか来ない
イメージがあります。

絵に興味のあるお客様を会場に集めるには
どうしたら良いでしょうか?

 

こういった質問をメルマガ読者の方
から頂くことも多いです。

確かに、何の準備もしなければ、
よほど良い会場でない限り、

個展を見に来るのは
あなたの知り合いだけでしょう。

 

そんな方が個展の集客に向けて、
日常的に意識してほしいのが以下の流れです。

 

画家としてのあなたを知ってもらう

あなたの発信する価値ある情報のファンが増える

習慣的にあなたの発する情報に触れる、濃いファンが増える

告知を見て行動(個展を見に来る)

 

SNSやブログで作品画像や私生活を
日常的に投稿していて、

個展の直前に告知をする。

結果、友人知人しか来なかった。

 

こういった失敗をよく見かけますが

これは、日常的な投稿内容が、お客様にとって、
価値あるものではないことが原因で起きます。

 

価値ある情報を日常的にブログやSNS、
メルマガなどで投稿していると、

あなたの投稿を見ることが
生活の一部になっている

濃いファン」が増えていき、
個展を見に来てくれるのです。

 

実際、私もこの間の展示では
数多くのメルマガ読者が
絵を見に来てくれました。

 

そのうち3人もの方が私のオンラインスクールに
参加してくれ、今でも日常的にやり取りをする仲
になっていますし

プロの画家として活動する頼もしい作家仲間と
出会うこともでき、

おかげで今は一緒にビジネスを
やることができています。

 

このように、効果的な集客術を実践できると、
お客様だけでなく、頼もしい仕事仲間と
繋がる事もできるのです。

 

画家が個展会期中やるべきこと

画家は個展会期中、会場にいた方が
良いのでしょうか?

こんな質問をメルマガ読者の方から
頂くこともあります。

 

答えはもちろんYESです。私が
このブログで書いている、

画家を目指す人のためのお役立ち情報
の数々は展示会場の現場で得ています。

 

アート市場の最新の動向
売れる絵の傾向
絵を買うお客様の特徴
絵の仕事の舞い込み方
コレクターさんとのつながり方

などなど、おそらく会場にいなければ

手に入らなかった情報が
数多く得られました。

 

しかし、会期中毎日、朝から晩まで
会場にいるのは難しい方が
ほとんどだと思います。

 

なので、初めは土日の昼間(1週間で最も
賑わう時間帯)のみでも良いので、

実際に展示会場へ足を運び、
現場の声を集めてみましょう。

 

また、展覧会期間中は展示空間の写真
をたくさん撮っておきましょう。

お客様がいないパターン、
お客様で賑わっているパターン、
作家本人が映っているパターンなど、

 

今後の作家活動のアピールに活用できるような、

現場のライブ感や活気が伝わるような、
カッコいい写真を撮りためておきましょう。

 

おそらく、略歴を1行増やすだけの
ブランディングよりは効果的です。

 

画家が個展終了後にやるべきこと

画家は個展が終わった後にも
やるべきことがいくつかあります。

絵を買ってくださったお客様には、
絵を配送し、お礼状を送りましょう。

(絵の箱に一緒に入れるのでも良いでしょう。)

 

絵の配送準備の方法は↓の動画で解説しています。

見に来てくださった方々へ向けて
お礼の投稿をSNSやブログでしましょう。

そして、撮りためた展示空間の画像を活用して、
ブログやSNSのプロフィールページやヘッダー
などをグレードアップしましょう。

 

おしゃれな展示空間の画像は

本気で作家活動をしているアピールとして
効果的なのです。

 

画家は個展の前にグループ展を開くべし

画家が個展を開くのは、

どのくらい経験を積んでから
が良いですか?

こういった質問をメルマガ読者の方
から頂くことも多いです。

 

答えは簡単で、必要な準備が整ったと
思った時に、自分が展示してみたい場所で
個展を開いてみましょう。

ここまで、紹介してきた、コンセプト、
作品、集客術の準備方法を実践し

個展をやってみれば良いでしょう。

 

しかし、いきなり一人で
全て準備するのは大変…

そんな方は、まずは友人の作家を誘って
グループ展をやってみましょう。

 

グループ展は展示料金や在廊のシフト、
DMの準備や作品枚数の準備などを
分担できるうえに

情報共有の場にもなるので、
初心者にはお勧めです。

グループ展は画家のレベル上げ
には最適なんですね。

しかし、最終的には個展を成功
させられる作家を目指すべきでしょう。

 

個展は一人で全ての準備をする必要が
あるかわりに、

会場を一人の作風で総合的に演出でき、
ライバル不在の状態で接客できる

という大きなメリットがあります。

 

画家としての経験値を積んで、個展を
成功させるのに必要な準備方法を
体得できたら、

個展開催に挑戦してみましょう。

 

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