【就活情報】美大生の就職先や就職率、卒業後の進路や学費も徹底解説

 

目次

美大・芸大出身者は就職できない?

「美大・芸大出身者は就職できない。」
そんなイメージを持つ方も多いかもしれませんが、
最近では状況は良くなっているようです。

ウェブデザイン関連の求人市場の拡大や、
一般企業からの求人の増加などの傾向が見られ、
一昔前よりは就職しやすい状況のようですね。

 

美大の学費は高いのに就職できない?

 

美大は学費が高いわりに、就職後も
高給取りに慣れるのはほんの一握りであるため

「学費は高いのに就職できない。」
というイメージが強く、

反対される親御さんも多いかもしれませんね。

 

 

実際に、有名私立美大の
年間学費は180万円以上です。

一般大学が120万前後なのを考えると
やはり高いですね。

 

ちなみに、国立の美術系大学では
100万円未満であったり、

地方の一般大の美術科では、
もう少し割安のようです。

 

日本で美術系大学・短期大学の総数

日本には有名美大以外にも
数多くの美術系大学・短期大学
があります。

教育学部美術科のような
コースですね。

日本には計94校の美術系大学、
短期大学があるようです。

ちなみに

北海道には3つ
東北地方には7つ
北陸・甲信越地方には6つ
関東地方には30個
東海地方には12個
近畿地方には19個
中国地方には11個
四国地方には1つ
九州地方には5つ

あるようです。

 

関東や近畿などの都市部に
多くが集中しており、

最も美術系大学が多いのが
東京で、次が京都のようです。

 

毎年美大生は何人生まれるのか?

2014年のデータによれば、
1年で13206人の美大生が
入学したようです。

1990年には男女ほぼ同数だった
美大生ですが、

2014年では7割が女子で
3割が男子となっています。

 

美大・芸大卒業後の就職率は47%


美大卒業後、就職するのは約4割のようです。
残りは大学院進学や非正規、ニートのようです。

また、最近ではデザイナーのような
専門職に就く者は6割弱にとどまり、
一般職に就く者も増えています。

景気の変動と共に美大生も
堅実な思考になっているようです。

 

ファイン系美大生は就職できない?

ウェブデザインを中心にデザイン系
求人市場は拡大していますが、

相変わらず、ファイン系
(油画、日本画、彫刻)の学生は
苦戦を強いられているようです。

 

美大受験予備校の思惑

美大のファイン系学部は希望者が
減少傾向にあるようで、
倍率も下がってきています。

すると、当たり前ですが、
美大に入るための美大受験予備校も
ファイン系の学科は生徒が減っていきます。

 

一昔前までは、芸大1本
何浪もする予備校生もいましたが、

最近では減っており、これも
ファイン系劣勢の原因となっています。

 

これが原因で経営難となった
美大受験予備校は何をするかといえば、

生徒を集めるため「芸大合格者数」
伸ばすためのあらゆる施策をうってきます。

 

その一例が現役生には「油絵科」
を勧めるというものです。

芸大の日本画、彫刻、工芸、デザイン科は
「上手い順に合格者が決まります。」

つまり、現役生はかなり不利なわけです。

 

しかし、油画科は例外で、現役生でも
結構合格したりします。

すると、芸大合格者を増やしたい
美大受験予備校は現役生を
油画科に送り込みたがったりするんです。

 

美大・芸大出身者は人気者!?

就職が難しいと思われる美大生ですが、

最近では一般企業でも美大生の持つ
独創性や創造性、表現力、

正解のない問いへ向き合う能力を
評価し始めているようです。

 

美大生の就職先はいろいろ

時代によって美大生の就職先は変わる

2、30年前は美大生の就職先といえば、
フリーランス、アーティスト、教員など
と限られていました。

しかし、最近ではネットの発達により、
様々なジャンルでクリエイティブな
能力が求められているようで、

美大生の就職先もバラエティー
豊かになっています。

メディア関係

大手キー局の他にも最近では
ヤフーやグリー、ディー・エヌ・エー
といったネットコンテンツを提供する会社、

スタジオジブリや松竹といった
映画関係の会社も活躍の場になっています。

 

具体的な仕事内容は監督やプロデューサー
といったディレクション業から、

衣装や大道具といった制作サイド
など多岐にわたります。

 

放送や舞台美術の世界は華やかな印象
とは裏腹に、体力勝負で不規則な
労働体系の場所も多く、
入れ替わりの多い業界のようです。

インターネットメディア関係

やはり、ネットの拡大により、
インターネットメディアの求人市場も
拡大しています。

webやUI、UX、バナーやLP、

ロゴのデザインやゲームの
グラフィックデザイン、キャライラストや、
バトルエフェクトなど様々な
用途のデザイナーが求められています。

アニメ・ゲーム関係

スマホゲームの普及により、
人気、求人ともに拡大しているのが
ゲーム業界です。

任天堂やレベルファイブの他にも、
コロプラやCygamesといった
企業でも多くの美大卒業生が活躍しています。

ゲーム制作会社はアパレル同様、
プランナー、デザイナー、
プログラマーといったように、

構想から制作の中で
職種が分かれているようです。

 

デッサン力、表現力、CGスキル、
プログラミングスキルがあると、
かなり有利に就職できるようです。

IT関係

ヤフー、ディー・エヌ・エー、
ミクシィ、などのIT系企業も
人気が高まっています。

 

広告関係

美大生に人気なのが、広告代理店です。

広告代理店とは、クライアントからの
要望に沿い、広告を企画から制作までを
プロデュースする会社です。

外部の制作会社と連携することも
多いため、コミュニケーション能力、
論理的思考力、企画力、センスなど、
総合的な能力が求められます。

 

電通や博報堂といった大手の
総合広告会社はもちろん、

ハットやティー・ワイ・オーといった、
TVCMや広告コンテンツの企業にも
活躍の場が広がっているようです。

 

他にも、サイバーエージェントや
オプトといったインターネット広告、
新聞広告などを扱う専門広告会社

東急エージェンシーなど、
特定の企業やグループを専門に
担当する広告会社である

ハウスエージェンシー
という業種もあります。

 

デザイナー

デザイン事務所

デザイン事務所はグラフィックやweb、
インテリアのデザインを

クライアントから受注して
デザイン業務を行う会社です。

 

日本には7500もの
デザイン事務所があるようですが、

平均従業員数は4人ほどで、
大多数が少人数の事務所
であるようです。

 

かなり多忙を極めるブラックな
労働環境の場所も少なくないので、

就職の際には訪問、リサーチを
しっかり準備したいところです。

 

インハウスデザイナー

インハウスデザイナーとは
デザイン事務所と同様、

グラフィックやweb、
インテリアのデザインを
クライアントから受注して

デザイン業務を行う
デザイナーですが

企業の専属デザイナーであるため、
扱う領域は狭く、より専門的な
知識や技能が求められるようです。

 

しかしながら、ホワイトな大企業に
属することも多いため、

給与や福利厚生といった
条件は良いようです。

 

ただ、企業のスタッフである以上、
社内政治をうまくやる必要があるようです。

 

印刷・出発関係

大日本印刷や凸版印刷といった
大手印刷会社、

KADOKAWAや集英社、
美術出版なども人気のようです。

 

雑誌や書籍の企画立案、制作、
発刊、宣伝広報などが主な業務で

美大生は編集者やデザイナー
として就職するケースが多いようです。

 

編集者はライターやイラストレーター、
カメラマン、デザイナーと連携し、

取材、編集、校正、印刷、製本、広報
に携わるディレクションを行います。

 

美大生には美術手帳などを
発刊する美術出版社が人気のようです。

写真関係

最近ではオンラインショップの
商品撮影の仕事が増えており、

カメラマンの求人市場が
拡大しているようです。

 

撮影する対象によって商業カメラマン、
報道カメラマン、ウェディングカメラマン、
スタジオカメラマンなど様々な
専門カメラマンがいるようです。

 

駆け出しのカメラマンは彼らを
サポートするアシスタントカメラマンとして、

機材の搬入やスタジオ掃除、
アポイント調整などもこなすため

体育会系のタフな人材が
求められているといえます。

 

教員関係

多くファイン系(油絵、日本画、彫刻)出身
の学生が学生時代、教職課程を履修しますが、

やはり、美術の先生になる
学生は一定数います。

 

しかし、人気の職業なので、現役学生が
教員採用試験を通過し、
公立の常勤職員となるケースは稀です。

教員採用試験では1次が学科試験、
2次で面接、ディスカッションが
課されますが

この2次のディスカッションが
難関のようです。

講師経験がないと回答が難しい
お題が出されることが多く、

ほとんどの現役学生は苦戦します。

 

そのため多くの教員は講師経験を
積んでから採用となるようです。

 

学芸員関係

学芸員もまた教員同様、専門課程が
必要ですが、非常に狭き門です。

仕事内容は美術館や博物館の資料の分析、
研究、分類、整理、保管をはじめ、

学術振興を促す展示企画などがあります。

 

アパレル関係

ファッション、コスメ、雑貨、などの
デザイナーも人気です。

具体的には

・商品のコンセプトやストーリーを考える
 「プランニング
・商品の図案・設計を行う「デザイン
・商品を実際に形にする「クリエイト

などの分野にわかれています。

 

大貫デザイン、吉岡徳仁デザイン事務所
などはもちろん、

ビームスやユナイテッドアローズなどの
アパレルブランドや、アシックスやミズノ
などの大手スポーツ用品メーカーなどなど、

様々な大手企業にも美大生OB、OGが
いるようです。

建築・インテリア関係

 

建築・インテリア関係は時代を
問わず人気のある分野です。

ハウスメーカーやデザイン事務所、
インハウスデザイン部などが

主な就職先で、お客様が好む
レイアウトや内装、空間設計を行います。

 

製図やCADのスキルが求められます。

建築科の学生からの人気が高く、
扱う領域も構造設計、設備設計、
意匠設計など多岐にわたります。

なかには、ディスプレイメーカー会社や
家具工房といった、内装にも携わる業種へ
進む学生もいるようです。

 

学科別の美大生の就職先

油画科の就職先

教員やアパレル、ジュエリー、ゲームなど
業種は様々。

おそらく、最も専門職と関係のない
就職先を選ぶ学生が多い科でしょう。

専門職に就かない者や
作家志望の者も多く、ニートも多い。

 

日本画科の就職先

高い描写力を生かして、メーカーや
デザイン系に進む者も多い。

作家志望は油絵同様、いばらの道。

 

彫刻科、工芸科の就職先

モデラ―やアニメ関係、ジュエリーデザイン
などの造形分野の仕事をしているものが多い。

 

デザイン科の就職先

広告系、デザイナー、メーカーなどなど、
かなりバリエーション豊富。

ポートフォリオの中身がかなり重要。

 

 

建築科の就職先

広告系、デザイナー、メーカーなどなど、
かなりバリエーション豊富。

ポートフォリオの中身がかなり重要
といった感じでデザイン科と似ている。

 

美大生向け就職活動のコツ

志望動機、企業研究、業界研究について

業界研究というと大層なものに
聞こえて身構えてしまいますが、

企業のホームページやネットや本で
調べるだけでも、志望動機の
材料はみつかります。

 

その企業の業界での立ち位置や
企業理念、得意分野を調べたうえで

「会ってみたい。」と思わせる
文章を書いてみましょう。

 

就活用ポートフォリオの作り方

ポートフォリオの構成に注意

ポートフォリオ全体が1冊の
デザインされたものという意識を
持ちましょう。

この意識があるだけで、
第一印象は大きく改善されます。

作品は量より質

ポートフォリオに作品を
たくさん載せたがる人がいますね。

不安になってあれもこれも、
載せておきたくなってしまう
かもしれませんが、

見る人からすれば、
「統一感のない、何がしたいかわからない人」
になってしまいますよね。

自己分析と企業研究、OB訪問とのバランス

 

物を作るのが大好きな美大生は
どうしたって、ポートフォリオ作成で
頭がいっぱいになってしまうものなんです。

しかし、ポートフォリオはあくまでも
エントリーシートなので、

その他の必要要素との
バランスにも注意しましょう。

 

ホームページやネット、本で企業研究を
しっかりして、OB訪問で理解を
深めることも重要です。

 

今美大生に人気の就職先

ゲームアプリ関係が人気?

スマホゲーム、ソーシャルゲーム
の普及により、

キャラクターや背景を描ける学生が
大量に求められています。

また、拡大している市場のため、
条件も絵歩く無いらしく、
人気も求人も高まっている業種のようです。

 

ウェブデザイナーは人気?

webが広がった昨今では
ウェブデザイナーという職種が
生まれ求人市場が拡大しています。

少子化にもかかわらず、美大入学者が
増えているという驚くべき事実が
あるわけですが

その理由はウェブデザインの領域で
求人が拡大しているからなんですね。

 

女性に優しい就職先が人気?

美大の卒業生の7割が女子になった結果

美術関係の業種全体として、
女性に優しい就職先が人気
となっているようです。

 

有名美大は就職にも強い

美大生の就職活動においては、
大学名による足切りというものが
残念ながらあるようです。

また、その中でも、コミュニケーション能力、
コンペでの実績、ポートフォリオ内容などで
さらに差が出てくるようです。

 

東京芸術大学の場合

芸大ブランドというのは
確かに存在するようで、

毎年、電通や博報堂へ就職
させているが、大学全体でみると、
あまりぱっとしない実績のようです。

かなり学生個々人のやる気次第
という感じのようです。

 

武蔵野美術大学の場合

高い就職率を誇り、コンペ実績を
持つ者もおおいようだが、
上下の差が激しいようです。

多摩美術大学の場合

武蔵野美術大学に比べ、就職率では劣るが、
上下まんべんなく、難関企業に
送り込んでいるようです。

美大生は就職しないほうが良い?

基本的に美術系の学生の就職先の仕事は
結構ブラックなようで、

いち早く独立、起業することが
自由への道のようです。

 

美大卒業生で成功されている方は
学生のうちから、作家として成功していたり

早い段階で独立系フリーランスとして
経済的な自由を手にしている者が多いようです。

 

これらの成功例で共通して言えるのが、
専門技能だけでなく、マネジメント能力を
身に着けて、

経済的自由を手にしているということです。

 

どうしてもプロの作家になりたいあなたへ

ここまで読んでくれた方はわかるように、

美術系の就職先は非常に
体力的にハードな世界が多いんです。

そして、ほぼ全ての業種において
「分業化」が進んでいます。

企画立案、デザイン、制作といったように
作業工程別で専門家が
割り振られているんですね。

 

この仕組みは極めて合理的で生産性の高い
仕組みなわけですが、我々「作り手」を
幸せにしてくれる仕組みではないようです。

この仕組みをいち早く取り入れて
大成功したのが自動車会社の
フォード社といわれています。

 

当時のフォード社はこの仕組みのおかげで
大成功し、極めて給与の良い企業でした。

しかし、この仕組みを取り入れて以来
離職者が後を絶たなくなったそうです。

 

 

企画立案、デザイン、制作、完成、接客、
販売の全てを分業化した結果

従業員は「ものを作る喜び」
感じられなくなってしまったんですね。

 

プロの作家の醍醐味は、この
0から物を作って完成させ、
お客様に販売することで

自分が生み出したもので、
人が喜ぶ顔が見られるという点
にあります。

 

いばらの道を突き進み、作家活動を続ける
画家がいるのは、その喜びを知っているから
でしょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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そう思う方はメルマガ登録してみてくださいね。

 

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