[西洋美術史]ゴッホやゴーギャンなどポスト印象派の有名作品を解説

 

どうも、黒沼です。

 

 

前に日本人が好きな画家ベスト5を取り上げたテレビ番組がやっていたんですが、第1位はゴッホでした。

 

 

 

日本人はラッセンより普通にゴッホが好きなんだなーと思いました(笑)

 

 

因みに、2位がモネで、3位がピカソだったので、やはりラッセンより普通にピカソが好きということにもなりますね(笑)

 

 

 

日本人が好きな画家についてはコチラ

 

 

 

さて、最近は続けて、西洋美術史シリーズを書いています。

 

 

美大に通う私が美術史の授業、教授の話、本で手に入れた美術史情報をアップしていくので、チェックしてみてくださいね!

 

 

 

今回はポスト印象派の美術について解説します!

 

 

 

日本人が最も好きな画家ゴッホも登場しますよ!

 

 

 

当時の音楽とともにお楽しみください

 

 

 

スポンサーリンク



ポスト印象派とは

 

 

 

 

 

前の時代の様式を批判的に乗り越えて、新たな様式は生まれるというお話を写実主義の記事でしましたが、

今回紹介する、ポスト印象派印象派を脱することで成立しました。

 

 

 

 

 

 

ポスト印象派とは主に、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホの3人のことを指します。

 

 

 

この三人は実は技法も理念も共通点はなく、三者三様なんです。

しかし、この3人の絵画が後の20世紀の絵画の方向性を定めたので、まとめてポスト印象派と呼ばれます。

 

 

 

キュビズムの元になったセザンヌ

 

 

 

 

皆さんもデッサンをするとき、自分の目線の位置を固定して描くと思います。

 

 

 

画家の背筋が伸びたり、丸まったりしたら、モチーフの見え方が変わってしまい、リアルな絵を描けなくなってしまいますよね。

 

 

ルネサンスの記事で、遠近法の話をしました。

 

 

 

 

 

立体的で、前後感のあるリアルな空間を描くためには線遠近法(パースペクティヴ)は重要で、画家の必修項目のようなものでした。

 

 

 

この、パースペクティヴの価値観は目線の位置をひとつ(消失点)に決めて、そこからパースを引いて前後感を演出するというものです。

セザンヌはルネサンス以来のこの価値観を壊しました。

 

 

 

具体的には、横から見たモチーフと斜め上から見たモチーフを一つの画面上に描いたんですね。

 

 

 

 

 

 

すると、自然な奥行きを持った空間は当然描けません。 台が傾いて見えたりしてしまうんです。

 

 

 

 

しかし、セザンヌは自然な奥行きを感じさせる形よりも、絵画の中でのみ成り立つ、収まりの良い形を描きました。

 

 

 

 

 

この複数の視点からみたモチーフを画面上で再構成して絵を作る価値観は、キュビズムに引き継がれます。

 

 

 

ちなみに古代エジプトの壁画の人物も、目は正面向き、顔は横向きなので、同時多視点なんです。

 

 

 

 

後の時代のキュビズムの巨匠ピカソはセザンヌやエジプト壁画を参考に制作していたようです。

 

 

 

タヒチに楽園を見出したゴーギャン

 

 

 

 

 

この時代以前の絵画の主な役割は、対象を忠実に模倣することモチーフやモデルを通して物語や宗教的テーマを語ることの2つでした。

 

 

 

つまり、線や色や形はリアルな再現のための道具もしくは、物語を伝えるためのハリボテのようなものでした。

 

 

 

ゴーギャンは、線や色や形といった絵画を構成する造形要素をこの役割から解放しました。

 

 

 

 

 

つまり、モチーフや物語の再現は二の次で、線、色、形が美しく見えることが大切だと主張したんですね。

 

 

 

 

 

ゴーギャンは「目の前のものを再現しない絵画空間」を追い求めていました。

 

 

 

そんなゴーギャンは理想の画題を探し求め、世紀末のヨーロッパを捨て、タヒチへ向かいます。

 

 

 

 

 

ゴーギャンはタヒチを楽園に見立て、聖書の世界観とだぶらせたような絵画を生み出します。

 

 

 

ひまわりでも有名 ゴッホ

 

 

 

 

ゴッホは何にでも感情移入してしまう、センチメンタルで、同時に激しい画家でした。

 

 

 

モチーフが靴でも、星空でも、カフェでも、ゴッホの感情が線、色、形に乗り移ってキャンバスに定着します。

 

 

 

 

 

 

それまでの画家がやらなかった、表現のために線、色、形を使うという手法で描いたんですね。

 

 

 

ゴッホは日本の文化、特に浮世絵に興味を持っていました。

 

 

 

 

 

ゴッホは牧師を目指していましたが狂信的すぎると教会から拒否されてしまいました。

 

 

 

 

 

そんなゴッホは政治や宗教ではなく、自然を心のよりどころとし、自然と共生していた日本人の感性に心打たれたようです。

ゴッホは日本人が好きな画家第一位でもあるので、ゴッホの作品と日本人の感性には通ずるところがあるのかもしれませんね。

 

 

 

日本人が好きな画家についてはこちら

 

 

 

まとめ

 

 

 

 

 

 

 

今回はポスト印象派について紹介しました。

 

 

 

ポスト印象派の特徴はまとめると

 

 

 

 

・モチーフのリアルな再現をやめた

・物語や宗教的テーマの再現をやめた

・画家個人の思いを線、色、形で表現した

 

 

 

という感じですね。

 

 

 

私も美大受験生時代、自分の作品の味を出すため、自分の形、色、質(タッチ)を見つけろ
と教えられました。

 

 

 

今思えば、美術史上では自分の形、自分の色、自分のタッチで初めて表現を試みたのが、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホだったんですね。

 

 

 

次回は象徴主義について紹介します。

 

 

それではまた

↓西洋美術史についてはコチラ↓



画家になる メルマガ
メールアドレス

画家の秘密を特別公開中!

画家になる メルマガ
メールアドレス