ブランコで有名なフラゴナールなどロココ期の有名な絵画を解説

どうも、受注制作の締め切りと
広島の展覧会の準備でてんやわんやの黒沼です。

同時進行でいろいろやるのは大変ですね~

ブログの更新もやったりやらなかったり
になっちゃっているわけですが、

今日は書きます!

 

古代ギリシャから始まった
西洋美術史シリーズも、

だいぶ進んできました。
(全20回完結くらいのイメージです)

 

今回はロココ期の美術について解説します!
当時の音楽とともにお楽しみください。

 

ロココ美術の絵画や建築の特徴

18世紀、当時のフランスでは
ルイ14世の威圧的な壮麗さに対する

反動として、開放的なものが
求められていました。

この好みを反映したフランス貴婦人
好みの室内装飾からロココ様式
始まりました。

(ロココは室内装飾に用いられた
貝殻状の人口石のロカイユに
由来するようです。)

 

そのためロココ様式は女性的で
曲線的、享楽的なのが特徴で、

当時の貴族の感じていた
甘い倦怠感を表現しています。

ロココ様式の時代、イギリスでは
貴族文化が根付かず、

イタリアは観光地化していました。

そのため、ロココ様式は主に
フランスで展開したようです。

 

ロココ期の有名な画家は4人?

ロココ期には、画家が4人しかいなかった
というわけではありません。

ロココ期ルネサンスバロック
と比べ、評価の低い時代です。

 

そんな中でもおぼえておきたいのが、

ヴァトー、ブーシェ、
フラゴナール、シャルダン
です。

 

フランスでは当時発展してきた
美術アカデミーのおかげで、

優れた技術を持つ画家が出てきました。

しかし、当時社会で影響力を
持っていた人たちは
こういうセンスのひとたちでした。

そこで、素晴らしい仕上が
軽薄なテーマの絵画が

数多く作られたんですね。

 

ロココ期の貴族の合コン描いたヴァトー

↑こちらのヴァトーの作品
「シテール島の巡礼」

哀愁を感じるいい絵ですが、
貴族の合コンを描いた絵だそうです。

 

ロココ期のファッションを絵画にしたブーシェ

↑こちらの肖像画はブーシェによるもの。
当時の貴族のファッションが楽しめますね

 

ロココ期の有名な絵画「ブランコ」を描いたフラゴナ―ル

↑こちらはフラゴナール「ブランコ」

左下の貴族の青年が少女の
スカートの中を覗いています。

当時、スカートの中を覗く青年という
モチーフは良く描かれたそうで(笑)、

この絵画は左下の青年が
制作依頼したようです。

 

ロココ期で最も有名な画家はシャルダン?

↑こちらはシャルダンの絵画です。

シャルダンはロココ期の画家で
例外的に評価の高い画家でした。

当時の多くの画家が「貴族の甘い倦怠感
をモチーフにしたのに対し、

シャルダンは「市民の慎ましい生活
を描きました。

私もシャルダンの絵画が大好きで、
よく模写をしました。

 

ロココ期の重要人物美術批評の元祖 ディドロ

美術批評が始まったのは
この時代のようです。

美術批評の元祖と言われるのが、
百科全書の編纂でも有名な

ディドロです。

 

当時は啓蒙思想が流行し、知識を特権階級
の独占物から、市民へ開放する運動が
盛んでした。

それで、百科全書が作られたんですね。

 

絵画の良さを言葉で雄弁に語る
美術批評も、この時代に生まれたようです。

彼はシャルダンを評価した
シャルダン論で有名です。

この時代の絵画はルネサンスやバロックと比べ、
「堕落した時代」と言われていました。

そんな時代、シャルダンという才能
を発掘したのがディドロだったんですね。

 

ディドロのおかげで、

「ロココは堕落した時代。
でもシャルダンは別だよね」

と今でも言われているんですね。

 

 

ロココ期の有名人ルブランは美人すぎる画家?

「パンがなければ、ケーキを食べれば良い」

と言ったかもしれない
マリーアントワネット
この時代の人でした。

マリーアントワネットには
お抱えの女性画家がいました。

 

それが、美人すぎる画家?の
ヴィジェ・ルブランです。

彼女は画家の父を持ち、幼少期から
アトリエで絵を描いていました。

 

また、画商と結婚し、フェルメールや
ホルバイン、ムリリョ
といった名画
に囲まれて暮らしていました。

この時代、フランスは美術アカデミーが発達し、
優れた技術を持つフランス人画家が登場します。

 

この頃の美術アカデミーでは、
男性ヌードモデルのデッサン
必修であったため、女性画家は入れませんでした。

 

そのため、女性画家はとても珍しく、
その分ルブランの才能が

ずば抜けていたことがよくわかります。

 

彼女はマリーアントワネットの失脚により、
職を失い、怒れる群衆から逃げるため
ヨーロッパ各地を転々としていました。

お金に困ったルブランは
自画像を描いては売って
暮らしていたようです。

(自画像がやたら多いのは
そのためなんですね)

さすが美しすぎる画家ですね。

 

ロココ期の絵画の特徴まとめ

今回はロココ期の美術
について解説しました。

優雅でユニーク(笑)なセンス
の貴族の文化は見ていて
とても面白いですね。

 

ルネサンスやバロックと比べ
「堕落した時代」と評されること
も多いロココ期ですが、

たくさんのみどころがあると思います。

 

ロココ様式の特徴をまとめると

・曲線的で、女性的な様式

・貴族の甘い倦怠感を表現

・やや軽薄と捉えられやすい

という感じですね。

 

次回は新古典主義について紹介します。

それではまた。

 

↓西洋美術史についてはコチラ↓

 

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