【印象派】モネの睡蓮など有名な画家や絵画作品の特徴を解説

どうも、展覧会が近付き
そわそわし始めた黒沼です。

今、私は同時に3枚の絵を
描いているんですが、

あまり絵の同時進行は
向かないことが分かりました。

 

私はアクリル絵の具で
描いているので、

絵の具の乾燥を待たず、

完成まで一気に集中して
描くスタイルの方が良いようです。

 

先輩の作家で、油絵を描く方は、
油絵は乾き待知の時間があるので、

同時に何枚も描きすすめるようです。

 

さて、最近は続けて、西洋美術史シリーズ
を書いています。

美大に通う私が美術史の授業、教授の話、
本で手に入れた美術史情報をアップ
していくので、チェックしてみてくださいね!

 

今回は印象派の美術について解説します!
当時の音楽とともにお楽しみください

 

印象派の画家、絵画作品の特徴とは

前回の写実主義の画家は、
身の回りの人物を

ありのまま描いていました。

 

この流れは印象派にも
引き継がれました。

ドガの絵画には踊り子は登場しますが、
決めポーズばかりを描くのでなく、

あくびをしている子
描いたりしています。↓

このように、ふとした表情を
つぶさに観察し、即興的に
描くのが印象派の一つの特徴です。

印象派の画家がつぶさに観察した
ものを即興的に描くというのは、

自然を描く時にも役立ったようです。

時間とともに変化する光の印象を
即興的に軽快な筆致と明るい色彩
で描きました。

印象派の名前の由来

印象派という名はモネの絵画
「印象、日の出」が由来で、

「印象を映したに過ぎない」という
批評家からの酷評が元になっているようです。

 

エドガー・ドガも印象派の画家

印象派の多くの画家が屋外の光を
描いたのに対し、

ドガは室内の人工的な光を描きました。

 

しかし、ドガは他の印象派の画家と同様、
瞬間的、断片的な対象の見方をしています。

 

ドガの作品はアトリエで制作されましたが、
現場の臨場感が伝わってくる

スナップショットのような構図
で描かれています。

 

睡蓮を描いたクロード・モネも印象派の画家

モネは水面の一瞬のきらめきを
モチーフに制作していました。

一瞬ごとに表情を変える水面の表情を
捉えるべく、印象派の技法

筆触分割がうまれたようです。

 

印象派の絵画技法、筆触分割とは

筆触分割とは純色を細かく並置した時↑、
遠くから見ると中間色に見えるという

視覚混合を生かした技法です。

純色の赤と青を並置して、遠くから
眺めると紫に見えるんですね~

モネは一貫して時間と共に変わる
光の表情を追い続けました。

ルーアン大聖堂↑や積み藁↓を

様々な時間帯に描いた連作には
彼のテーマがよく表れています。

印象派の画家が屋外で絵を描けた理由

印象派の画家たちは「外光派」
とも呼ばれています。

彼らはキャンバスと絵具箱を
外に持ち出し、屋外の光を
直接見て描こうとしたんですね。

 

あまり知られていないことかも
しれませんが、印象派以前の多くの
画家は風景画を描く時も

外で描くのは、スケッチだけで

油絵の具を使ってキャンバスに
描くのはアトリエに戻ってから
だったようです。

 

なぜ、そんなことをしたかといえば
その頃、チューブ入りの油絵の具
が存在していなかったからなんです。

(その頃、絵の具は豚のぼうこうに
保存していたようです。)

チューブ入りの油絵の具は印象派の
登場と同じころに生まれました。

そのおかげで印象派の画家たちは
屋外で制作できるように
なったようです。

 

印象派が評価された理由

印象派が当時大きな影響力を持っていた
のは、フランスとその周辺のみでした。

 

フランス国内でも、従来までの
アカデミックで写実的な画風で表現
していた象徴主義の画家も多く

印象派の作風は賛否両論であったようです。

 

 

当時のアメリカではハドソンリバー派
というアメリカの広大な風景を
光学理論を用いてリアルに描く画家が
いましたし、

他のヨーロッパの国々でも
フランス以外の国々では、

光学理論を引用しつつも
あくまで写実的な表現が

未だ大きな影響力を持っていた
ようです。

 

そんな【異端児】であった、印象派の
画家たちが評価されるようになった
一因として、写真技術の発明があります。

「肖像画をリアルに描く」という職人
としての役割を写真が画家から奪いとったのです。

「リアルに描くだけじゃなく、
表現しなきゃ絵画の存在意義を保てない。」

そんな状態になったんですね。

 

印象派の代表的な画家 ルノワール

ルノワールの画家は他の印象派の
画家と同様、モチーフを色の光の
集まりとして、

筆触分割で描きました。

 

この筆触分割の技法により、
画家のパレットから、が消えます。

輪郭線で物の形を描くことは
なくなり、暗い色は
純色を重ねて作ったからです。

 

当初は印象派らしい、筆触分割の技法で
描いていたルノワールでしたが、

肖像画の依頼を受ける様になると
作風が変化します。

 

一瞬一瞬の光の変化よりも、人間の形態を
表現することに重点が移り、

形態感のある絵画にかわっていきます。

 

晩年にはまた、タッチ本位の
描き方に戻りますが、

この頃は母性愛など、
古典的なテーマで描きました。

 

印象派と新印象主義の違い、特徴

印象派の筆触分割の技法と
視覚混合の効果を、

科学的につきつめ、

絵画で永遠の真理を突き詰めよう
としたのが新印象主義でした。

 

印象派が、目の前の光のうつろい、
人の表情をつぶさに観察し、

即興的に描いたのに対し

 

新印象主義は科学的に、
計算しつくした描き方で、

自然の奥に潜む不変の法則に
迫ろうとしたんですね。

 

 

新印象主義の有名な画家と絵画作品

スーラ

スーラは印象派の筆触分割の技法、
視覚混合の効果を当時の光学理論で
突き詰め制作に生かしました。

スーラの絵画ははじめから意図した、
計算通りの方法で、
作品を完成させたんですね。

 

スーラの作品には印象派の絵画にはない、
時間が止まったような、

白昼夢のような独特の雰囲気がありますね。

シニャック

シニャックはスーラの技法に
装飾性を加え制作しました。

スーラよりも外交的であった
シニャックは新印象主義の理論
をまとめた書籍を出版し、

後の時代に大きな影響を残しました。

 

新印象主義以来、点描技法は
ひとつのブームとなり、

ゴッホ、ゴーギャン、ナビ派の
画家たち、ピカソにも
影響を与えたようです。

 

印象派の画家、絵画作品の特徴まとめ

今回は印象派新印象主義
について紹介しました。

 

印象派、新印象主義の特徴はまとめる

純色の並置による視覚混合を狙った筆触分割

・一瞬一瞬の表情をとらえた絵画

・華やかな都市生活の一コマを描いた絵画

という感じですね。

 

日本でも人気の高い印象派ですが、

なかなか高度な工夫が
なされているんですね。

 

次回はポスト印象派について紹介します。
それではまた。

↓西洋美術史についてはコチラ↓

 

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