薔薇(バラ)の花の描き方‐水彩で誰でも簡単に描ける方法を解説

薔薇の花の描き方を今回は動画で
解説していこうと思います。

今回はコチラのモチーフを
描いていきます。

 

背景の部分のピンボケの表情や
バラの花びらを透過する光の表現など

これまで紹介してきた描き方ではカバー
できない特殊な表情を描く方法を
解説していきます。

 

目次

薔薇の花の色を強調する描き方

薔薇の花の描き方解説の実践パート
に入る前に

今回おさえておきたいポイントを
先に紹介しておきます。

 

今回のモチーフはコチラですが、
このような絵画的な工夫をすることで
バラの鮮やかさを強調したいと思います。

背景部分が緑系でまとまっていて
主役のバラの部分は赤系でまとまっている
感じです。

緑の地の上に補色の赤の図像が
乗っているイメージです。

この組み合わせで絵を描くときには
明暗のコントラストを強く意識して
描くことが重要です。

 

赤も緑も中間の明るさの色なので、
明暗を意識しないとコントラストの
弱いグレーっぽい絵になってしまうのです。

これまで紹介してきた通り、
明暗のコントラストを付けるときは

明るい部分ほど黄色っぽく
暗い部分ほど青っぽくしましょう。

すると今回の下絵は
このようになるはずです。

しかし、実はこれは間違っているのです。

バラの花びらのように鮮やかで
半透明なモチーフの場合、

中間の明るさのゾーンと暗いゾーンの
色相が逆転するのです。

 

↓こうなるはずが

 

↓こうなるのです。

この色味の関係を再現できると
半透明なモチーフを透過する光を
表現することができます。

さて、なかなか言葉と画像だけでは
理解が難しいかもしれないので、
実践パートに入っていきましょう。

薔薇の花の線画の描き方

薔薇の花の描き方をここからは
実際に動画で解説していきます。

動画で使用した途中段階のスライド画像と
解説文を掲載しておくので
動画と併せてご活用ください。

 

まず初めは長めの直線でモチーフの形や
構図を探っていきます。

いきなり細かい形を描かず、大まかな形を
探っていきます。

水彩画ではこの段階をアンダードローイング
といいますが、

水彩画の場合、あまり濃い線を引くと
最後まで黒い線が残ってしまうので、
弱い筆圧でうっすら線を引いていきましょう。

 

 

大まかな形や構図が見えてきら、
曲線で形を決めていきます。

背景のピンボケ部分はそこまで
厳密に形を合わせる必要はありません。

画面上で、美しい形を選ぶ意識で
ざっくりと決めていきましょう。

主役のバラの部分は、絵具を塗る時に
迷わないようにしっかり
形を決めていきましょう。

 

薔薇の花の立体感の描き方

薔薇の花の描き方をここからは
透明水彩絵の具で解説していきます。

さてここからは絵の具に入っていきます。
まず初めは主役のバラの部分に
ベースの色を塗っていきます。

ポイントは、ハイライトの真っ白な部分を
避けて塗っていくことです。

水彩画は基本的に、紙の白が
最も明るい色なので、

紙の白を残しながら、
描き進めるのがコツです。

 

いきなり鮮やかな色を塗ると、
立体感や空間の演出が難しくなるので

初めはこのように水がたくさん
混ざった薄い絵の具を塗っていきます。

茎の部分も同じようにハイライトを
避けてベースの色を塗っていきましょう。

 

薔薇の花の背景の描き方

薔薇の花の背景の描き方を
ここからは解説していきます。

背景部分のベースの色を
塗っていきましょう。

先ほどと同じように、ハイライトの
真っ白な部分を避けて塗っていきましょう。

いきなり鮮やかな色を塗ると、
立体感や空間の演出が難しくなるので

初めはこのように水がたくさん
混ざった薄い絵の具を塗っていきます。

水彩画の基本は、徐々に暗く、
徐々に鮮やかに描き進める です。

なので
初めの段階では、

やや明るめ、
やや鈍めに描くのがポイントです。

 

背景の部分にややあざやかな
黄緑を塗っていきます。

ハイライトの白、先ほど塗った黄色、
今塗っている黄緑の3色で

背景部分の形を塗り分けるイメージで
塗っていきます。

 

さて、背景の明るい部分は色幅が
出てきたので、今度は暗い部分を
作っていきます。

背景のピンボケ部分の形を観察し、
形をしっかり刻みながら暗い色を
塗っていきます。

ここまで黄緑で明るい部分を
塗ってきました。

今、青みの緑で影を
塗っていますが

このように、明るい部分を黄色っぽく、
暗い部分を青っぽく描くと、

自然な光を色で演出することが
出来ます。

 

カゲの中のさらに
暗い部分を塗っていきます。

背景のピンボケ部分の形を観察し、
形をしっかり刻みながら
暗い色を塗っていきます。

背景のカゲの部分に青みが足りないので
透明な青を塗り重ねていきます。

薔薇の花の透過光の描き方

薔薇の花の描き方はこのように、
大まかなベースの色を塗ってから
鮮やかな色をのせるのがポイントです。

さて、ベースの色を塗り終わり、

明暗が見えてきたので
ここからは鮮やかにしていきます。

 

鮮やかな色を塗る時のコツはこのように、
モチーフの形にそったタッチで影の形を
塗っていくことです。

バラのカゲの形を観察し、形をしっかり
刻みながら暗い色を塗っていきます。

 

 

初めに塗ったバラのカゲ色は薄い赤紫色でした。
今塗っているカゲ色は鮮やかな赤です。

普通は暗くなるほど、青に近づくので、
これはおかしいのですが

バラや椿の花びらのように、鮮やかで
半透明なモチーフでは、これが逆転します。

明るい部分が紫っぽい赤になり
暗い部分がオレンジっぽい赤になるのです。

このような色の関係を再現できると
半透明な物を透過する光を表現できます。

 

さて、ここからはバラの中で
最も鮮やかな部分を塗っていきます。

バラの花びらの細かい形を観察しながら、
明るく鮮やかな赤紫を塗っていきます。

このように重要な工程では色を別の紙に
塗って確認してから絵に塗っていくと
良いでしょう。

 

このくらいの段階になったら、

バラの細かい部分をひたすら
観察して描写していきます。

 

ポイントは明暗の境界線付近の
細かい表情を細かい筆のタッチで
表現することです。

この作業を繰り返して行くと、
このようにピントの合った状態のバラ
を描くことが出来ます。

 

さてここからは、背景部分の色幅を
増やしていきます。

今は大まかに5色の色が
塗られている状態ですが

ここからは半透明な色を重ねていき、
細かい色の変化を作っていきます。

 

背景部分の色の変化を観察し、
色を塗り重ねていきます。

この時、ポイントは意識的に
ピンボケ状態を作っていくことです。

 

主役のバラの部分にしっかりピントが
あっているので、

背景部分は色の境界線をぼんやりさせて、
ピンボケ状態にすると良いのです。

 

背景部分が若干暗くなり、バラの部分が
明るくなりすぎているので、

描写を進めながらバラを暗くしていきます。

 

バラの暗い部分を
さらに鮮やかにしていきます。

この段階になったら、あまり水の
混ざっていない濃い絵の具を塗り重ね、
画面をどんどん鮮やかにしていきます。

 

背景部分も同じようにあまり水の
混ざっていない濃い絵の具を塗り重ね、
どんどん鮮やかにしていきます。

さて、この段階で暗い部分を洗っていきます。

柔らかい筆に水を多めに含ませて、
画面を撫ででいくと

少しだけ色が明るくなり、ここまで
塗った色が溶けて画面上で混ざり合い

水彩画らしいにじみを生かした
ピンボケ表現が出来ます。

 

このように予めしっかり色幅を作って
画面上に形を刻んでから、
洗ってにじみを作ることで

にじみの出方をある程度
コントロールできます。

背景部分で色のぶつかりが強過ぎる場所を
この方法でどんどんぼかしていきます。

この作業はこまめに筆を洗って、
画面が濁らないように注意しましょう。

最後に色の明るさと鮮やかさ、
ピントの状態を確認し微調整して完成です。

薔薇の花の描き方のポイント

薔薇の花の描き方がイメージできたでしょうか?

最終的にこのような仕上がりになりました。
このような背景がピンボケしたような
モチーフは水彩画の練習に向いています。

皆さんも是非挑戦してみてくださいね。

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