金箔の貼り方やPhotoshopを使った絵の描き方を解説

 

今回は、伝統的な技法でも特に難易度の高い
黄金背景技法

Photoshopによる画像処理を併用した
普段の私の制作プロセスの全て
動画で解説いたします。

 

是非チェックしてみてください。

 

 

 

Photoshopで画像処理をして下絵を用意

 

まずはじめに描くモチーフの写真を撮ります。

私は花を描いているので、バラ園に取材に
行ったり,家で花瓶に生けてスポットライトを
当てて撮影したりして用意します。

 

写真が用意できたらphotoshopを使って
画像を3段階の明度に塗り分けます。

それぞれの明度に最適な彩度、色相の色
あてこんで、下絵とします。

夕日は3色で表現すると、このような
明度、彩度、色相になることが多いです。

この3色を、モチーフの写真の3段階の明度に
当て込むことで、
モチーフに夕日が当たっているような
下絵を用意できます。

 

今回は夕日の設定なので、

明るいゾーンを鈍い黄色
中間の明るさのゾーンを鮮やかなオレンジ
暗いゾーンをやや鮮やかな赤(赤紫)

で下絵を作りました。

この下絵を完成イメージに据えて
制作を進めていきます。

 

 

石膏地塗りの準備と金箔の貼り方

 

今回の技法は黄金背景技法という、
中世のヨーロッパの教会の祭壇画
で使われた伝統的な技法です。

板に金箔を貼って、メノウで磨いて
光らせる技法なのですが、

今回はより箔をかがやかせるための、
硬い石の地塗りを作ります。

 

材料はボローニャ石膏、チタニウムホワイト、
魚膠、シナベニヤパネル、寒冷紗
です。

石膏の地塗りをした板に、アクリル絵の具を
1層塗ってメノウで磨いたら
金箔を貼っていきます。

たっぷり膠水を引いた上に
金箔を押します。

 

金箔が押せたら、パネルを立てて置き、
膠水を逃がすことで箔が張り付きます。

真綿という繊維の長い綿で表面を抑えると
よりしっかりと、箔が定着します。

 

3時間乾燥させたら、
メノウで磨いていきます。

メノウ棒という
箔を磨くための道具を使います。

根気よく磨いていくと、
鏡のような仕上がりになります。

 

材料や道具が多く、複雑な技法なので、
詳しくは動画で確認してみてください。

 

このプロセスで使った材料

 

不透明なアクリル絵の具で立体的に描く

図像の部分を、アクリル絵の具
描いていきます。

序盤は、立体感や、光の当たり具合を
再現するために、
不透明な絵の具で、明暗を重視して描きます。

このように完成イメージよりも、やや明るめ、
やや鈍めの色で描くのがポイントです。

 

このプロセスで使った材料

半透明なアクリル絵の具で、鮮やかに仕上げる

 

不透明な絵の具でしっかりと立体感、光の印象
がでてきたら、

半透明な絵の具を上からセロファンを
貼るようにかけていきます。

今回は夕日のような光のイメージなので

黄色→オレンジ→赤→赤紫
という風に、明るい色から順番に
かけていきます。

 

半透明な絵の具をかけていくと

はじめに再現した立体感や、
光の印象が弱まることが多いです。

 

また、鮮やかになりすぎて
不自然になることも多いです。

 

このため、黒を混ぜた半透明な色を使って、
暗い部分の色の鮮やかさ、暗さを
微調整していきます。

今回は夕日のような光の設定なので

明るい部分が鈍く、黄色っぽく

中間の明るさの部分が
とても鮮やかなオレンジ色で

暗い部分がやや鮮やかに、
赤紫色になるようにしました。

この複雑な色彩の理論も動画でも
図解していますので、
是非チェックしてみてください。

コチラ↓是非ご覧ください。

ちなみに、私は金箔だけではなく黒箔という
硫化銀の箔も使うことが多いです。

黒箔は金箔とは違った渋い光沢
もあって魅力的なんですよ。

 

 

↓是非黒箔の光沢もチェックしてみてください!

このプロセスで使った材料

 

額装のやり方

 

私はボックスフレームというタイプの
額縁を使っています。

ボックスフレームは4隅が切れず、
画面全体が見せられ、モダンな空間にも、

フォーマルな空間にも合わせやすい
というメリットがあります。

現在、若い作家の間で
使っている者も多い額です。

ボックスフレームは、
付属の板に裏から作品を
ネジ止めして額装します。

 

付属の板には、ハイミロンという
高級な布を貼り、アクリル板には
静電気防止スプレーをコートしています。

ボックスフレームの額装は
工程が複雑なので、動画を是非ご覧ください。

 

 

このプロセスで使った材料

 

↓画材や技法についてはコチラ↓

↓絵の飾り方についてはコチラ↓

 

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