【画家になるには】絵画を売る仕事につくまでの全貌を解説





「絵画を一生続けたい。でも画家として
生き残る方法が全く分からない。

そして、誰も教えてくれない。」

美大に通っていたころの私は毎日、
こんな悶々とした思いでいました。

 

そんな思いを抱えながらも、
なんとな~く大学生らしいモラトリアム
な時間を過ごしていた1年生の頃、

友達とやった展示がきっかけで
私のスイッチがバッチリ入りました。

 

今回は、絵を売るための私が知る限りの
ノウハウを千本ノックのごとく連発で
ご紹介します。

 

目次

絵画を売る方法を知らなかった頃

モラトリアムな時間を過ごしていた
大学1年生の頃、友達とやった展示は
今でも忘れられません。

高額な展示料金を大学生たちのなけなし
のバイト代を結集して出したにも関わらず

 

人がほとんど来ません。
そして、もちろん絵は1枚も売れません。

「この会場は結構、お客さん多くて、
絵、売れるよ~」

 

というオーナーの言葉は何だったのか…

残念な気持ちを頑張って隠そうと
明るく振る舞う友達の姿を見ていると、

オーナーよりもむしろ自分の無力さに
腹が立ってきました。

 

他にも、このころは悪名高きギャラリーの
オーナーからしつこい展示勧誘の電話を
されるなど

何も知らない素朴な美大生だったために
様々な雑音に悩まされていました。

 

一生絵画を売るための戦略

いろいろ考えた結果、思ったのは

「絵画を一生続けるには、きっと
知名度と販売方法を知る必要が
あるだろう。」

 

そして絵画を一生続けるには、材料費、
展示料金はもちろん、最低限の生活費も

ないと、不安で落ち着いて絵など
描いている場合ではないだろう。

 

それに、もし仮に描いた絵を全て
買ってくれる理想的なパトロンのような
方がいて、お金の不安がないとしても

画家としての知名度を上げる方法や
効果的な情報発信ができなければ、

また、展示を開いても誰も来ない
虚しさを味わうことになる…

 

プロの画家になり知った絵画を売る方法

これまで私は、東京、大阪、広島、横浜、
埼玉、仙台などなど、日本全国で展示を
開き、100枚以上絵を売ってきました。

運良く私は、プロの画家としてデビューし、
数多くの展覧会を経験して

様々なノウハウを知ることができました。

 

画家として絵を売るためには、
絵を売る方法と、知名度を上げる方法が
必要なのです。

そして、それらを正しく実行するための
考え方も知っておくべきでしょう。

 

・画家としての正しい考え方
・絵を売る方法
・知名度を上げる方法

今回はこの3つの切り口で
私の知る限りのノウハウをお伝えします。

 

絵画を売る画家の仕事は最高

「毎号届くパーツを組み立てると、
完成する鉄道模型○○。

創刊号は特別価格○○円。
お近くの書店まで。」

 

物を作るのが好きな人にはたまらない
商品ですよね。

私もいくつか集めていました。

 

こんな雑誌は、どんな時代でも
人気があるようですね。

ひょっとしたら、あなたも定期購読
していたことがあるかもしれません。

 

今回、なぜこの話をしたかと言えば、
控えめに言っても、この100倍

絵画を売る画家の仕事は最高に楽しいです。

 

・自分で描きたいテーマやモチーフを
決める
・自分が納得いくまで制作を続ける
・自分で完成した作品を最高の額縁に
入れる
・自分で展覧会のテーマを決める
・自分で展覧会に人を呼ぶ
・自分で作品の説明をお客様に売る
・自分が作ったものをお客様が
喜んで買う場面に立ち会う

 

楽しくないワケがありません。

 

会社が企画、デザイン、製造、販売と
部署を分けて、行うことを
全部自分でやるわけです。

 

やることも多く、苦手なことは
勉強しながら、やるわけですが、

やりがいは全てあなたのものです。

 

定期購読で模型を作る楽しさを
知っているひとなら、

0から物を作って完成させるこの喜びを
イメージできるかと思います。

 

やりがい搾取0なわけです。

 

 

仕事がつらいと思う理由の一つに

「分業制のおかげで、自分が担当する
部分が全体にどのように役立っているか
わからない。」

 

というのがあるようですが、

絵画の販売は分業0なので
こうならないわけです。

 

 

絵画は売るほど売れるようになる

「何のために絵を
描いているかわからない。」

「他の人が話すコンセプトや絵のテーマ
を嘘くさく感じてしまう。」

「自分にとっての絵が何なのか
わからない。」

 

こんな悩みを持つ絵を描く若者は
本当に多いんです。

私も絵を売ったことがない時には
そんなことで頭がいっぱいでした。

正直つらかったです。

 

しかし、一度絵を売ると、お客様から
喜びの声を頂けるようになりました。

「君の描く花は綺麗で好きだからまた、
買いたいな。」

「次の展示ではどれくらい
変わっているかな?」

 

そんな声を頂くうちに、
「好きなことで生きる」喜びを
実感できるようになりました。

そして、それまで以上に

「所有したい絵とは?」
「飾りたい絵とは?」

を考えるようになり、ますます絵が
売れるようになっていきました。

 

 

アート市場での人気に疑問を感じることも、
もちろんありますが、基本的に

目的を持って制作することは
幸せなことだと私は思います。

 

絵画を売るのに学歴は不要

「アートは好きだけど自分は
美大卒じゃないから、絵は売れないな。」

「絵の専門的な勉強をしてないのが、
コンプレックスで…」

 

プロの画家として活動するようになると、
こんな友達に会うようになりました。

「黒沼さんと違って私は…」
という感じです。

 

しかし、私だって

「3浪したのに、私は芸大
入れなかったから…」

という感じで、大学に入ってから
しばらくは

「出来ない理由」を自分の中で
何度も反芻しては悶々としていました。

しかし、ある一言が私を変えました。

 

「女優が舞台を作るんじゃない。
舞台が女優を作るんだ。」

これは私を引き上げてくれた
先輩作家の言葉です。

 

これはどういうことかと言えば、
初めから能力のある役者などおらず、

現場である舞台に立ち続けることで、
能力のある役者が育つということなのです。

 

肩書きや経歴など関係なく、
実践と改善を繰り返した者だけが、成功し

そうしなかった人たちが

「あいつは才能あったから~」
「あいつは芸大卒だから~」

 

と言って持ち上げているだけなのです。

 

誰だって実践と改善を繰り返す
度胸さえあれば、望む生き方をできる

ということを知り私の人生は
本当に明るくなりました。

 

今でも私は夢に向かって実践と改善を
繰り返せる毎日があるだけで

他には何もいらないとすら思います。

 

 

絵画を売ることへの罪悪感

「君、油絵科なら、何か売れる絵ないの?」

「いゃ、僕なんてそんなものは 何も…」

「こういう時に売ってかなきゃダメ
なんだって~笑」

 

これは私が美大の1年生だった時、
英語の先生とした会話です。

ラテンなノリの陽気な英語の先生は
自宅に美大生の作品コレクションを
しているようでした。

 

はじめはめちゃくちゃ遠慮していた
私ですが、お言葉に甘えて、

2枚絵を買って頂きました。

 

彼は卑屈で何もできなかった私を
劇的に変え、プロの画家にしてくれた人
のうちの一人です。

絵が好きな人にとって、「絵を買うこと」
は楽しいことだったのです。

私はそれを初めてこの時知りました。

 

「知人からお金を頂いて絵を
売るのはちょっと。」と思っているあなた

ひょっとしたら、あなたの余計な罪悪感や
遠慮で彼らの楽しみを奪っている
かもしれませんよ。

 

まず1枚絵画を売るには

ここまで、絵を売るための考え方について
お話ししてきましたが、

「でも最初の1枚ってどうやって
売れば良いかわからない。」

そう思ったかもしれません。

 

私も英語の先生の誘いがなかったら、
先輩作家に出会わなかったら、

友達との展示に参加して悔しい思いを
しなかったら、

今でもそんな状態でしょう。

 

そんなあなたが、今すぐできる
簡単なことがあります。

この方法は予想もしない形で
思いつきました。

 

そのエピソードをご紹介します。

私の母の知り合いでフリーランスの
美容師さんがいました。

 

私もその縁で、毎月髪を切りに
行ってもらっていたのですが、

美容師さんっていうのは
本当に雑談が上手だと思わされました。

髪を切っている間、お客様が退屈しない
ように、自然に感じのいい雑談が
できるんですね。

そんな雑談の中で、その美容師さんの息子
さんの誕生日が近いことがわかりました。

 

私は普段から良くしてもらっていること
もあり、その息子さんに絵をプレゼント
することを考えました。

プレゼントを受け取った美容師さんと
息子さんはとても喜んでくれたのですが、

 

予想もしなかった良い経験を
私もすることができました。

 

美容師さんはその絵を額縁に入れて
美容院に飾ってくれたのです。

すると、美容院なので、多くの方が
見てくれて、雑談の中で話題にします。

それらのお客様の声を毎月、私が髪を
切ってもらう時に聞くことができるように
なったのです。

 

そこで、私は一つ美容師さんに
こんなお願いをしました。

「毎月違う小さい絵を持ってきて、
美容院にかざらせて欲しいのですが…」

美容師さんは喜んで受けてくれました。

 

私はこの時以降、自分の様々な作風に
対するお客様の声を集め続けることに
なります。

そしてこれは、プロデビューを果たした
今でも貴重な財産になっているのです。

 

「絵の売り方がわからない、だから
売れる絵もどんなものかわからない。」

そんなあなたは、絵をプレゼントしたり、
貸し出して置かせてもらう

そんな小さな一歩から始めてみては
いかがですか?

画家になるには売れる絵画を知るべし

「花鳥風月の絵は日本では良く売れるよ。」

先輩作家からそう聞いていた私は、
江戸時代の屏風のようなものを
イメージしていました。

 

「そこまで古風な絵じゃないと
売れないのか…」

そう思っていたのですが、
実際はそうでもなかったのです。

 

先輩作家の企画した展覧会に
実際に行ってみると、

様々なタイプの花鳥風月の絵がありました。

モチーフこそ、花や、風景、動物が
多かったですが、技法や雰囲気は
本当にいろいろでした。

フォトリアルな絵画もあれば、
版画や点描画もありました。

 

ただ、全てが具象絵画だったという所に、
やはり日本のアート市場の傾向、好みを
感じました。

私が見に行った展覧会は百貨店美術画廊
での展示でした。

 

百貨店美術画廊では貸しギャラリーとは
違い、「絵が高くても」売れています。

【あなたにとっての売れる絵】を探す際、
迷ったら、様々な百貨店美術画廊の展覧会
を見に行ってみましょう。

ちなみに、絵の値札に赤いシールが
付いている絵が「売れた絵」なので、
特に参考になると思います。

展覧会最終日に行けば、どんな絵に
赤いシールがつくのかが一目瞭然です。

 

画家になるには売れる絵画の特徴を知るべし

ここからは、さらに詳しく具体的に
売れる絵の特徴について
お話ししていきます。

先程も少し話した通り、日本の
アート市場での売れ筋は
「花鳥風月」と「美人画」です。

 

「花鳥風月」と「美人画」と言われると、
日本では日本画しか売れないのか~

と思うかもしれませんが、
そうではありません。

 

確かに日本画は今、人気ですが、
花鳥風月のモチーフを描いた
油絵だって良く売れます。

 

【売れる絵とは】花の絵画はよく売れる

「この絵、どうやって描いたんだろう?」

予備校生時代、模写の授業を控えていた
私は画集を何冊もパラパラめくりながら、

ある一枚の絵に目を奪われました。

この作品はヤン・ダフィス・デ・ヘーム
という17世紀オランダの画家の作品
でした。

 

この時代のオランダにはこのような
花の絵を描く画家がたくさんいましたが、

中でも彼は鮮やかな色彩と緻密な描写で
人気の画家だったようです。

 

私は模写の授業で
この絵を描くことにしました。

 

「描いても描いても終わらない…」

実際に模写を始めると、この絵が
どこまでも緻密な絵であることがわかり、
気が遠くなりました。

 

予備校の授業の時間内では
とても終わりそうにないので、

来る日来る日も夜遅くまで
残って描き続けました。

 

もちろん、ヘームのようなクオリティーで
描くことはできませんでしたが、

講師からの評価は良く、この課題を通して
私はこの画家の絵を好きになりました。

 

そして、時は百貨店美術デビュー
の数か月前

「百貨店で売れる絵って
どんな感じだろう?」

 

私は悩んでいました。そこで思い出した
のが、数年前に模写したヘームの絵でした。

百貨店デビューが決まったものの、
【自分にとっての売れる絵】など

見えていなかった学生時代の私は
300年前の巨匠の様式を借りて
修行することにしました。

実際に売り場に立ってお客様と話すと、
意外にもヘームを知っている人が
結構いました。

 

数年前に主婦の間でトールペイントが
流行った関係で、そのお手本として、
知っていた方が多かったのです。

そして、結構よく売れました。

背景が暗いことから心配の声も
ありましたが、いかにもヨーロッパ風の
花の絵でも売れたのです。

百貨店デビュー以来、
【自分にとっての売れる絵】を見つける
までのしばらくの間、

私はヘームの様式から
いろいろと学びました。

 

【売れる絵とは】動物の絵画は良く売れる

「猫には本当にもうっ、
アガペーを感じる~」

そんな、大の猫好きの友人作家は
猫の絵ばかり描いています。

 

そして、売れまくっていて、生産が
追い付かず嬉しい悲鳴をあげています。

猫の絵は本当に良く売れるのです。

 

他にも鳥の絵も良く売れます。

知り合いの売れっ子作家で

「自分は犬の絵の作家としてやって
いきたいのに、鳥の絵ばっかり売れる…」

という嬉しい悲鳴も聞きました。

 

 

動物の絵を描く作家さんは、動物病院の
先生のコレクターを抱えていて
成功されている方も多いんです。

動物の絵も良く売れる絵と言えます。

 

【売れる絵とは】風景画も良く売れる

「風景画はモチーフ代タダだからね~」

先輩の売れっ子作家がこんな面白いことを
言っていました。

 

カメラを片手に休日に家族サービスを
しながら取材をしたり

制作の息抜きにバイクでツーリングがてら、
先々で写真取材

 

といった感じで彼はモチーフを
用意するみたいです。

 

また、他の風景画家で、アニメやゲームの
背景のような絵を描く作家さんは

アニメやゲームが取材になるようです。

なかでも、コンセプトアートは直接的に
役立つようで、対抗心が湧いてきて
制作のモチベーションになるようです。

風景画も人気ジャンルの一つですが、
無人の風景よりも、人物や動物といった

キャラクターが小さく描かれているような
風景画の方が人気があるようです。

 

【売れる絵とは】美人画も良く売れる

「私の作品じゃなくて、私を好きで
買う人が多いのが悩み…」

そんなユニークな悩みを話す画家さんも
いらっしゃいました。

 

確かに美人が描く美人画は
本当にとてもよく売れます。

 

女性作家さんはギャラリーストーカーなど
の厄介な方々と、お客様を見分ける目が
求められますが、美人はやはり有利です。

 

一昔前まで、人物画は売れない。
というのがアート市場の定説でした。

家の中で人に見られているような気分
になるので、飾りづらいのだそうです。

 

そういう理由で、正面向きの人物画は
特に売りづらかったようです。

 

 

しかし、ここ数年は
サラリーマンコレクターの増加と相まって、
美人画の人気も高まってきているようです。

 

これまでのコレクターは家に奥さん、
子供がいる方が多かったので、

なんとなく、美人画を買って帰ることに
抵抗があったようなのです。

 

しかし、最近増えている
サラリーマンコレクターさんは

独身中年男性が多いため、
あまりそういった心配もないようです。

【売れる絵とは】金箔を使った絵画も良く売れる

「金と赤の組み合わせが好きなの。」
「運勢良くなりそうで、飾ってみたい。」

金箔を使った作品は、その華やかな
雰囲気から、とても良く売れます。

 

金箔というのは、日常生活で見かけない
ということもあり、
展示会場で映えるのです。

また、絵を買う層お客様と趣味が合う
というのもあるかもしれません。

 

実際、私の作品も金箔を使ったものは
描けば売れるので、展覧会では一定数は
必ず用意するようにしています。

 

【売れる絵とは】紋様を使った絵画も良く売れる

最近では日本の伝統的な紋様を
施した作品もよく売れます。

 

少し前までのフォトリアルな写実絵画
の人気の反動なのか、

最近では金箔や紋様などの、
装飾的な絵画の人気も
高まっているようです。

 

【売れる絵とは】写実絵画も良く売れる

「それ写真で良いじゃん。」

まとめサイトや掲示板で写実絵画関係の
スレが立つと必ずそんなヤジが入りますね。

 

しかし、ホキ美術館の人気が示すように、
日本のアート市場では写実絵画の人気は
すごいです。

 

これは欧米のアート市場とは全く無関係に
起きたブームのようです。

アート市場でももちろん人気ですが、

SNS上でも「誰が見てもすごい」
写実絵画やリアルなデッサンは、

すさまじい速度で共有され、
拡散していきます。

 

最近ではボルトとナットのデッサンで
有名になった方がいましたね。

ここまで、花鳥風月、美人画、金箔、
紋様、写実と人気のジャンルを
取り上げてきましたが、

これらは、近代以降ヨーロッパで
影を潜めた絵画のジャンルですよね。

 

ヨーロッパの場合は、これらの装飾や具象
といった価値観から離れ、

抽象やコンセプチュアルな方向へ
展開していったようですが、

 

日本では全くそれとは無関係な方向で
市場は展開していっているんですね。

 

【売れる絵とは】小さい絵画は良く売れる

「そんなデカい絵描いてどうすんの?」

美大に通っていたころ、
私はそんなことを考えていました。

 

美大では大きい絵を
描くことを推奨されます。

 

そして、描かれた大きい絵は置き場に
困るので、実家の物置きか、
美大のゴミ捨て場へ直行します。

運よくコンペに出品し、入選すれば、
作品展で人の目にとまることもありますが、
売れることはほぼありません。

ラス・メニナスや

ムーラン・ド・ラ・ギャレットなど、

 

美術の歴史上有名な大作は多いですが、
これらに共通するのは

「だれかに所有されている。」
ということです。

 

所有したい絵、飾りたい絵が
後の時代にも残るのです。

そう考えると、今の日本で大きい絵を
描くのは全く理にかなっていません。

 

実際、アート市場で良く売れる絵は、
だれに聞いても

「サムホール以下。」という答えが
かえってきます。

 

価格的には4万以下が売れ安く、
10万を超えるとたまにしか売れない
という感じです。

 

【売れる絵とは】華やかな額の絵画は良く売れる

「君の今の絵はバーとかにしか
売れないよ。額縁を装飾のある
ゴールド系に変えたほうが良い。」

 

度重なる展覧会でお財布が疲弊していた
私に、先輩作家はそんなことを言いました。

既にある額縁を無駄にして新しい額縁
を買うのは非常に気が進まなかったですが

 

意を決して、母にお金を借りて、額縁を
新調し次の展示に臨みました。

すると、1年間売れなかった絵が
展覧会初日で売れました。

 

その絵は20万円以上だったのですが、
すぐに売れたのです。

そして驚くことに、同じデザインの額縁
に入った絵を同じお客様が、
一緒に買っていきました。

 

おかげですぐに母にお金を返すことが
できたのですが、

この時、経験者の意見には素直に従うべき
だという教訓も得ることができました。

 

絵を描くことに一生懸命になってしまう
我々画家は絵を実際に飾る人の感覚を
忘れてしまいがちです。

「最高の絵なんだから、
額が何でも売れるだろう。」

と思っていた時期もありましたが、
大間違いだったようです。

 

最高の絵を最高に飾りやすい額装で
出品すると、最高速度で売れます。

 

【売れる絵とは】作家性のある絵画は良く売れる

ここまできて、やっと独創性の話です。
作家独自の世界観はやはり
最後には求められます。

「今回の作品のコンセプトは?」
「キミの作品の一貫したテーマは?」
「前回のテーマとどんな繋がりがあるの?」

 

美大の講評会では、こんなことを
耳にタコができるほど聞かされます。

これらは確かに大切なのですが、
絵を見に来るお客様にとっては、

「割とどうでも良い話」なのです。

 

もちろん、絵を何十枚と持っている
コレクターさんは目が肥えているので、
そういった話も喜んで聞いてくれますが

大半のお客様は好きな飾りやすい絵
を飾って楽しみたいのです。

 

しかし、かといって作家性をないがしろ
にしてはいけません。

一目にて「○○さんの絵だ。」
そう気づいてもらえるような

【あなたにとっての売れる絵】の型を
見つけ出しましょう。

画家になるには売れない絵画の特徴も知るべし

数年前、母が1日絵画ワークショップに
参加したことがありました。

そのワークショップでは、抽象画体験を
やったらしく、絵の具やパステルの

抽象的な表情を生かして「感情」を
テーマに制作する というものでした。

 

その時、母が選んだテーマが
「怒り」だった。

そんなことが私の記憶には
よく残っています。

 

「芸術は爆発だ。」といってのけた

岡本太郎さんの作品だって、無秩序に
個性がさく裂しているわけではありません。

 

爆発的なエネルギーを持ちつつも、
美しい秩序のようなものがあります。

しかし、この言葉の影響なのか、
誰にとっても「見たくないような」

個人的なダークな感情をさらけ出すのが
芸術の役割だと思っている方も
いるようです。

確かに戦争の時代にはそんな作品も
多く作られました。

しかし、それは「時代の本質を映し出し
ていた」からこそ名作なわけです。

売れない絵画の特徴とは、そんな
「どう見られるか」という意識のない
作品といえます。

戦争の時代に評価された禍々しい作品を
現代日本で家に飾りたい人は
少ないでしょう。

 

それに賛否両論ありますが最近は
美術館だって、顧客からの人気を
考慮します。

MOMAがビヨークの展示を数年前にして
話題になったのが象徴的な例です。

絵画表現は暴露療法の手段ではないのです。

 

【売れない絵とは】エロい絵画は売れない

絵画表現は暴露療法の手段ではない

エロい絵が売れないのも
この一言で説明できます。

センセーショナルなことを大声で言えば、
芸術家に慣れた時代は半世紀前に
終わったのです。

【売れない絵とは】グロい絵画は売れない

絵画表現は暴露療法の手段ではない

グロい絵が売れないのもこの一言で
説明できます。

センセーショナルなことを大声で言えば、
芸術家に慣れた時代は半世紀前に
終わったのです。

【売れない絵とは】抽象絵画は売れない

「アメリカ抽象表現主義のミニマルな
表現は戦争で傷ついた人々の心を癒した。

しかし、アメリカが繁栄に向かうにつれ、
次第にその静謐な作風はもてはやされなく
なっていった。」

 

大学生の頃、昼食の後ぼんやりと美術史
の授業をいい気分で聞いていた私は、
この話を聞いて目が覚めました。

このころ、ちょうど私は百貨店デビュー
を果たしたころで、抽象画を描く作家が

ことごとく苦戦しているのを
目の当たりにしていたのです。

 

美術を専門的に勉強した私には
「良い絵」に思える彼らの作品は

日本のお客様には気にいられない
ようでした。

 

これは、日本はヨーロッパと比べ、
絵画鑑賞の経験が乏しいため、

具象絵画よりも一歩「進んだ」表現
である抽象画はよくわからない
というのもあるでしょう。

 

しかし、ひょっとしたら、平和で豊かな
時代の人間の感性には抽象画は
退屈なのかもしれない…

そんなことを思いました。

 

【売れない絵とは】飾りづらい絵画は売れない

友達の家に遊びに行ったら、そこには

「皮を剥がれた動物の死骸」と
「ヌードのポスター」が貼ってあったら

 

きっとあなたは見て見ぬフリをしますね。

長い美術史の中でヌードは数多く
描かれてきましたが、

必ずエクスキューズ(言い訳)が
用意されていました。

「裸の女の人の絵が貼ってあるけど、
あれはビーナスだからっ!

ほら、その証拠に右手に金のリンゴ
もってるでしょ。」

みたいな感じです。

これを無視してヌードを描いて
物議をかもしたのがマネだったわけですが

そんな感じで、エロい絵を公然と
飾ることは誰にとっても憚られるわけです。

 

皮を剥がれた動物の死骸はどうでしょう?

グロいですね。

 

でも、ダミアン・ハーストなんかは
ホルマリン漬けにして、容器に
閉じ込めることで、

なんだか、透明標本のような
目に優しいアートに昇華させています。

 

グロいテーマの作品でも「目に優しい」
美しい表現形式をとると、
飾りやすいアートに変わったりします。

 

日本でサメのホルマリン漬けのアートが
売れるかは微妙ですが

来客の際に会話の種にしやすいような、
飾りやすい絵は、売れ安いのです。

 

あなたにとっての売れる絵画

 

大学生の頃、昼食の後ぼんやりと
美術史の授業をいい気分で聞いていた

私は、これらのスライドを見て
またもや目が覚めました。

 

どれもこれも面白いモンスター
ばかりですね。

 

ちなみに、これは中世ヨーロッパの
ロマネスク期の教会の柱で、

柱の形に合わせて面白い怪獣を彫って、
教会を訪れる外国人巡礼者を
楽しませたそうです。

 

こちらはお寺の桟の木彫で

 

こちらは根付です。根付は現在の
ストラップのようなもので、
必ず穴が開いたデザインであったようです。

 

これらのスライドで、
教授が伝えたかったのは

「完全に自由な条件よりも、何か縛りが
あったほうが、返って面白い作品が

できるよ。そして、
これを枠の法則というよ。」

ということだそうです。

 

はい、私がこのエピソードを引用した
理由は簡単に言えば

「売れる絵の条件は無数にあって、
不自由に感じるかもしれないけど、

その【枠】を生かして、個性的なもの
を作りましょ。」ということです。

 

絵画が良く売れる場所の探し方

「ルーブル美術館で展示させるのは、
ルーブル美術館の価値を高めるような
作家だけです。」

「ルーブル美術館で展示したおかげで、
価値が上がるような作家は展示できない
でしょう。」

 

こんなことをルーブル美術館の学芸員は
言ったそうです。

これはかなり、深いお話です。

 

絵が良く売れる場所で展示するには、
売れる作家でなきゃいけない。

鍵のかかった箱の中に鍵がある
みたいな状況です。

 

この難問を解くヒントは

「会場に価値をもたらす作家になる。」
です。

 

会場にとっての価値は売り上げだけ
ではありません。

例えばあなたがトップYouTuberで、
展示した会場の知名度を爆上げする
影響力を持っていたら…

 

オンラインでのPRを駆使すれば、
スケールの差はあれど、似たようなことは
誰にでもできるでしょう。

さて、今回は初心者でもすぐできる
簡単な良い会場の見つけ方も
紹介しておきます。

 

あなたの作品が似合うような、人の多い、
絵の良く売れているカフェギャラリーを
見つけて展示してみましょう。

 

絵画を売るための準備方法

「アジサイの絵は描けば必ず売れる。」

そんな確信を得て、得意になった私は
アジサイの絵を量産しまくりました。

 

結果何が起きたか

 

なんと次の展示でアジサイの絵は
1枚も売れませんでした。

 

それどころか、私の絵を誰も見てくれず、
足を止めることすらない

そんな状況になってしまいました。

 

あとからわかったことですが、同じような
構図や色彩の絵ばかりのならんだ展示は
失敗することが多いようです。

この問題にはジャクソン・ポロックも
悩んだようで、一度世間で評価された
ことに味をしめてしまい、

そのスタイルから抜け出せなくなり、
そればかり描いていたら、

 

似たような作品ばかりになって、
売れなくなってしまったそうです。

 

こうならないためには、統一した作風を
持ちながらもサイズ、色彩、モチーフの
バリエーションを持たせて作品を用意する
必要があります。

コツは小さい作品ほど多く、
大きい作品は少なく用意です。

 

絵画を売るための接客方法

今から100年ほど前、大阪の駅で毎日、
朝から晩まで街行く人を観察していた
青年がいたそうです。

彼は駅を利用する方が重そうな買い物の
荷物を駅まで苦労して運ぶ姿を
まじまじと見ていました。

彼は改札を出たお客さんが重い買い物の
荷物をもって、自宅まで歩くのを
まじまじと見ていました。

数年後その青年は、駅と一体化した
百貨店と、線路の沿線上の住宅街を作り、

重い買い物の荷物で苦労する人は
いなくなりました。

 

 

まず線路を敷いて、電車を走らせ、
駅に百貨店を作って、沿線の土地を
買い上げて住宅街を作る。

すると、その地区で経済圏ができます。

 

この発想で西日本を開発した青年こそが
阪急グループの創設者の小林一三でした。

 

小林の大学の後輩の賢い青年が、先輩の
真似をして東日本を開発しました。

その後輩の青年が東急グループの
創設者の五島慶太でした。

 

今の日本のインフラの大半を一人の青年
の発想が作っていたのです。

 

このエピソードを紹介したのには
ワケがあります。

我々も似たようなことができるのです。

 

1週間丸一日会場にいると、見えてくる
お客様やスタッフの動きや心理
というものがあります。

具体的に言えば、どんな絵の前で、
どんなお客様が足をとめるか

がわかるのです。

 

非常に根気のいる作業だとは思いますが、
駆け出しの画家のうちは、

そんなオフラインでの交流を通して
学べることも多いと思います。

 

身近な絵画ファンに絵画を売る

「図書館の司書さんが絵が好きみたい
だから一緒に展示に連れていくね。」

プロの画家として展覧会活動をしていると、
身近な方で親身に応援してくださる方は
多いものです。

 

私も母校の恩師の先生に展覧会DMを
渡すと、図書館の司書の先生を連れて
展覧会を見に来てくれました。

その司書さんはもともと絵が好きだった
らしく、DMの作品を買おうと思って
くれていました。

しかし、その司書さんが来た時には
その作品は売れていました。

 

同じ構図で2枚目を描ける事を伝えると
注文してくださり、それがきっかけで

今でも、定期的に絵を注文して
くださっています。

 

これは私にとって、本当に思いがけない
幸運でした。

まさか身近にこんなに自分の絵に
興味を持ってくださる方がいるなんて

想像もしていなかったからです。

 

このように、想像もしない形で仕事が
やってきたりするものなので、

展覧会を開くときには臆さずに
身近な人にもDMを渡すべきなんです。

 

絵画コレクターに絵画が売れると…

【LTV(ライフタイムバリュー)】この言葉
を始めて聞いた時、意識高い系の
ビジネス用語だなぁ~

としか思わなかったのですが、
我々画家にとっては、非常に重要な
概念のようです。

 

売り上げ=単価×顧客数×成約率
という方程式があります。

絵画の場合、顧客数が少ないため、
1人のお客様に気に入って頂き、

定期的に注文をもらえる
という状況を作れる画家は強いのです。

 

LTV(ライフタイムバリュー)とはつまり、
一生のうちにどれほど1人の方が
絵を買ってもらえるかの値なわけです。

ベテランの作家で成功されている方は、
このようなリピーターのコレクターさんを
複数人抱えているようです。

 

これまでの絵画を売る方法

「芸術で稼ごうとするなんて不届き者!」

「画壇に命を捧げるのが芸術家なのに
百貨店に出すなんてお前は!」

「画家は純粋に売ることは考えず、
絵を描くべきだ。」

 

みたいにケンカをふっかけるお客さんも
いらっしゃるようです。

 

確かに、これまでの主な絵画の売り方は
集客と販売を画商さんにまかせて

作家は制作だけを純粋にやる
といった感じでした。

 

しかし、今はネットの発達のおかげで
個人でできることが圧倒的に増えました。

個人が情報発信も情報収集も無料で
効果的にできるようになったのです。

ここからは、オンラインでのPR
について紹介していきます。

 

絵画をオンラインで売るには

Amazonの登場でリアル店舗
での物販は終わった

そういった論調をたまにみかけますが、
これは必ずしも正しくはないようです。

 

Amazonが破壊したのは、中産階級以下
向けのオフライン店舗です。

つまり、安価な物を売っていた小売店は
Amazonに圧迫されてしまっているのです。

 

しかしながら、高級品の買い物は
リアルな店舗で実物を見て楽しみたい
と考える方が多いようです。

これの典型的な例がアップルストアです。
アップルストアというiPhoneとMacブック
しか売っていない

アップルの神殿で、高級品のiPhoneを
楽しみながら購入することで
多くのアップル信者が生まれています。

 

アップル信者はアップルストアという
リアル店舗での贅沢な時間を
大切にしたいのです。

絵画の販売もこの消費体験と似ています。
高級感あふれる店舗で神秘的な質感の
アートを実際に実物を近くで見て買う

という神秘的で非日常的な体験を
体全体で体感するため、
リアル店舗で買いたいのです。

 

要するに、基本的には絵はオンライン
では売れないのです。

なので、

「ギャラリーで展示したけど、売れない
から、オンラインで絵を売れば
きっと売れるはず。」

という淡い期待は抱かないほうが
良いでしょう。

 

オンラインで絵を売るよりも、
オフラインの場でお客様と直接話して
絵を買って頂く方が圧倒的に簡単です。

 

しかし、抜け道はあります。

実際にオンラインで高額な絵画を
売った成功例はいくらでもあるのです。

 

それらに共通するものは何か?

それは作者の圧倒的な知名度や人気です。

既にその画家のファンであるお客様が
ゆるぎない信頼をもってオンラインで
絵を買うのです。

 

複製画の販売でも同じことが言えます。

圧倒的な知名度と信頼感を得た、
濃いファンを持つ画家だけが、
この方法で絵を売ることができます。

実際に、メルマガ読者数千人のブロガー
がファンに向けて、絵を売った話や

都内百貨店で個展を成功させた売れっ子
完売作家が、百貨店のオンラインショップ
で複製画を大量に売ったという話を
聞いたことがあります。

 

このように濃いファンさえいれば、
方法はオンラインショップでも、

SNS広告でも、メルマガ内での配信でも
良いようです。

絵画をSNSで売るのは無理?

「お仕事の依頼はDMください。」
「制作依頼はこちら、@○○」

SNSでこんな感じのPRをしている
作家さんは結構多いですよね。

ただ、彼らに話を聞くと、あまり
上手くいっていないようです。

 

アート系の人間の間ではあまり
知られていないようですが

SNSは商品やサービスを販売するのに
は向いていないのです。

 

SNSはあくまで、会話を楽しむ場として
の役割が大きいので、

セールスを仕掛けると、スルーされて
しまうことが多いのです。

 

企業のFacebookページを見ても
商品を販売しているところは
少ないでしょう。

公式ホームページへ
誘導しているはずです。

 

また、SNS上での交流は最も
ライトな関係なため、濃いファンを
作るのは難しいようです。

それではどうするかと言えば、SNSでは
ブログの記事をシェアして、
ブログへ誘導しましょう。

 

ブログ内では、ブログのファンに向けた
メルマガ登録ページを用意しましょう。

そして、メルマガでは、ブログでは
書けないようなディープな話を
していきます。

 

ここまできて、ようやくセールスです。

 

SNS→ブログ→メルマガとここまで、
ついてきてくれたお客様は、あなたの
活動にそれなりに興味のある方ばかりです。

作品でも、サービスでも、絵画教室でも、
最近流行のオンラインサロンでも良いので、

あなたが提供できる最高の価値を
セールスしましょう。

 

ネットで情報発信するのは最高に楽しい

「ネットで余計なことを言って
炎上したらどうしよう。」

「顔写真を出して、悪用されたら
どうしよう。」

「住所を特定されて凸されたら
どうしよう。」

 

画家さんにネットでの情報発信を
勧めると、こんな不安を口にする方が
いらっしゃいます。

 

しかし、これらは全くの杞憂なのです。

SNS→ブログ→メルマガとここまで、
ついてきてくれたお客様は、あなたの
活動にそれなりに興味のある方ばかりです。

 

という話を先ほどもしましたが、
基本的にあなたの情報発信に時間を割く
ような方は、

あなたに対して好意的な方ばかりです。

 

しかも、アート関係の情報発信なら特に、
客層は善良で穏やかな方ばかりなのです。

 

YouTuberの家に視聴者が侵入して
ニュースになったりしましたが、

これは「エンターテインメント」
「お笑い」というマスに訴えるジャンルで、

尚且つ、数百万人規模のメディアだから
起きたことだと思います。

 

穏やかな客層を相手にする小規模な
発信者の我々画家にはそんな心配は
いりません。

この記事の冒頭で、絵を売って販売する
仕事は最高に楽しいという話をしましたが、

情報発信も負けていません。

 

むしろ、あなたに関心のあるかたばかり
が集まるので、とても楽しいと思います。

 

実際に私も集まった質問にこたえると
かなり喜んでもらえるので、
とても楽しいです。

メルマガ読者が良い方ばかりで、

コミュニケーションの喜びがメルマガ読者
と話しているだけで満たされているので、
引きこもりになってしまいそうです笑

 

また、クレームらしいクレームも
一度もありません。

よほど非常識で人を傷つけるようなこと
を発信しない限り炎上したりは
しないでしょう。

 

また、日常的に情報発信していると、
展示を開いた時にブログの読者が
絵を見に来てくれます。

オンラインの素晴らしいところは
世界中の人々に書いた記事を
読んでもらえることです。

 

東京で展示しようが
大阪で展示しようが
仙台で展示しようが
広島で展示しようが

毎回、ブログを見て展示に来てくださる
お客様は一定数いらっしゃいます。

 

ここまで、画家として生き残るための
様々な情報発信方法や販売方法を

紹介してきましたが、このオンラインでの
情報発信、特にオウンドメディアの構築は
最もおすすめできるものの一つです。

 

大した費用も掛からず、正しい知識と
根気さえあれば、

フリーランスの画家に求められる
影響力を手に入れられるからです。

 

皆さんも是非実践してみてくださいね。

 

絵を売る仕事に就く方法

今回は私のこれまでのエピソード
を踏まえ、絵を売る仕事の全貌を
お話ししました。

 

今回のポイントをまとめると

・罪悪感や学歴コンプを捨てて自信をもつこと
・飾りやすい絵を興味のある相手に売ること
・オンラインでも画家として情報発信すること

この3つが絵を売る仕事に就くのに
重要だと思います。

 

今回紹介した方法をより具体的に知りたい
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