貸しギャラリーの相場について
教えてください。
そんねメールをよく頂きます。
今回はそんなメルマガ読者の方から
寄せられた相談に答えていきます。
今回の内容はかなりハードな内容
ですが、皆さんのためになる話なので
シェアさせていただきます。
読者の方からこんな相談を頂きました。
目次
貸しギャラリー・画廊の相場を知らないと起きること
![](https://i0.wp.com/kurohaku.com/wp-content/uploads/2019/01/money-2180330_12801.jpg?resize=728%2C485)
貸しギャラリーや画廊の相場について
こんな声をメルマガ読者の方から
頂きました。
私は大学卒業後に、一人暮らしと奨学金
返済の身ながら、お金を貯めて25才で
貸しギャラリーで個展をしました。
(23年前の話)
美術教師の方がたが借りて展示していた
ので、何も分からない私は、1日2万円で
1週間借りて、14万と額縁代合わせて
30万円近いお金を使いました。
→少し高すぎますね。貸し画廊のオーナー
というのは、全員ではありませんが、
やる気もビジネスセンスもない割に
高飛車な態度の方が多い気がします。
ビジネスセンスがないので、美術業界の外
から新規顧客を呼んできて売れないわけです。
それでも生活するために美術業界の狭い
サークルの中で純朴で言うことを
素直に聞く若手から高額な展示料を
巻き上げて生きながらえている。
そんな方が多い印象です。
貸しギャラリー・画廊の無責任でおせっかいなアドバイス
![](https://i0.wp.com/kurohaku.com/wp-content/uploads/2019/02/end-time-2310776_12801.jpg?resize=728%2C428)
貸しギャラリーや画廊の相場について
こんな声をメルマガ読者の方から
頂きました。
何も分からなかった私は、こんなに
お金がかかるならもう、個展はできない
・・・そう思いました。
職場や親戚の方が絵を購入してくれましたが。
赤字です。
それから、花の絵は「売り絵はダメ」
と言われ飾ってもらえませんでした。
→売り物にもならない 誰も価値を感じない
作品しか作れない無力な人に限って、
そんなことを言うものです。
美術批評がまともな影響力を持っていた
のは社会全体の景気が良く
マネジメント抜きで絵が売れた
なおかつ美術館が権力を持ち
「何が美しいのか」を決めていた
1970年代までのことです。
現代は顧客の感情が全てを決めます。
これはこれでポピュリズムだなんだと
言われていますが
現状に即した認識かと思います。
スマホが普及して誰もが常に
高解像度の画像を送受信できる現代では
この傾向はさらに顕著でしょう。
T県の方だから頭がカタイというより
は頭が70年代で止まってることが問題なのです。
銀座でも有名美大でもこんなのは結構いますよ。
時代錯誤で無能な方々に気をつかって、
あなたの人生を無駄にすることはありません。
化石はおいていきましょう。
じきに絶滅します。
「20代で個展をやるのはうぬぼれ、
38才でやるのがちょうどいい」とある方が
話をしていました。
「T県の画壇の事なら何でも知っているから聞いて」
とも・・・
→美術業界に限らず、茶道や華道など
日本の芸事の世界では若手は実力があっても、
年長者の意見に従うべきで、年長者を
超えるような実績や活躍をしてはいけない
という鉄の掟があるようですね。
そんな時代錯誤な封建主義または
ネズミ講のようなシステムでなんとか、
ご老人を食わせる という発想のようです。
まさに暗黒の中世です笑
年長者のご老人が人格的にも
ビジネスセンス的にも作品レベルも高い場合
は言うことを聞いていれば上手くいくでしょう。
ただ無能だと悲惨です。
無能な指導者の意見を尊重して、
あなたの人生を犠牲にすることは
ないと思います。
自ら学び、事業家として強く
賢くなるしかありません。
貸しギャラリー・画廊の暴挙
![](https://i0.wp.com/kurohaku.com/wp-content/uploads/2019/02/複製画.jpg?resize=728%2C410)
貸しギャラリーや画廊の相場について
こんな声をメルマガ読者の方から
頂きました。
私の考えはT県の画壇?は昔の考え
が残っているだけだと思います。
売り絵とか、パン画家とか言って
下に見る傾向があると感じます。
しかし、私は絵を売りたいです。
そうしないと次の絵を描く画材が
買えないからです。
作家活動が出来ないからです。
→芸術性の追求は売り方を覚えてから
でも良いと自分は考えています。
自分の絵を売れない:自分の作家活動を
社会の役に立たせることができないような
レベルの低い作家に時代の本質を掴んだような
芸術作品を作ることはできないでしょう。
なので、売り方を学ぶことを
ためらうことはないです。
貸しギャラリー・画廊による個展の年齢制限
![](https://i0.wp.com/kurohaku.com/wp-content/uploads/2019/02/gulls-2662550_12801.jpg?resize=728%2C343)
貸しギャラリーや画廊について
こんな質問をメルマガ読者の方から
頂きました。
何歳で初個展をしたらいいのか。
→必要な準備が整ったら
何歳でもやって良いと思います。
理想的には同じような目標を持った
画家と協力してグループ展で経験を
積みながら成長して
じきに個展を開く
というのが良いでしょう。
貸しギャラリー・画廊の料金の相場
![](https://i0.wp.com/kurohaku.com/wp-content/uploads/2018/12/abacus-485704_960_7201.jpg?resize=728%2C569)
貸しギャラリーの相場のようなもの
を知りたいです。
→ギャラリーに関しては広さや人通り、
ギャラリストの熱意など
様々な要素があります。
なので、あまり相場を考えて
も仕方はない気がします。
ギャラリーを見て回り、最終日に
作品がちゃんとたくさん売れているか
どうかでギャラリーの価値を
見極めるのが良いと思います。
貸しギャラリー・画廊の料金の相場の考え方
貸しギャラリーの相場についての
考え方をご紹介します。
1週間で○○円は安いのか、高いのか。
こういった考え方ではなく
・絵の売れ安さ
・画商さんのやる気
・会場のコネ
・展示空間の雰囲気
などを総合して、値段以上の価値のある
展示ができるのかどうか?
そんな価値基準で展示場所を決めて
みましょう。
そのためには、実際に多くの
貸しギャラリーを見て回り
比較検討することが必要だと思います。
団体展という居場所
![](https://i0.wp.com/kurohaku.com/wp-content/uploads/2019/02/tyrannosaurus-148320_12801.png?resize=608%2C392)
恩師の団体から抜けられない。
と言ってる人がいますが、
そうした場合は恩師が亡くなるまで
いなくてはいけないのでしょうか?
ということ。
→恩師に賞賛されても
団体展で賞をとっても、
貸し画廊のオーナーに気に入られても
有名美大を卒業しても
作家としての成功は
全く保証されません。
そして彼らに気を遣っても
お金と時間を無駄にするだけだと
思います。
これはよくビジネスの世界で聞く話ですが、
自分よりも成功している人の
アドバイス以外はアドバイスではないのです。
失敗している人の話を聞いたら
あなたも失敗してしまいます。
失敗している人は自分と同じように
失敗している人を見て安心したいだけなのです。
傷を舐めあいたいだけなのです。
士気が下がって迷惑ですし時間が勿体無いので、
そんな方たちの話は真に受けなくて良いと思います。
貸し画廊と団体展は好きな人が行けば良い
![](https://i0.wp.com/kurohaku.com/wp-content/uploads/2019/01/goods_koukan1.png?resize=400%2C368&ssl=1)
貸しギャラリーや画廊の相場について
お話ししてきましたが
今回 Kさんが送ってくれた相談は
日本の年齢序列(年をとっても功績はないので
年功序列ですらないのです)社会の弊害を
象徴的に表す相談内容でした。
今回は多少キツイ言葉も出てしまいましたが、
これが私の本音なんです。
皆さんも、年上だから正しいという先入観は捨てて、
正しい情報を自分でつかみ発信していける、
21世紀の画家になっていきましょう!
絵画をたしなむのメルマガではこのような
リアルで熱い質問を受け付けています笑