[西洋美術史]コロッセオやポンペイ壁画など古代ローマ美術の有名作品を解説

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どうも 絵画をたしなむ を運営する画家の黒沼です。

 

 

 

これまで、記事を書いてきて

 

 

 

画家の名前を引用して説明したりすることが結構あり、話が専門的になりすぎる

 

 

 

ということが気になっていたので、今回も西洋美術史についての記事を易しく書いていこうと思います。

 

 

 

初心者でも、玄人でも楽しめる記事を目指して頑張って書いていきたいと思います!

 

 

 

今回は古代ローマの美術について解説します!

 

 

 

当時の音楽とともにお楽しみください!

 

 

 

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ローマ美術とは

 

 

 

 

 

イタリア半島にはローマが繁栄する以前、エトルリア人が住んでいました。

 

 

 

 

 

エトルリア人は非常に陽気で、ギリシャの影響を受けながら、現世的、享楽的な美術を残しています。

 

 

 

 

 

 

エトルリア人はテラコッタ焼きを得意としたようで、多くのテラコッタ作品を残しています。

 

 

 

 

 

 

 

エトルリア美術にはこのような自然で、写実的な表現 という特徴もあります。

 

 

 

ローマの美術はこのエトルリア美術ギリシャの美術のコピーが合わさり発達しました。

 

 

 

 

 

 

前回、ギリシャの記事ではいくつか彫刻を紹介しましたが、実はそのほとんどがローマ時代の模刻(ローマン・コピー)なんです。
ギリシャ時代のオリジナル作品はほぼ現存しないようです。

 

 

 

ローマ時代の彫刻

 

 

 

 

 

 

ローマ時代の彫刻は戦利品として持ち帰られた、ギリシャ彫刻のコピーを中心に展開していきました。

 

 

 

しかし、ローマ彫刻にもいくつか独特の性格があります。

 

 

 

エトルリア彫刻から受け継いだ写実的、現実的表現です。

 

ギリシャ彫刻は人間離れした理想的プロポーションの神様の像が多く作られました。

 

 

 

また神々以外で、彫刻になるのはオリンピック選手や哲学者など、選ばれた人たちでした。

 

 

 

これに対し、ローマ彫刻はどこにでもいそうな人たちがリアルに表現されました。お金持ちなら

彫刻にしてもらえたというのもローマ彫刻の特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ローマ彫刻は帝国の発展につれて、よりモニュメンタル(記念碑的)になっていきます。

 

 

 

それまでのリアルな表現から、皇帝の威厳を示すためのデフォルメが加えられるわけです。

 

 

 

 

 

 

これはコンスタンティヌス大帝の像ですが、全身で17m近くあります。目は大きく強調され、皇帝の威厳が表現されています。

この目を大きく作る ような表現的な性格はのちのビザンティン美術に継承されたようです。

 

 

 

 

 

 

ローマ時代の建築

 

 

 

 

 

 

ローマはギリシャを含む地中海沿岸の国々を征服しましたが、文化的にはローマはギリシャに征服されたようです。

 

 

 

彫刻を中心に数多くのギリシャの美術がコピーされました。

 

 

 

しかし、建築と法律の分野では、ローマ独自の発展を見せます。

 

 

 

 

 

 

 

有名なコロッセオアッピア街道にはローマン・コンクリートという強靭なコンクリートが使われました。現在のコンクリート以上に堅牢な材料で、これのおかげで、多くの遺跡が残っている ともいえます。

 

 

 

 

 

 

 

アーチ構造の発明も重要なポイントで、これにより、広い室内を持つ大規模な建築が可能になりました。

 

 

 

 

 

 

それまでは、パルテノン神殿のように、無数の柱がないと、屋根を支えられませんでした。柱の数が増えれば当然、室内空間も狭くなるわけです。

 

 

 

アーチ構造はローマ時代に生まれました。

 

 

 

 

 

ルネサンス期の画家、ラファエロは『アテネの学堂』というギリシャを題材にした絵画を描きましたが、ここに古代ギリシャ時代にはまだなかったアーチが描かれています。

 

 

 

『アテネの学堂』は私も好きな名画ですが、時代考証にミスがあったんですね。

 

 

 

ローマ時代の絵画

 

 

 

 

 

 

ローマ時代には世界最古の絵画技法ともいわれるエンカウスティックが登場しました。

 

 

 

 

 

 

これは蜜蝋(ハチの巣の外壁)顔料を混ぜて作った絵の具で描く技法でした。

 

 

 

油絵の具のような、艶とグラデーションがあり、↓のようなリアルな肖像画に用いられました。

 

 

 

 

 

 

 

この技法は200年ほど前ポンペイの遺跡がフランスの調査団により発掘され見つかった技法で、当時のフランスで大流行しました。

 

 

 

 

また、40年ほど前のアメリカの画家、ジャスパー・ジョーンズもこの技法を用いて制作しました。

絵画らしさを素材感に求めたジャスパージョーンズは世界最古の絵画技法で、アメリカ国旗というイメージを描いたんですね。

 

 

ローマ時代の絵画はポンペイの発掘まで謎のままでした。

ローマ時代の絵画はギリシャ時代の絵画同様、ほとんど現存していなかったんですね

 

 

 

 

 

 

 

しかし、ヴェスヴィオ火山の噴火で、街ごと灰にうもれたポンペイでは、当時の状態で絵画も灰の中で保存されていたんです。

 

 

 

 

 

ポンペイの絵画は、赤い背景のものが多く、『ポンペイの赤』と呼ばれています。

 

 

 

また、石の壁や窓をリアルに描いた、だまし絵のような絵画も多く、絵画がインテリアの一部として機能していたようです。

 

 

 

リアルな奥行きをもった絵画を壁に描いて、部屋を広く見せようとしたんですね。

 

 

 

まとめ

 

 

 

 

 

今回は古代ローマ時代の美術について解説しました。

 

 

ローマ美術の特徴をまとめると

 

 

 

・写実的な表現から表現的な人物表現へ

実用的な優れた建築技術

・エンカウスティックによる写実的な絵画表現

 

 

 

という感じですね。

 

 

 

ローマ時代の美術はローマ人の陽気な性格が垣間見えるような作品がたくさんあり、とても楽しいですね。

中にはこんなものまで…

 

 

 

 

 

 

次回は初期キリスト教美術について解説します。

 

 

 

それではまた

↓西洋美術史についてはコチラ↓

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