作品の梱包方法について

ペイパル決済システムの作り方

ペイパル決済ボタンの作り方

SNSに絵を上げただけで売ってくださいと言われた話

今回は以前私が経験したSNSで絵が
売れたお話をシェアさせて頂きます。

みなさんにもきっと役に立つと思うので
是非最後まで見て実践してみてください。

 

SNSに絵を上げただけで売ってくださいと言われた話

ある日、ぼんやりスマホを眺めていると
こんなメッセージを頂きました。

なんと、こちらからセールスを
したわけでもないのに

絵を売ってほしいという
連絡が来たのです。

実は私はこの作品を売る予定は
ありませんでした。

 

このりんごの作品は油絵の描き方を
解説するYouTube動画を作るために
描いたものだったのです。

YouTube動画を作るだけでは
もったいないので、

毎日途中段階の絵を技法解説とともに
投稿していました。

FacebookとInstagramで投稿していたのですが
Facebookの投稿を毎日楽しみに
見てくれていた方がメッセージをくれたのです。

私はこの方とはこの時が初対面でした。
これまで一度もメッセージのやり取りをしたことのない、

 

もちろん会ったこともない
お客様からメッセージが届いたのです。

そして、なんとこのお客様は
りんごの絵をとても気に入ってくれ

りんごの次に書いた百合の花の絵も
購入してくださったのです。

このお客様はとある会社の経営者で
別荘に私の絵を飾ってくださったようです。

絵を買う属性のお客様とダイレクトにつながり、
販売までできるとは思ってもいませんでした。

正直私はこれまで、SNSの投稿に
あまり興味がありませんでした。

勝手に自分にはSNSは向いていないと
自ら可能性を捨てていたのです。

しかし、今回のように制作過程を
毎日アップするだけで向こうからメッセージが来て

複数枚絵を買ってもらえるなんて
こともおきるんだなと感心しました。

SNSで絵が売れた場合、当たり前ですが
絵の売上は100%画家の物になります。

これは今までやっていなかったのが
もったいないと思いました。

 

SNSで絵を売るコツ

さて、SNSで絵が売れた話を
紹介しましたが、

これは正直言って狙い撃ちで
できるようなことではないと思います。

しかし、今回は私なりになぜこんな
ミラクルが起きたのかを
分析してみたいと思います。

 

絵を売っている画家だと認知されること

 

今回のミラクルの最大の要因は
数日前に投稿したこの画像だと思います。

りんごの絵が売れる数日前、私は
メルマガ読者さんにオンラインで
絵を売っていました。

また、私は普段原画の販売をしているので
作品の販売方法に関する投稿や

 

制作中のオーダーメイド作品
の画像も投稿しています。

SNSのタイムライン上を見れば、
この画家の絵は買える
ということがわかるわけです。

 

日本においては、絵は購入できるもの
という認識がまだまだ弱いです。

なので、絵を売っている画家である
ということがしっかり伝わるように
すべきなのです。

 

定期的な投稿

SNSの運用で最も重要なのは
定期的に投稿することです。

あなたがよほどの有名人でない限り
投稿をしていなければ、

あなたはネット上で認知されません。

投稿し続けなければ
存在していないのと同じなのです。

ちなみに、SNSの投稿時間
としてオススメなのは

一般的に7時、11時、19時と言われています。

これらの時間はネットを見ている人
が多いのだそうです。

 

しかし、これは全体的な傾向の話なので

あなたの活動に興味を持つ見込み客がいつ
SNSを見ているのかは実際に
やってみなければわかりません。

ちなみに私のYouTubeチャンネルやブログは
金曜日、土曜日、日曜日の21時ごろ
見ている人が多いようです。

このようなねらい目の時間帯を見つけて
毎日投稿するのがオススメです。

 

作品画像+文字情報

これは忘れがちですが
ただ作品の画像を投稿するだけでは
効果は半減してしまいます。

その作品画像を投稿する目的を
しっかり意識して文字情報で補足しましょう。

私の場合は主にオンライン絵画教室の集客手段
としてSNSを使っているので

作業の途中の作品画像を技法解説とともに
投稿し、最後にオンライン絵画教室用の
メルマガ登録ページのURLを貼っています。

 

もちろん、描き方のような技法ではなく
作品に込めた思いや制作テーマについて
投稿するのも良いでしょう。

ただしその時は、独りよがりポエムに
ならないように注意しましょうね。

 

SNSを普段眺めている時もどのような投稿が
拡散されているのかをチェックして
センスを磨いて行きましょう。

SNSでの値段交渉のコツ

さて、ここではオンライン上での
値段交渉のコツを解説していきます。

オンライン上ではリアルの会場とは異なり、
売り場がありません。値札もありません。

なので、この絵はこの値段です。
と言葉で伝える必要があります。

 

ここで難しいのは、日本においては
まだまだ絵のお値段がどんなものか
わかっていない方も多いのです。

なので、百貨店で販売する絵の値段を
いきなりお伝えすると驚かれることも多いのです。

 

そこで、まず最初にご予算を伺いましょう。
そのあとで、百貨店で販売している
正規の価格をお伝えします。

そのあとで可能ならお値引きを
ご案内すると良いでしょう。

先ほどもお伝えした通り、オンライン上で
絵が売れると100%の売り上げを
画家が手にすることができます。

なので、オンラインで直接つながった相手には、
あなたが気にしないのなら
お値引きを提案しても良いでしょう。

 

発送までの流れ

オンラインで絵が売れた時の流れは
このような感じです。

作品画像チェック
サイズの確認
値段交渉
額装シミュレーション
振り込み方法の確認
住所と納期のチェック
発送

まずは作品画像を見て
気に入ってもらえるかです。

そして実際の絵のサイズを
お伝えしましょう。

大きすぎて飾れないと困りますからね。

 

次に値段交渉です。

先ほどもお伝えしたように
予算を聞き、正規の値段を伝え、
割引できる場合は割引しましょう。

次が額装シミュレーションです。

これはオーダーメイド作品のパートで
話した方法と同じですね。

 

そして次が振り込み方法の確認です。

基本的には銀行振り込みを
ご案内で良いですが

 

お客様が分割払いを希望された場合などは
ペイパルなどのサービスを使うのも良いでしょう。

ペイパルの使い方については
下にリンクを貼っておくのでご参照ください。

 

ペイパル決済ボタンの作り方

次が住所とお受け取り日時の確認です。

額を新たに注文する場合は額屋に
額縁がいつ届くか確認をとりましょう。

そして、額が自分のもとに届いた後で
額装して発送します。

基本的に梱包は絵を額縁に収め
額縁を黄袋に収め
額縁が収まっていた箱に気袋を収め
エアキャップと段ボールで梱包し発想しましょう。

作品梱包の具体的な方法は解説動画を
別に作ったのでチェックしてみてください。

ムダのない情報発信のコツ

さて、今回はSNSで絵の制作過程を
投稿したら思いがけず絵が売れた
というお話を紹介しました。

しかし、これは狙い撃ちでできることではなく

これに期待して毎日SNSにばかり
時間を取られるのは良くないでしょう。

そこで今回はムダのない情報発信のコツ
についてお伝えします。

今回のミラクルも先ほどお伝えした通り、
YouTubeの動画を作るために描いた絵が売れました。

つまりYouTube用の動画素材や画像素材を
SNSにも使いまわしたわけです。

実は、完成したYouTube動画のセリフ部分は
文章化してブログに投稿したりもしています。

 

この発想は情報発信をやる上で非常に重要です。

ネタは1つでも、見せ方を工夫することで
ブログ、YouTube、SNSなどの各種集客メディアに
使いまわすことができるのです。

絵を描くのには時間もエネルギーもかかります。
時間もエネルギーも有限です。

なので、このように1つの体験やネタを様々な
メディアで投稿するべきなのです。

これは情報発信をやる上での常識といえます。

ネタを使いまわしてこいつはサボっているなんて
思われることはないのでご安心ください。

 

SNSはあくまでもサブ

最後に私がSNSにはさほど
エネルギーを注いでいない理由を説明します。

 

この図をご覧ください。
SNSは気軽に短時間で投稿できる反面
基本的に薄いファンしか集められないのです。

薄いファンが行動することはめったにありません。

SNSで個展を告知しても
ほとんど人が来なかったり

ましてや来た人が絵を買うことがない
のはこういうわけなのです。

 

なので、何十人と作家を集めて全員で
SNSで告知なんていうグループ展の
集客方法はあまり効果的ではないのです。

逆にメルマガやLINE公式アカウントのような
クローズドなメディアに集まった濃いファンは
かなり個展に来てくれます。

実際私がメルマガで個展告知をすると
毎日のように読者がひっきりなしにやってきます。

なのでSNSからブログやYouTubeへ誘導し
そこからメルマガやLINE公式アカウントへ誘導する

といった形で、よりクローズドなメディアへ
集客していくのが重要なのです。