7大特典ページ

まず1枚絵を売るための3STEP 特典ページ

 

 

描けばすぐ売れる絵の4つの特徴

今回は売れる絵の持つ特徴について
4つの側面から解説していきます。

 

モチーフと技法

花鳥風月+美人画

アートフェア東京で美大生がみたもの

百貨店の個展会場で接客をしていると、
一人の若い青年が親しげに
声をかけてきました。

 

私は彼を知りませんでしたが、
彼は私を知っているようでした。

彼は私のメルマガ読者でした。
初対面なのに、

ずっと前からの友達のように、
すぐに打ち解けることができました。

 

ブログやメルマガ運営の醍醐味は、
こういった志を共有した仲間を
たくさん作れるということなんです。

そんな彼が、嬉しそうに
こんな報告をしてくれました。

 

「この間アートフェア東京に行ってきた
のですが、メルマガやブログに書いて

あった通り、花鳥風月と美人画には
赤いシールがたくさんついていました。」

 

「というか、逆に赤いシールが付いている
作品は花鳥風月や美人画の作品ばかりでした。」

 

そうなのです。日本のアート市場での
売れ筋は花鳥風月と美人画なのです。

花の絵、動物の絵、風景画、美人画は
とにかく良く売れます。

 

これは、百貨店、ギャラリー、アートフェア
など、場所を問わず、良く売れるようです。

この潮流は、全く欧米のアートシーンと
切り離されており、

日本独自のものだと言われています。

 

最近は日本画ブームで、都内の百貨店では
日本画や美人画の展示が数多く催されており、

美人画の書籍も商業出版されたりしています。

 

日本の一般庶民が広く絵を生活の中で
楽しむ習慣は江戸時代で断絶しているのです。

なので、日本人が共有できる美の基準は
花鳥風月+美人画であり、抽象画や

シュールレアリスム、ミニマリスム、
インスタレーションなどの、
近現代アートは流行らないのです。

 

サラリーマンコレクターという現象

「人物画は売れない。」

これがこれまでの日本のアート市場
の常識でした。

 

特に正面を向いた人物画は監視されて
いるかのようで、飾りづらく、
人気がなかったのです。

また、美人画は家に飾ってあると、
奥さん子供が複雑な思いをする

 

ということから、購入を避ける方
も多かったようです。

しかし、ここ数年で状況は変わりました。

 

独身男性で絵の購入が趣味の
サラリーマンコレクターが増えてきたのです。

美人画の流行と同時に起きた
この現象には関連性を感じます。

 

そして、最近は美術系大学の学生の
7割以上が女性になり、

女性画家も増えています。

 

そして、そんな状況下で、
ギャラリ―ストーカーという厄介な
輩も増えてきています。

作品を購入し女性作家に付きまとい、
食事に連れていったり、
一日中連れまわしたりと

好き放題やっている方もいるようです。

 

私も何度か友人女性作家の用心棒役を
頼まれてギャラリ―ストーカーを
見たことがありますが、

まあひどいものです。

 

昨今の美人画ブームの裏には、
美人の画家が描いた美人画を

寂しいおじさんが買うという
リアルな一面もあります。

 

もちろん、サラリーマンコレクターの
全員がそうではありませんが、

女性作家はそのあたりの事情を
知っておくべきでしょう。

 

縁起物

神様の図像を描いた作品、
干支を描いた作品、

故事や縁起物を描いた
絵も良く売れます。

 

これも花鳥風月同様、日本人なら
誰もが共有できる物語ですね

来客の際に、会話のきっかけに
なるような作品は飾りやすく、
人気も高いといえます。

写実絵画

ホキ美術館という写実バブルの象徴

 

花鳥風月+美人画と並んで人気が高い
のがフォトリアルな絵画です。

写真と見まごうクオリティーの
写実絵画は値段が高騰しており、
人気も高いです。

 

ホキ美術館という写実絵画専門の
美術館も多くの雑誌やテレビ番組で
紹介され、知っている方も多いでしょう。

一時期ほどではありませんが、
写実絵画はいまだに強い人気があります。

 

人気作家には、完売作家も多く
夢のある作品ジャンルと言えます。

 

素材感

金箔という暴力

「人はどうしてもビジュアルに
手触りを求めてしまう。」

あるベテラン作家が
こんなことを言っていました。

 

確かにスマホという高解像度の画面を
持ち歩く私たちは「手触り」を感じる

ビジュアルに飢えている
のかもしれません。

 

実際に、強い素材感のある
絵は、良く売れます。

和紙をクシャクシャにもんで
描く、揉み紙の日本画

キラキラと粗目のガラス質の
岩絵具が輝く日本画

 

そして、盛り上げ胡粉で、
盛り上げた上に金箔を
貼ったような作品

は本当に良く売れます。

 

印象派のような【物質感の強い油絵】は
そこまで、売れませんが、

【物質感の強い日本画】は
本当に良く売れます。

 

フォトリアルな絵を描くのは
簡単ではありませんが、

金箔を貼るのはとても簡単なので、
気軽に試せると思います。

ちなみに私は黄金背景技法
という中世ヨーロッパの金箔
を使う技法を使っていますが、

これは日本画の金箔の絵より
もさらに強い素材感がでます。

 

そして、難しいので
簡単にマネされません。

 

一般の方に取って、今回紹介したような
素材感は普段の生活の中で見ることがなく、
目新しいのでしょう。

そして、アート作品に期待される
「無視できない圧倒的な存在感」
演出することができます。

 

水彩、版画は不利?

ここまで、売れやすい絵の技法に
ついて語ってきましたが

水彩や版画、デッサンは
どうなんでしょうか?

 

これらのような、紙に描いた作品は、
安くするという慣例があります。

そのため、売れても利益が小さく、
作家は苦戦を強いられます。

 

基本的に絵はしょっちゅう
売れるものではないので、

1枚当たりの売り上げ(単価)
が重要なのです。

 

なので、版画家さんの中には、
地塗りした板にペン画を描いたり、

銅版画の技法でガラス絵を
描いたりといった工夫をして

 

高単価の1点物も用意して、
単価を上げる工夫をされる方
もいらっしゃいます。

逆に、紙の作品の単価が低い
ことを逆手にとる作家さんも
いらっしゃいます。

 

ベテラン作家で号単価が高くなりすぎて、
初めてのお客様が気軽に絵
を買えない価格になってしまった

そんな方が、鉛筆デッサンの作品を
「お求めやすい作品」として、
展示していることもあります。

 

価格

お値段以上の価値を生め

「自分が好きで描いた絵で
お金をとるなんてできない。」

そんな純朴な思いを持った
画家さんは多いものです。

 

しかし、少し考え方を
変えてみてください。

 

1か月かけて描いた50万円分の
価値の絵を30万円で売る。

この場合、絵を買ったお客様は
絵に加えて、20万円分の価値を
タダでもらったことになりますね。

 

そして、画家は30万円の現金を
もらい1か月生活することができ、
次の絵を描くことができます。

お値段以上の価値を生み、絵で
人を喜ばせながら、生活の糧も得る、

そんな画家になれば良いのです。

 

新築祝いは4万円

絵のオンラインショップや、
貸し画廊でのグループ展を
みて回っていると、時々

1万円以下で売られている絵
があります。

 

その絵が売れたとき、その画家は
材料費と時給、その絵の展示
にかかった資金を
回収できるのでしょうか?

始めて絵を買うお客様のために、
「お求めやすい作品」を用意することも
重要なのですが、

その値段設定はあまりにも
卑屈に思えます。

 

新築祝いや結婚祝いで絵を買う
お客様にこれまで何度もあってきましたが、

彼らのご予算は大体4万円の前後
であることが多いです。

 

そして、実際百貨店で絵を
展示販売していると、

最も良く売れるのは
4万円前後の絵です。

 

安くとも4万円くらいの
値段設定にしておきましょう。

 

高くても売れるのがプロ

 

「高くて大きい絵が売れる」
この状態になって初めて、

作家活動をまともに
続けていくことができます。

 

駆け出しのうちは、余計な
罪悪感や遠慮から、

安売りしてしまうことも
あるかもあ入れませんが、
それでは長く続きません。

 

2種類の在庫ピラミッド

メルマガの中で在庫ピラミッド
という戦略を紹介しましたね。

小さく安い作品ほど多く、
大きく高い作品ほど少なく

準備することで、
売り上げが安定しやすい

 

というものでした。

 

しかし、この在庫ピラミッドは、
初心者向けのものなのです。

展覧会を開けば、安定して
絵が複数枚売れる

そんな中上級者には、
別の戦略が必要になってきます。

 

中上級者におすすめの
在庫ピラミッドはこんな感じです。

固定のファンが付き大きい絵も
売れるようになった、

 

中上級者は小さい絵の
在庫を減らすべきなのです。

なぜなら、1週間の展示会期中
に会場を訪れる「絵を買うお客様の数」
は有限だからです。

 

絵を買うお客様は

「5万円の絵でも、20万円の絵でも、
気に入れば買う。」

 

そんな方も多いのです。

 

そんなお客様のお眼鏡にかなう、
中上級者が初心者向けの

在庫ピラミッドで展示をすると

 

20万円の絵を出していれば、
それを買ってもらえたのに、

5万円の絵をたくさん飾った結果、
5万円の絵ばかり売れる

 

そんな悲劇が起きます。

 

20万円の絵を買うはずだった
お客様が5万円の絵で満足してしまうと、

15万円分、売り上げを伸ばし
損ねることになるのです。

 

サイズ

SMと誰もが言う

最も良く売れる絵のサイズ
はどのくらいですか?

この質問を様々なアート市場の現場の
方に聞いてきました。

 

銀座の画廊オーナー、カフェギャラリー
のスタッフ、百貨店美術画廊のスタッフ、

日本人作家の海外出展をサポート
するスタッフなどなど

 

不思議なことに彼らは決まって

「SMくらいが一番良く売れます。」
と答えます。

 

ちなみに、サムホールは
2号分の値段で販売します。

 

変形キャンバスという戦略

特殊な形、材質の支持体を使うことで、

「号いくらの計算」から免れる
という戦略をとることもできます。

 

絵の値段の決め方は結局のところ、
お客様が納得する説明が
できれば良いのです。

 

この作品は支持体の準備に
手間と特別料金がかかっているので、
その分上乗せされています。

といった説明ができれば良いのです。

 

他にも、金箔などの高価な材料を
使った作品もそうでない作品よりも

高めに値段設定をする慣例
が認められています。

 

縦長の絵

 

掛け軸を床の間に掛けて楽しむ習
慣を持っていた

我々日本人は縦長の絵
が好きなようです。

 

また、縦長の絵は手狭な場所
でも飾れるので、大きくても
売れることが多いのです。

 

額装

華やかさ、飾りやすさが鍵

美大の講評や芸術祭では額縁に絵を
入れて展示することがあまりないですが

百貨店やアートフェアなどのアート市場
の現場では額縁に絵を入れて
販売することが多いです。

 

そして、額縁も作家が選んで用意するので、
自分の作品にあった額装で、

尚且つ飾りやすいデザインの額を
見つける必要があります。

 

一般的に、部屋の雰囲気が明るく
なるような、華やかで飾りやすいもの
が好まれます。

金、銀、装飾のあるものが人気ですが、
落ち着いた木目調のものも
一定の人気があります。

 

今回は少しでも早く皆さんに
「売れる額装」の特徴をつかんで
頂くための特典を用意しました。

特典4 【実際に売れた額装】
アーカイブには、様々なタイプの
額装パターンが収められています。

 

全て、実際に売れた額装なので、
直接的に参考にできるかと思います。

 

現代アートへの架け橋

最近では、このようなボックスフレーム
という形式の額縁が流行っています。

この構造を利用して、私はボックスフレーム
の中で構成するような絵を描いています。

 

伝統的なモチーフを写実的な技法で描くと、
どうしても、見たことあるような絵
になってしまいがちですが、

このように、額装や支持体の形を
工夫することで、モダンな印象であったり、

現代的な印象を与える見せ方
をすることもできます。

 

今回は描けばすぐ売れる絵の特徴を
モチーフと技法、サイズ、価格、額装
の4点から説明しました。

今回は少しでも早く皆さんに「売れる絵」
の特徴をつかんで頂くための特典を
用意しました。

 

特典3 【実際に売れた絵】アーカイブには、
私を含む複数名の作家の様々な作風の作品が
収められています。

全て、実際に売れた絵なので、直接的に
参考にできるかと思います。

 

 

モチーフごとに分類したページと、展示会場
ごとに分類したページがあるので、
是非チェックしてみてくださいね。

 

売れる絵の特徴、地域別の絵の人気が
よくわかると思います。