皆さんこんにちは。
この度はまず1枚絵を売るための3STEP

(以下、本コース)にご参加頂き
ありがとうございます。

 

本コースの目的

 

「黒沼さんの話やビジョンには
とても夢を感じます。

でも、自分にとっては、
「どうやって実現するの??」

という感じなんです。
私はまず1枚絵を売りたいです。」

 

この言葉は私のオンラインスクール
の初の生徒さんからの言葉でした。

 

私は彼から非常に大切な
ことを教わりました。

「私は初心者の気持ち」
忘れていたのです。

 

思い返せば、絵を1枚も
売ったことがない頃の私は

「まず1枚売るには?」
どうするか、それすら、
よくわからない状況でした。

 

そこで今回、まず1枚
絵を売るための3STEPを
作成しました。

これは数多くのプロの作家仲間
からの情報を結集し、

 

メルマガ読者やオンラインスクール生
の悩みや疑問に答えた
ものになっています。

STEP1から順番に学んで、
実践していくことで

 

悩みや疑問が解消していくと
思うので、是非順番に実践
してみてください。

(STEPを経るごとに難易度は
上がっていきますし、

前のSTEPでの経験を生かした
実践をしてもらいたいんです。)

 

本コースの流れ

STEP1:【あなたにとっての売れる絵】を
【売れる場所】で売る

STEP1の内容を概説すると、
日本でよく売れる絵を知って、

自分の強みを生かした絵の型を見つける、
そして絵が売れる場所を見つけて売る。
という流れです。

メルマガ読者の方のお話を聞いていると

 

「日本では絵が売れないから、
海外に行きたい。」

「ギャラリーでは売れなかったから
オンラインで絵を売ってみたい。」

 

そんな話をされる方が結構います。

 

お気持ちは本当に良くわかるのですが、
これらは、日本のギャラリーで
絵を売るよりも難易度の高い方法です。

 

なので、まず初めに必要な準備をした
上でリアルの展示会場で絵を売って
みてから挑戦すべきだと思います。

 

STEP2:【隠れコレクター】を発掘し、オーダーメイド絵画を受注する

 

リアルの場での展示に慣れてくると、
あなたの固定ファンの方が
現れたりします。

また、あなたの周りに
「絵を飾って楽しむのが好き」な人が
意外にも多くいたことに気が付きます。

 

STEP2では、そんな方々と直接交流して、
オーダーメイド作品を受注してみましょう。

もし、STEP1でうまくいかなかった
としても、めげずに挑戦してみてくださいね。

 

オーダーメイド作品制作の方が
向いている作家さんも実際いらっしゃるので、
是非挑戦してみてください。

このSTEP2をマスターできると、
画家としての未来は明るくなってきます。

 

高い値段を払ってでも絵を直接
買ってくださるお客様が複数人いると、

それだけで売上は安定するからです。

 

そして、そんな方々は多くの場合、
気に入ると何度も注文してくれます。

 

STEP3:オンラインで絵を売る

 

皆さんが想像する以上にオンラインで
絵を売るのは難しいです。

しかし、成功例はいくつもあるので
不可能ではないでしょう。

 

STEP1、2で積み上げた経験値を
生かした情報発信を行い、
販売に繋げていきます。

オンラインでの宣伝をきっかけに
絵が売れたケースを紹介しつつ、

 

そのための情報発信方法をSTEP3
では解説していくので、

是非実践してみてくださいね。

 

それでは早速STEP1から
始めていきましょう。

STEP1でお伝えする
内容はこんな感じです。

 

・【初公開】絵を買う人が
大切にする【特別な○○】演出方法

・100枚絵を売ってわかった
描けばすぐ売れる絵の4つの特徴

・ルーブル美術館に学ぶ
絵が売れる場所の見つけ方

・あなた独自の世界観、個性
を発掘する一生モノのノウハウ

・【あなたにとっての売れる絵】
を見つける方法

 

STEP1の目的は日本でよく売れる絵
を知って、自分の強みを生かした
絵の型を見つける、

そして絵が売れる場所を見つけて
売る。というものでした。

 

今回は売れる絵、売れる場所を見つけ
売れっ子作家になるために必要な

マインドセットを5つのストーリーを
通してお伝えしていきます。

どのストーリーも全て私の経験した実話に
基づいているので、役に立つと思います。

 

あなたを売れっ子作家に変える5つのストーリー

マネできない!と思わせることモランディのすごさについて

私の好きな画家のひとりに
ジョルジョ・モランディ
という画家がいます。

絵画を専門的に勉強した
仲間にこの話をすると、

 

「モランディいいよね、
私も参考にしてた。」

「モランディ好きなんだ!
ハイセンスで良いよね。」

こんな反応をされることが多いです。

 

デッサンの技術を中心とした
具象絵画の訓練を受けた、

絵画の専門家にとって、
モランディの形の崩し方、

モチーフ同士の重ね合わせ方、
構図の切り取り方は絶妙なのです。

 

具象絵画としても、抽象絵画
としてもなり立つそのバランス感覚と、

静かな雰囲気に憧れる
絵描きは多いのです。

 

絵画の専門家は
モランディの絵を見て

「マネできない!」
「すごい!」

と思う方が多いのです。

 

しかし、絵を専門的に勉強していない
一般の方はそうは思わないようです。

「私でも描けそうだな~。」
「なんで、これが凄いんだろう?」

そんな感想をもつ方も多いでしょう。

 

簡単に言えば、
「模写するのが簡単かどうか」

一般の方は絵のクオリティーを
はかってしまうのです。

 

残念ながら、一般の方が
「私でも描けそう、簡単にマネできそう。」

そう思ってしまう絵はなかなか売れません。
所有したいもの、ありがたいものに
思えないのでしょう。

 

作家の制作ストーリー、人生観が最大の価値?

ハグロトンボを追いかけた夏の思い出

小さい頃、私は東北のおばあちゃんの家
に遊びに行くのが毎年とても楽しみでした。

特に夏休みは従兄やおじさんと
一緒に虫捕りに行けるので楽しみでした。

 

深夜におじさんに車を出してもらい、

山の中へ行き、幽霊が出ると
噂のトンネルを抜けて、

地元で有名な温泉の看板に群がる
カブトムシやクワガタを捕ったことは
今でもよく覚えています。

 

小さかった私は上手く捕まえることが
できず、おじさんに捕ってもらうこと
ばかりでした。

しかし、そんな私にも簡単に
捕まえられる昆虫がいました。

 

それがハグロトンボでした。

シオカラトンボやオニヤンマとは違い、
鈍感な上に飛ぶのも遅いハグロトンボは
幼い私にも簡単に捕まえられました。

 

私にとって、夏と言えば、虫捕りで、
虫捕りといえばハグロトンボ

というイメージがありました。

そんな私にとっての「夏の記憶」
テーマに描いたのがコチラの作品なんです。

この説明をしたところ、
お客様はたいそう感心してくださり、

この絵を買ってくださいました。

その方は20代の中国の方で、若くして
成功し、たくさんの絵画を
コレクションされている方でした。

その会場のお得意様だった彼は、
会場スタッフに作家自身が作品説明
することのすばらしさをアピールし、

私をたいそう褒めてくださりました。

「作品の出来栄えも、素晴らしいが、
こんな作家との心の交流こそがしたかった。
本当にありがとう。」

 

そう言って、とても満足そうに
会場を後にされました。

 

このように、作品を鑑賞して、
感動する体験は、作品それ自体だけでなく、

作家がどんな思いでそれを描いたのかを
語ることで、より引き出されるものなのです。

 

そして、絵を買うお客様は、そんな
心の交流を求めていらっしゃいます。

 

好きなことを仕事にするという夢

「君の絵は一生買い続けるから、
辞めるんじゃないよ~。」

こんな素敵なセリフを言ってくださる
実業家の方もいらっしゃいます。

 

その方はいくつも会社を運営する社長さんで、
気に入った作家の作品を集めているようでした。

その社長さんの話を聞いて思ったのですが、
画家と、社会的に成功されたコレクターさんは

 

「好きなことで生きていく」という思いで
精神的に深くつながることができるのです。

売れっ子作家が存在するということは、
それだけ多くの絵を買った人の思いが
あるということです。

 

彼らの強い思いにこたえるためにも、

「好きなことで生きていく」人生を
全うしたいと常に強く思います。

ワークショップという思い出

孫の誕生日という特別な1日

 

「今日は孫の誕生日なの。似顔絵
ワークショップをやっているって
聞いたから、連れてきたわ。」

そんなチャーミングなおばあちゃんと
出会ったこともあります。

 

おばあちゃんの、はりきりっぷりとは
裏腹にその女の子は緊張していました。

無理もありません。初めて会った画家
に凝視され、じっとしていなければ
いけないのですから。

 

私も緊張をほぐすために、いろいろと、
その年代の子の好きそうな話題を

手当たり次第に話してみましたが、
慣れないもので、なかなか
上手くいきませんでした。

しかし、描き終わるころには、
会話も弾んで、女の子の方から
喜んで話をするようになっていました。

何とか、似顔絵制作を終え、
おばあちゃんの喜ぶ姿を見て

一安心していると、
嬉しいことが起きました。

 

今日の出来事の記念に私の絵を
一枚買ってくださったのです。

このように、お客様にとって、
特別な画家になることができると
作品は売れたりするものなのです。

天才の作り方

 

ここまで、

「マネできないクオリティー」、
「大切な思い出」、
「好きなことで生きるという夢」、
「特別な1日の演出」

を絵画を通して印象付けた
ストーリーを紹介してきました。

 

ここまで紹介したことを、技法やモチーフ、
描写に閉じ込められるのが、

優れた画家の条件なのだと
私は考えています。