下巻 第3章第3節

 

イベントの作り方

会期中の土日に、参加型のイベントを
開催すると集客しやすく、

購入に至ることも多いので、
企画にはイベントを取り入れるのが
おすすめです。

イベントの例は

・ライブペインティング
・似顔絵プレゼント
・技法講座
・一日絵画教室

などがあります。

自分の得意技でイベントを開き、
SNSやブログも活用して集客しましょう。

 

 

今回は一日絵画教室について解説します。

 

一日絵画教室

ドローイングや水彩絵の具といった
手軽な素材で制作する作家には
一日絵画教室がおすすめです。

幼児向けの場合は、手軽に、安全に、簡単に
楽しめる課題を用意しましょう。

例えば、子供用の塗り絵のように、

モチーフの形を予め線で
描いた紙をたくさん用意して

そこに色鉛筆や水彩絵の具で
塗ってもらうといった感じです。

予め描いておくモチーフは、
会期の季節にちなんだもの
にすると良いでしょう。

 


夏休み中なら、花火

年末なら、
クリスマスカードや来年の干支など

 

対象を小中学生にするなら、

夏休みの宿題のエスキースを
一緒に考えるイベントなんかも良いでしょう。

時間の都合上、最後まで見てあげること
はできませんが、

「何をどのように描いたら良いかわからない」
という制作の第1歩でつまずく子は
多いので、

十分満足度のある
イベントにできると思います。

 

英語の授業が必須になった今の
子供たちは図工や美術の時間が減っていて、

絵を描いたり、工作をする機会が少ないです。

 

一日絵画教室のようなワークショップ
を開いていると

「あの工作やっていきたい!」
親の手を引っ張ってくる子供たちも多いです。

会場が公民館や店舗内等の場合は
是非試してみてください。

 

まとめ

 

・幼児向け絵画教室は安全さ手軽さが重要
・小中学生向けなら、
    宿題の構想を手伝うなどがおすすめ
・短い時間で完結させるための
    準備、工夫が必要

次回予告

「せっかくDMをもらって
展示に行こうと思ったのに、

DMを見ても会場がわからず、
結局作家のSNSを頼りにたどり着いた。」

こんな経験は絵を描いている人なら
1度はあるかもしれません

こんなDMで宣伝している展覧会は
上手くいくはずがないですよね

第4章では展覧会DMの作り方を解説します。

次回は、営業上効果の薄い
NGなDMの特徴を紹介します。

 

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