下巻 第2章第1節
第2章では企画書、ポートフォリオの
作り方を紹介します。
ポートフォリオといえば
「作品の画像を印刷して
ファイルするだけでしょ」
と思う方もいるかもしれませんが
作品画像以外にも、
取り入れたい要素は多くあります。
ポートフォリオはしっかりと、ポイントを
押さえて作ることで仕事を取るのにも使える、
企画書にだってなるんですよ。
今回はすぐに役立つノウハウばかりなので、
是非チェックしてみてください。
画家の作る企画書は、展示会場への
企画提案であったり、イベントの提案が
目的であることが多いんです。
当然、その作家の作品画像が
必要になります。
そのため、作品集であるポートフォリオの
作り方とあわせて紹介しようと思います。
プロの画家のポートフォリオに入れたい
要素を紹介します。
・略歴ページ(生年月日、展覧会歴、受賞歴)
・住所、名前、メールアドレス、HPのURL
・作家活動の紹介ページ
(作品制作以外の画家の仕事)
・メディア掲載ページ
・作品集
・オーダー作品価格表
といったところです。
展示会場への営業に使う企画書の場合
ここに
・過去の展示の売り上げ記録
・展覧会の企画の提案 が加わります。
今回は
略歴ページ～メディア掲載ページまでの
具体的な作り方を紹介します。
略歴ページ
生年月日、展覧会歴、受賞歴を
記載しましょう。
住所、名前、メールアドレス、HPのURL
もここに入れます。
このページはA４普通紙で
何枚か印刷しておきましょう。
作品が売れたとき、略歴を印刷して、
作品の箱に入れておくのが慣例だからです。
作家活動の紹介ページ
作品制作以外の画家の仕事のアピール
をするパートです。
作品集がメインのパートになるので
多くても4ページくらいにとどめましょう。
私の場合は、このように過去に受けた、
壁画の仕事やペットの肖像画の仕事などの
紹介ページを作ります。
似顔絵が得意な先生は似顔絵色紙のイベント
を会期中にやって、
その様子を作家活動の紹介ページに
入れている方もいらっしゃいます。
ライブペインティングやワークショップ、
似顔絵制作など、作品制作以外の活動を
紹介しましょう。
メディア掲載ページ
メディアに活動を取り上げてもらったこと
をアピールするパートです。
ポートフォリオは主に、展示会場に
置いておくために作ります。
そのため、新聞以外のメディア、
例えば雑誌などに取り上げられた場合は
取り上げられた雑誌を会場に置いておくのも
良いです。
テレビに取り上げられた作家さんは
小型のタブレットでループ再生している方
もいらっしゃいます。
まとめ
・ポートフォリオはただの作品集ではなく、
仕事を取るのにも使える強力なツール
・作品集だけでなく、作家活動全般を
アピールするパートも作る
・取り上げられたメディア
についても紹介する
次回予告
プロの画家のポートフォリオに
入れたい要素は以下の通りでした。
・略歴ページ(生年月日、展覧会歴、受賞歴)
・住所、名前、メールアドレス、HPのURL
・作家活動の紹介ページ
(作品制作以外の画家の仕事)
・メディア掲載ページ
・作品集
・オーダー作品価格表
展示会場への営業に使う企画書の場合
ここに
・過去の展示の売り上げ記録
・展覧会の企画の提案
が加わります。
次回は
作品集、オーダー作品価格表の
具体的な作り方を紹介します。
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