アンケートにお答えいただき
ありがとうございます。

 

おすすめ画材紹介に入る前に
私が正しい油彩技法の凄まじい威力
実感したエピソードを紹介します。

 

きっとためになると思うので、
少しばかりお付き合いください~

 

名画のレシピの凄まじい威力

名画のレントゲン写真を見せてあげよう~

ほら!明るい部分は鉛白(シルバーホワイト)
を不透明に塗っているから何も見えないけど

暗い部分は透明色しか塗っていないから、
下描きの線が見えるだろう?

 

修復家であり講師でもあった
この先生の授業が私は大好きでした。

この先生は修復家のキャリアを生かして、
誰もが知る様々な名画のレントゲン写真
私に見せてくださいました。

 

この授業があまりに面白かったもので、
私は今でも名画を見ると、

使われた絵の具の種類や下地材の種類
想像する癖があります。

 

おかげ様で、ほとんどの古典絵画は

作業工程や使われた絵の具の種類の
想像がつくようになりました。

名画のレシピが見えるように
なったわけです。

 

美術館に飾ってある
名画を眺めるとすごすぎて

どうやって描いたかわからない!

という感想を持つ方も多いでしょう。

 

しかし、レシピを知っていると、
比較的簡単に再現できてしまいます。

そして、レシピ通りに描くと、本当に
名画のようなオーラを放つ作品が
生み出せるのです。

 

今回、このページをご覧の皆さんには、
このページの最後の

【今すぐ上達練習メニュー】のパートで

伝統的な油絵の名画のレシピ
特別にお伝えいたします。

 

おすすめ画材一覧

さてさて名画のレシピの説明の前に、

油絵を始めるときに最低限持っておきたい
道具や画材を解説していきます。

油絵は本当に画材の種類が多く、
高価なものも多いです。

 

使いもしないのに、
高価な画材を買ってしまった~

なんて失敗をしないためにも、
是非チェックしてみてください。

 

油絵具セット

ホルベイン 油絵具 12色セット H911 10ml(4号)
ホルベイン画材(Holbein Art Materials)
売り上げランキング: 54,807

 

初心者は、混色の方法や透明色、不透明色
の違いを知るために

最初はバランスよく絵の具を
持っていたほうが良いでしょう。

 

最低限必要な色がバランスよく
入っているので、

油絵具セットをオススメします。

メーカーは日本のメーカーが
おすすめで

ホルベインかクサカベを選べば
間違いないでしょう。

 

キャンバス/板

ホルベイン Trimキャンバス SM 151901
ホルベイン画材(Holbein Art Materials)
売り上げランキング: 77,463
クレサンジャパン シナベニヤパネル サムホール 227×158mm
クレサンジャパン(Claessens Japan)
売り上げランキング: 115,800

 

絵を描く画面のことを支持体と呼びますが
油絵の支持体はキャンバスか板です。

レンブラントやモネのように、
絵の具を盛り上げたパワフルな絵
を描くならキャンバス

ダヴィンチやラファエロのような
薄い絵の具を塗り重ねた緻密な絵
を描くならがおすすめです。

板はシナベニヤのパネルがおすすめです。
ラワンはアクがでるので、絵画の支持体には向いていません。

ジェッソ

ホルベイン ジェッソ M 標準微粒子 AM462 900ml
ホルベイン画材(Holbein Art Materials)
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板に絵を描く場合はジェッソを塗って、
吸収性を上げてから描きます。

 

伝統的な方法を守るなら

粉のボローニャ石膏やムードンを
膠水で練り上げて塗る

という方法が正しいですが非常に
手間がかかる上に熟練を要するので

初心者はアクリル系のジェッソ
で良いと思います。

 

テレピン

クサカベ 画用液 テレピン 250ml
クサカベ(Kusakabe)
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水彩絵の具やアクリル絵の具は
絵の具を水に溶いて使いますが、

油絵具は油に溶いて使います。

 

溶き油には、乾燥の速く艶のない
揮発油

乾燥が遅く艶と透明感あふれる
乾性油があります。

 

テレピンは揮発油の代表で、
制作序盤に多めに使います。

テレピンは絵の具を溶かす作用が
あるので、筆を洗うときにも使います。

 

リンシードオイル

クサカベ 画用液 リンシードオイル 500ml
クサカベ(Kusakabe)
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リンシードオイル
乾性油の代表です。

乾燥が遅く、グラデーションを画面上で
作りやすい

という油絵の特徴は、この
リンシードオイルによるものです。

(油絵の具は顔料とリンシードオイルを
練り合わせたものです。)

 

リンシードオイルは制作終盤に
向けて増やしていくと

透明感と艶のある、立体的な
空気感を感じる絵が描けます。

 

ペインティングナイフ2本

リキテックス ペインティングナイフ S #05 119905
リキテックス(Liquitex)
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水彩絵の具やアクリル絵の具は
筆で混ぜることも多いでしょうが

油絵の具の場合、固練りで
カサのある絵の具なので、

ペインティングナイフで
練り上げるように混ぜる
必要があります。

 

2本持っておくことで、ナイフについた
絵の具をそぎ落としながら使えるので

無駄なく絵の具を使えます。

 

平筆、丸筆

油絵筆(豚毛) 黒軸 フラット(H) No.24
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ホルベイン 油彩筆 9100 コリンスキー ラウンド 丸 3号 9100-3 103044
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油絵の具の場合、筆についた絵の具は
簡単に落ちないので

使う色の数だけ筆を持っておく
のが理想です。

 

また、線を引くための丸筆と、
面を塗るための平筆の両方を
持っておくと良いでしょう。

 

毛の種類は、豚毛などの剛毛
馬毛コリンスキーなどの軟毛があります。

レンブラントやモネのように、
絵の具を盛り上げたパワフルな絵
を描くなら豚毛

ダヴィンチやラファエロのような
薄い絵の具を塗り重ねた緻密な絵を
描くなら馬毛やコリンスキーが
おすすめです。

 

紙パレット

ホルベイン ペーパーパレット SS 121264
ホルベイン
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油絵の具は、準備も片付けも
大変なのですが、

紙パレットを持っていると、
大幅な時短になります。

 

使った後は1ページはがして折り畳み、
新聞紙にくるんで水をかけて捨てましょう。
(発火して火事になるのを防ぐためです。)

 

ペインティングオイル(調合溶き油)

ホルベイン 画溶液 ペンチングオイル O405 200ml
ホルベイン画材(Holbein Art Materials)
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溶き油には揮発油と乾性油があり…

そんなややこしい話をしましたが、
自分で調合するのが面倒な場合は

ペインティングオイル
使ってしまいましょう。

 

ここにテレピンやリンシードオイルを
加えて調整する

という方法をとると簡単に
油絵らしい絵を描くことが出来ます。

 

オレオパスト

ウィンザー&ニュートン 755 リクイン・オレオパスト 200ml
ウィンザー&ニュートン
売り上げランキング: 630,461

これは乾燥を促進メディウムです。

このようなメディウム
いろいろありますが

混ぜすぎると、絵の具本来の輝きや
発色を失い安っぽくなるので

最大でも絵の具1に対し
メディウム1にしておきましょう。

 

今すぐ上達練習メニュー

今すぐ絵が上手くなりたい!
そんなあなたへ

オススメの練習メニューを
紹介します。

 

伝統的な油絵の描き方を
7つのステップに分けて解説してみました。

2日~3日くらいの時間をとって

お手本の資料画像をマネする形で
1ステップずつ描いていきましょう。

(この画像はSMキャンバスで描くと
ちょうど良いサイズです。)

 

基本的に伝統的な油絵の技法は

明るい部分は不透明な絵の具
暗い部分は透明な絵の具
塗ることで再現していきます。

また、制作序盤は揮発油を多め
制作終盤は乾性油多め
になるよう溶き油を調整しましょう。

 

①図のようにキャンバス、カーボン紙、下絵を重ねて
線の上を鉛筆でなぞって転写する。

↓下絵のダウンロードはコチラ↓
https://kurohaku.com/wp-content/uploads/2019/12/SM トレース用.pdf

②テレピンを多めに加えた
ペインティングオイルにローシェンナの
絵の具を溶いて、

半透明な絵の具を作り刷毛で
薄く全体に塗る。(1日乾燥させる)

絵の具:ローシェンナ
オイル:テレピン2:ペインティングオイル1

 

③ローシェンナにアイボリーブラックを
少々加え、ペインティングオイルに薄く溶き、
暗い部分に半透明な状態で塗り重ねる

絵の具:ローシェンナ、アイボリーブラック
オイル:テレピン2:ペインティングオイル1

 

④明るい部分はシルバーホワイトに
インディアンイエローを混ぜた
不透明な鈍い黄色で描く

絵の具:インディアンイエロー、シルバーホワイト
オイル:ペインティングオイル

⑤透明で鮮やかな絵の具を
塗り重ねてモチーフの色を再現

ビリジャンとウルトラマリンを混ぜて
透明な空色を作り、湖と空の部分を塗る

バーントシェンナトランスで
茶髪の部分を塗る。

絵の具:ビリジャン、ウルトラマリン、バーントシェンナトランス
オイル:ペインティングオイル

⑥明暗の境目付近にモチーフの質感を
感じるような細かい描写を加える
(シルバーホワイトの混ざった
不透明な色で描き起こす。)

空と湖の明るい部分にモチーフ自体の色
を不透明な絵の具で塗る
(セルリアンブルー+シルバーホワイト)

絵の具:シルバーホワイト+モチーフの色
オイル:ペインティングオイル2:リンシードオイル1

⑦写真を参考にしながら本物ソックリ
になるように、明るい部分を中心に描写

絵の具:シルバーホワイト+モチーフの色
オイル:ペインティングオイル1:リンシードオイル1

描き終わったら是非↓のアドレス
に送って見せてくださいね~

kuronumaart@gmail.com

皆さんの力作をお待ちしてます!
それではまた~

 

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