下巻　第4章第1節

こんなDMはNG

 

「せっかくDMをもらって展示に行こう
と思ったのに、DMを見ても会場がわからず、
結局作家のSNSを頼りにたどり着いた。」

こんな経験は絵を描いている人なら
1度はあるかもしれません

 

こんなDMで宣伝している展覧会は
上手くいくはずがないですよね

第4章では展覧会DMの作り方を解説します。

今回は、営業上効果の薄い
NGなDMの特徴を紹介します。

 

 

こんなDMはNG

NGなDMの特徴を説明します。

美術系の人間はあまり、
営業に興味がないためか、

作っても営業上、効果の薄いDMを
作っていることが多いです。

・最低限の文字情報だけ
・展覧会のテーマがわからない
・会場へのアクセスがよくわからない

美大生の作るDMのみでなく、
団体展のベテラン作家の展示DMですら

このような、お客様に親切でない
DMは本当に多いです。

作品の見せ方にはこだわるのに、

展覧会の見せ方には、
気を遣わないのは本当にもったいないです。

 

シンプルなデザインを追求した結果、
訴求力のないDMになってしまっては
マズイですよね

 

シンプルなDMがマズイ理由

美大の掲示板や都内のギャラリーの
入り口はシンプルなDMであふれています。

これらのDMを手に取ってもらえる確率
これらのDMが目に入る確率は低いです。

DMは、美大やギャラリーなどに
置いておくだけでなく

 

新聞社やテレビ局、ラジオ局、雑誌社
などのメディアにも送りますし

 

目の肥えたコレクターのお客様、
ギャラリーの顧客にも送られます。

 

DMが届いた場面を想像すべし

新聞社などのメディアには、
毎日のように、書類、情報が寄せられます。

記者のデスクには、ファイルや
封筒の山ができているでしょう。

 

コレクターの家には、ひっきりなしに、
作家から展覧会告知DMが
送られてくるそうです。

 

書類やDMの山のなかで、目立つような、
記憶に残るDMを作らなければ

 

展覧会情報は届けられないんですね。

 

まとめ

・情報量の乏しいDMはNG
・シンプルなデザインのDMはNG
・埋もれない、記憶に残るDMを作るべし

次回予告

私の作家仲間で

「気に入った展覧会DMを集めている。
きれいなDMを眺めていると、
それだけで楽しい」

そう話している方がいらっしゃいました。

 

巷には、シンプルで無機質なデザイン
のDMが多いですが

見ていて楽しくなるような
それでいて、展覧会情報も伝わるDM
を作れたら良いですよね。

次回は、成功する展覧会のDM
の作り方を紹介します。