黒沼大泰

Kuronnuma Hiroyasu

 

 

作家ごあいさつ

 

鋸山アートフェアへご来場の皆様こんにちは。
今回のアートフェア主催者の黒沼大泰と申します。

 

今回は運営のみならず展示作家として最新作を出展させて頂きました。

 

秋のはじめ頃、毎年この季節になると生命感あふれる季節が終わり気温がドンドン下がり生命の危機を体が薄っすらと感じるのは私だけでしょうか?

 

今回はそんな「儚げな空気を感じる季節」をテーマに描きました。

 

金箔背景×夕暮れ時の光の設定。これは非常に郷愁あふれる雰囲気があって自分はよく使うのですが、今回はモチーフがトンボなだけあって、今にも壊れてしまいそうな、それでいて気になってしまう何か。そんなモチーフを描けた気がします。(トンボやカゲロウは儚げなイメージがありますよね。)

 

背景の金箔に「刻み線」の技法で彫られた流水紋は「彼岸」「この世の果て」のような、三途の川のような空間をイメージしています。「向こう側の世界」に連れていかれてしまうような秋の空気を表現しています。

 

自信の最新作なので是非1人でも多くの方にご入札頂ければと思います。

よろしくお願いいたします。

 

 

出展作品

 

  黒沼大泰

「儚さ」

  227㎜×158㎜

  アクリル、金箔