絵の練習方法や上達方法を初心者向けにプロの画家が解説

絵の練習方法で初心者向けの
おすすめのものはあるでしょうか?

今回はこんな質問にお答え
する記事を書こうと思います。

 

これまでは

「絵を飾って楽しみたい」
「絵を観に行きたい」
人むけに記事を書いてみました。

 

前回の記事に引き続き、今日も
「絵を描きたい人」
「画家になりたい人」
に向けた記事を書いてみようと思います。

 

自己紹介の記事でも書いた通り、私はなかなか
絵が上達せず、長い絵の修行時代を送りました。

 

そんな私が色んな方から教わった

「絵がうまくなる方法」について、
書いてみようと思います。

 

自己紹介記事はコチラ

 

目次

絵の練習方法は初心者でもデッサンがおすすめ

絵の練習方法を初心者の方に
お伝えすると

デッサンは敷居が高いと感じている
方が結構いるようで驚きました。

 

デッサンの練習は絵の上達に必須です。

なかなか大変な練習ではありますが、
絵を本格的に学ぶ場合、

避けては通れないので頑張りましょう。

 

まずデッサンとはそもそも何をやる
作業なのか、分解して説明します。

デッサンは基本的に見る、覚える、
描き移す、見る、覚える、描き移す
繰り返しです。

ひとつずつ解説していきます。

 

モチーフの形をよく観察

デッサンの一番の目的は描くこと
ではなく見ることなのです。

デッサンとは、そもそも「修正する」
という意味があるのですが、

手先が不器用で、まっすぐ線が
引けなかったとしても、

「正しく観察」することができれば、
修正の繰り返しで、本物そっくりの
デッサンが描けるわけです。

 

モチーフの形を覚える

デッサン初心者にありがちなミスは、
モチーフをみながら、画面を見ずに
線を引くというものです。

制作の始めの方は特にですが、
モチーフの観察と線を引く作業は
完全に分けたほうが良いでしょう。

 

観察と、線を引く間にやることが、
形を覚える作業です。

この形を覚える作業はやればやるほど、
覚えられる情報量が増えていきます。

 

初めのうちは一個のモチーフの輪郭線の
形しか覚えられなかったとしても

ベテランになると一回の観察で、
モチーフ同士の大小関係や位置関係
といった

より多くの情報を広い視野で観察して
覚えることができるようになります。

 

モチーフの形を移す

覚えたモチーフの形を紙に描き移します。

この時注意したいのが、
確実に一歩ずつ進むことです。

確実な情報のみを少しずつ紙に
移していくイメージですね。

 

そして、間違った情報があったら、
すぐに修正しましょう。

これの次はまた、モチーフの形を
観察に戻ります。

これを何度も繰りかえす作業が
デッサンなのです。

 

デッサンは毎日やる

デッサンはスポーツのようなもので、
良い癖をつけることが重要です。

初心者の場合、デッサンに必要な、
観察、記憶、描き移す良い癖が
体に染みついていないので

さぼると忘れます。
腕がなまるんですね。

 

デッサン力のある人に見てもらう

デッサンはもともとは油絵などの
本番の絵画を描くための練習、
構想スケッチのようなものでした。

人に見せるためのものではなく、
影でやる素振りのようなもの
だったんですね。

 

しかし、初心者が影で素振りを
一人ですると、変な癖が
ついてしまいます。

これと同じで、デッサンも制作中にも、
完成後も上級者に見てもらい矯正して
もらう必要があります。

 

恥ずかしいとは思いますが、上達が
早まるので、是非やってみましょう。

 

絵の練習方法に必要な道具

絵の練習方法、特に鉛筆デッサン
に必要な道具を簡単に紹介します。

鉛筆

文字を書くときにはHBやBだけしか
使いませんが

鉛筆デッサンの場合、幅広い色を使って
明暗を表現するため

6Hから6Bくらいまでの鉛筆を使います。

よく使われるメーカーはハイユニ
ステッドラーですが、
最近はファーバーカステルも人気です。

 

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練りゴム

デッサンでは広い色幅を作るために、
塗った色を少しだけ明るくする作業
をします。

この作業には普通の消しゴムは
向いていません。

 

普通の消しゴムだと、真っ白に
戻ってしまうからです。

なので、基本的にデッサンでは
消す作業は練りゴムで行います。

 

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消しゴム

ハイライトを描く時、引いた線や
塗った色をリセットして紙の白に戻す
ときに使います。

 

画用紙

デッサンでは、線を引く、色を塗る、
消す、もう一度塗るといった作業を
何度もくりかえします。

すると、コピー用紙のような紙では
耐えられないのです。

 

そこで、デッサンでは画用紙を使います。
ざらざらが表で、こちらに描きます。

 

水張りテープ

本格的なデッサンでは水張り
という作業をやります。

切手のように濡れると粘着力のでる
テープで画用紙を木製パネルに
固定します。

 

紙をいったん濡らして伸ばしてから
固定することで、乾いた時

紙がピンと張り、描きやすくなるのです。

 

水彩絵の具を使って絵を描くときにも
水張りは便利で、

紙を濡らしたときに紙が波打たなくなり
描きやすいです。

 

木製パネル

水張りの時に使います。安価なラワンと
シナベニヤのパネルがありますが、

ラワンの場合、アクが染み出ることが
あります。

シナベニヤで行きましょう。

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フィキサチーフ

鉛筆デッサンやパステルの作品は
完成後にフィキサチーフという
定着剤をスプレーします。

これはなぜかといえば、鉛筆やパステル
には絵具とは違い、定着成分(媒材)が
ほとんど入っていないからなのです。

 

媒材の入っていない画材を放置すると、
時間がたった時にバラバラと
粉が落ちてきます。

壁に投げつけた泥だんごが乾燥して
時間がたつと、風に吹かれただけで
サラサラ落ちるのっと同じです。

 

これを阻止するために、フィキサチーフ
で上からコーティングするのです。

フィキサチーフはビニル樹脂を溶かした
溶液でこれを霧吹き状に吹き付ける
画材です。

 

デッサンを樹脂コーティングする
画材なんですね。

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絵の練習の準備方法

絵の練習方法を説明する前に
必要な準備についてまとめておきます。

デッサンの時、鉛筆はこのように
長く芯を出した状態で使います。

 

カッターで削る

この状態に削るためには
鉛筆削りでは不可能です。

カッターで削りましょう。
刃を長めに出して、
削るのがコツです。

H系の硬い鉛筆は芯の部分を削るのが
難しいので、

芯の部分は紙やすりで削ると楽です。

 

広い面を塗る意識

なぜこんな形で削るのかといえば、
より広い面を均一な筆圧で塗るためです。

弱い力で塗り、うっすら暗くするという
作業をする上で、

この形が向いているのです。

 

書いては消して書いては消す

この形の鉛筆を寝かせて使うと、
弱い筆圧で紙を傷めずに

何度も炭のやりとりができます。

 

絵の練習の時の鉛筆の持ち方

絵の練習で鉛筆を使う場合
文字を書く時とは少し違った
持ち方で握る必要があります。

 

長めに持つ

鉛筆の先が今どこにあるのか

デッサンで線を引くとき、
この意識は重要です。

そして、デッサンでは
長い線を引くことが重要です。

 

モチーフ同士のおおまかな大小関係を
確認する時に長い線は役立ちます。

 

力を抜いて持つ

一発で正しい線を引くのは
ほぼ不可能です。

力を抜いて弱い筆圧で何度も線を引いて、
正しい線を選び抜くことで
ようやく正しい線は見つかります。

 

手首を固定して持つ

やみくもに手を動かすとどうしても
腕の構造上、弧の形の弓なりの線
しか引けません。

手首を固定してまっすぐ線を引く
意識を持ちましょう。

 

絵の練習方法:初心者向け

絵の練習方法のうち

初心者向けのものを
紹介していきます。

左手を描く

美大のグラフィックデザイン学科が
人気が高くて、そこの試験で
左手を描かせることから

日本の美大受験生は左手を
何十回と描くことになります。

 

受験のことを脇においても、
左手を自然に描けるようになるのは
簡単ではないです。

身近なモチーフでいつでも描けるので
良いモチーフといえます。

 

ティッシュ箱を描く

パース(線遠近法)を学ぶ上で
ティッシュ箱は良いモチーフです。

基本的に多くの人は上面を集めに
描く癖があります。

すると、上面だけが起き上がった
不自然な立体になってしまいます。

このほかにも、ティッシュ箱らしい
縦横高さの比率になるように
注意して描くなど

学べることは多いです。

 

電車で寝てる人を描く

美大受験生がよくやる練習方法です。

人物を人物らしく描くには短い時間で
「らしさ」をとらえる練習が効果的です。

恥ずかしいですが、帽子を目深に
かぶって寝ている人に狙いをさだめ
描いてみましょう。

 

上手いデッサンを模写

これも美大受験生がよくやる
練習方法ですが、

上手いデッサンは構図も
「らしさ」のとらえ方も絶妙です。

それに3次元のモチーフを2次元の紙に
移すよりも、2次元の上手いデッサンを
2次元に移す方が圧倒的に楽です。

 

3次元のモチーフの場合、観察者の背筋の
伸び具合、座る位置、部屋の光の状態が
少しかわるだけで、

見えるモチーフの形や色は
変化してしまいます。

2次元の上手いデッサンを2次元に移す
練習ではこれが起きないので楽なのです。

古い時代の画家たちも、絵の上達のために
行っていたのは、クロッキーと師匠の作品の
模写だと言います。

 

 

絵の練習方法、上達方法を解説した本

デッサンの基本

デッサンの基本 (ナツメ社Artマスター)
ナツメ社
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・鉛筆の握り方
・デッサンに必要な道具
・静物や動物、人物を描くコツ
・モチーフの観察方法

などがまとまっており、初心者には
おすすめの一冊です。

 

人体デッサンの技法

 

人体のデッサン技法

人体のデッサン技法

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ジャック・ハム 島田 照代
嶋田出版
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人体を簡単に描くためのコツが
イラスト付きで解説されています。

骨や筋肉がどのように表面から
見えるのかなどがわかり、おすすめです。

 

風景デッサンの基本

 

風景デッサンの基本 (ナツメ社Artマスター)
湯浅 誠
ナツメ社
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デッサン道具の基本的な使い方から、
遠近法、透視図法までを解説した
風景画の基本がまとまった本です。

作者の風景デッサンが参考作品として
載っておりこちらも見どころです。

 

恋する石膏像

恋する石膏像―つめたい石膏像とあつく語ろう (ハートアートシリーズ)
早坂 優子
視覚デザイン研究所
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鉛筆デッサンと木炭デッサンの様々な
テクニックを作業工程別に
写真で解説しています。

ありとあらゆる石膏像のモデルや歴史、
作者についてもイラスト付きで

コミカルに解説しているので、
楽しいうえにためになる1冊です。

 

ドローイングレッスン

ドローイングレッスン -古典に学ぶリアリズム表現法- ハードカバー
ジュリエット・アリスティデス(Juliette Aristides)
ボーンデジタル (2012-07-22)
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ここまで紹介した本は基本的に、
油絵科以外の価値観が色濃く
反映された本ばかりです。

油絵の制作にも役立つような、
美しい色を感じるグラデーションを
駆使したデッサンの解説本は珍しいです。

この1冊ではそんな解説がかなり
論理的に展開されています。

著者がアメリカ人ということもあり、
他の書籍とは違う洋画のデッサンの
価値観を学べます。

 

絵の練習方法を難しいと感じる理由

絵の練習特にデッサンの練習は、
はっきり言って

修業です。

デッサンの上達が簡単ではない
理由を解説していきます。

 

形狂ってるよと言われる

初心者の場合、何十回、何百回
形を修正しても

「形、狂ってるよ。」と言われ続けます。

それだけ、美術の専門家の物の形を
見る目は洗練されているのです。

 

なかなか大変な修行ですが
イニシエーションだと思って、
頑張りましょう。

 

終わりのない作業

他の科目では、授業で聞いたことを
丸暗記して臨めば

大体、高得点がとれます。

高得点をとるためにやることが
単純明快で少ないのです。

 

デッサンは抑えるポイントが
やたら多いです。

そして、それらを抑えたうえで
本物そっくりの自然な印象に描くには
熟練を要します。

 

デッサンを教えていると

「え~まだだめなの?」
と誰もが言います。

中高生にとっては驚くべき授業内容
なんだと思います。

 

授業の短い尺の中で、十二分にポイント
を押さえた完成度の高いデッサンを
描ける子はまずいません。

 

修正に修正を繰り返して、少しずつ
マシな状態を目指すという作業は

他の科目では経験できない
精神修業であることでしょう。

 

絵の練習のコツは上手に嘘をつくこと

絵の練習ではモチーフをより正確に
観察し本物そっくりになるまで、

修正する作業です。

しかし、実際の世界の情報量を
画用紙と鉛筆だけで再現するなど、

土台無理な話です。

なので、人間の目にとって自然に
見えるための、上手なウソをつく必要が
あるのです。

太陽は紙の白より明るい

まず、自然界で最も明るい色であろう、
太陽の光は紙の白よりも明るいです。

つまり、紙に描く世界は少しだけ
暗めに描く必要があるのです。

 

世界には輪郭線がない

モチーフの大小関係や形を描く時に
輪郭線をひきますが、実際の世界には
輪郭線はなく、回り込みがあります。

 

世界には色が付いている

我々の世界の認識のしかたは

形とモノクロの明暗のみによるもの
ではありません。

 

明るいゾーンは多くの場合
暖色系をしていますし、

暗いゾーンは寒色系をしている

など光と影を感じるうえでも我々の目は
色みや鮮やかさの恩恵をうけています。

 

なので、彩度と色相のないデッサンの
世界では全くおなじような印象の絵は
描けません。

 

工夫としてはガーゼやティッシュで
すりこんだ、もやっとしたグレーと

鉛筆を紙の凹凸にひっかけただけの
ざらついたグレーを使い分けることで、
疑似的に彩度を演出することはできます。

 

人物モデルや動物は動く

彫刻科の学生はアトリエを走り回る
鶏をリアルに描いて見せます。

彫刻科の方々は動物の骨格や筋肉が
頭にインプットされているので、

紙の中でプラモデルを組み立てるように
立体的な構造を構築できるのです。

 

彼らがモチーフを実際に見て
観察しているのはおそらく、

大小関係やプロポーション、光源の位置
くらいかと思います。

かなり頭脳プレーなわけです。

 

このように生き物の骨格や筋肉といった
構造が頭に入っていると、見たまま
そっくり描くだけではない、

上手くみせるためのウソが使えます。

絵の中で辻褄があっている
自然な絵が描けるわけです。

 

光源は複数ある

室内で絵を描いている場合、
ほとんどの場合で、光源は複数あります。

すると、床に落ちる影も
光源の数だけ生まれます。

 

そして、モチーフのどの面が明るいか
も良くわからなくなります。

自然に見せる工夫としては、最も強い
光源を一つ選んで、陰影を施していく
方法です。

 

目を細めてモチーフを見ると、大まかに
どの面が暗いかがわかり、

最も強い光源の位置が想像できます。

絵の練習の末に描ける絵とは

絵の練習方法を知りたい
そんなあなたは

 

「モチーフを十分に見る」
「自分の絵を十分に見る」
「線や色が選び抜く」

この3点を意識することを、
前回の記事ではお伝えしました。

 

前回は主に「線で形をとらえる」ための
コツと練習方法について書きました。

 

今回は「面で光や立体感をとらえる」
ためのコツについて書こうと思います。

 

線で形をとらえる練習法はコチラ

絵の構図の考え方や練習方法をプロの画家が解説

2017.10.03

 

 

絵の練習方法:形派の場合

 

絵の勉強やデッサンをしていると

「モチーフの形(線)」を見るのが得意な人
「モチーフの色(光)」を見るのが得意な人
がいることがわかってきます。

 

面白いことに「形(線)派」
色の使い方がわからなかったりします。

 

よく漫画を描くのがうまい子が線画の段階では
順調なのに、色を塗る段階になると

 

「何色を塗れば良いと思います?」
という質問をしてくることがあります。

 

こういう子は人物など形に特徴のある
モチーフが得意で、

静物など色や質感に特徴があるモチーフが
苦手という傾向があります。

 

ただ日本では
「絵がうまい=イラストがうまい」
を指すことが多いです。

 

なので「絵がうまい子」というのは
「形派」を指すことが多いかもしれません。

 

有名な画家では前回の記事にもお手本として
登場して頂いたアングルが形派の代表です。

 

人間らしい形を最小限のでとらえていて、
とても見事ですね。

 

アングルの時代のアートについて
詳しくはコチラ

【新古典主義】ナポレオンの肖像画家アングルなどの有名作品を解説

2017.11.29

 

他にも線派の画家にはフィレンツェ派の
ボッティチェリなどがいます。

 

 

ボッティチェリの時代のアートについて
詳しくはコチラ

[西洋美術史]ボッティチェリなどルネサンス期の有名作品を解説

2017.11.18

形派の子は初めから人物や石膏など
形に特徴のあるモチーフを描ける子
が多いので

花や、静物、風景など
色彩や光、質感に特徴のあるモチーフで
絵の練習をすると良いかもしれません。

 

絵の練習方法:色派の場合

絵の練習方法は色派の場合は
この逆になります。

逆に「色派」は形をとるのが苦手なので、
下書きの段階で特に苦労します。

なかなかモチーフらしい形
とらえられず苦労します。

 

ただ着色に入ると、モチーフの色の変化を
細かくとらえ、

モチーフの色、質感、光を感じる絵を描けます。

 

色派は、静物画や花など色や質感の
バリエーションの多いモチーフを
好む傾向があります。

 

色派の代表的な画家はドラクロワです。

 

 

 

ドラクロワアングルのライバルで、
豊富な色を使って
近代市民革命の情熱を描きました。

 

二人のライバル関係を風刺した
当時の挿絵もあります。

右には線を引くペンを持ったアングルが、
左には色を塗る筆を持ったドラクロワ
描かれています。

 

なのでドラクロワは「愛と苦悩」
テーマのロマン主義
代表的な画家でもあります。

ロマン主義について詳しくはコチラ

[ロマン主義]ターナーやドラクロワなどロマン主義の有名絵画作品を解説

2017.11.30

 

他にも色派には、ティツィアーノ等の
ヴェネチア派の画家や

近代ではマティスなどがいます。

 

マティスの生きた時代のアートはコチラ

マティスやブラマンクなどフォービズムの画家の絵画作品を解説

2017.12.06

 

 

 

 

ちなみに私は形をとらえるのが苦手で、
色で見るのが好きな生粋の色派でした。

 

今回は迷える色派を救う、絵の描き方、
絵の上達練習方法を紹介します。

 

 

 

輪郭線でなく色の面で見る

 

色派は線で形を捉えるのが
苦手な子が多いです。

そこで、
輪郭線は引かず、色の面で全てをとらえる
描き方があっていると思います。

 

具体的な練習方法に入る前に色で
モチーフをみる時の基本を確認しておきます。

 

 

 

このキューブのように3面違う色
塗られていると立体物に見えるわけです。

 

 

そして球体のように曲面のある物体の場合、
こうなります。

 

1のエリアが光で、
2,3,4がカゲになります。

 

しかし、よく意識してみると

2:物の暗い面(陰といいます)
3:物が床に落とすカゲ(影と呼びます)
4:陰の中で少し明るい部分
(反射光と呼びます)

 

があります。

また光とカゲの境目の青い線を稜線
と呼び、ここが最も暗いです。

反射光とは、光源から出た光が床に当たって、
球体の下面に当たる光です。

 

1度床に反射して回り込む光なので、
1の光ほど明るくありません。

それでは具体的な練習方法にうつります。

 

今回はモノクロ3色で
画面を分割する練習を紹介します。

例えばデッサンでこんなモチーフを描く時は

 

①モチーフ

②モチーフのモノクロ版

③モチーフのモノクロを3色のみで描く

このステップを脳内で出来るように
練習するわけです。

 

前回の記事でも模写を絵の上達方法として
おすすめしましたが、今回も同じです。

 

例えばフェルメールの地理学者なら

①地理学者 原稿

②白黒コピー

③白黒グレーの3色で描く

 

フェルメールの絵画芸術の寓意 なら

①絵画芸術の寓意 原稿

②白黒コピー

③白黒グレーの3色で描く

 

ドガならどんな色面で分割するでしょう?

①原稿

②白黒コピー

③白黒グレーの3色で描く

 

風景画を描いたターナーならどうでしょうか

①原稿

②白黒コピー

 

③白黒グレーの3色で描く

 

この練習を積んでいくと
抽象画の構図の意味も分かってきますよ

カンディンスキーの場合は

 

①原稿

 

②白黒コピー

 

③白黒グレーの3色で描く

 

このようにモノクロ3色で画面を分割する
練習を積むと、

輪郭線に頼らず、立体感のある形を
描けるようになるんです

「光の形、影の形を写し取る」
という意識で臨んでみてください。

 

私はこの練習方法はクレヨンやコンテ
3色用意して、スケッチブックで行っていました。

 

↓グラファイトクレヨンもこの練習では重宝しますよ!

 

 

デッサンに使う道具について詳しくはコチラ

[おすすめ画材紹介]木炭や鉛筆などデッサンの道具を紹介

2017.10.31

 

絵の練習方法に役立つ巨匠の参考作品

巨匠のデッサンというと、線だけで描かれた
クロッキーのようなものが多いですが

今回は明暗もしっかり付けた、ものをチョイス
しました。

中にはテンペラや木炭といった、鉛筆以外で
描かれたデッサンも混ざっていますが参考に
なると思います。

レオナルドダヴィンチ

アンドリュー・ワイエス

安井曾太郎

アントニオ・ロペス

小磯良平

野田弘志

 

絵の練習方法はデッサンが基本

絵の練習方法について、様々な手法を
紹介してきましたが、

基本的にはモノクロの絵作りである
デッサンを通して、

構図、形、光と影、質感の再現方法
を身に着けるのが王道でしょう。

 

今回も絵の上達方法、デッサンの練習方法
について解説しました。

デッサン上達は果てしない道のりですが
めげずに頑張っていきましょうね。

それでは今日はこのへんで

 

コチラの練習方法もおすすめです。

絵の構図の考え方や練習方法をプロの画家が解説

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デッサンがうまくなりたい人におすすめの
本はコチラ

【初心者向け】デッサンや油絵の描き方を解説したおすすめ本4選

2017.09.21

 

 

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