下巻　第5章第1節

成功する展覧会の準備　集客編

成功する展覧会のフロー

 

第5章ではいよいよ、実際の展覧会の流れ
について解説していきます。

今回は成功する展覧会のための準備
について解説します。

 

「せっかく、気合いを入れて新作をたくさん
出品したのに、
お客さんがほとんど見に来てくれなかった」

作家活動をする人のほとんどが
こんな残念な気持ちを味わったことが
あると思います。

 

そんな思いをもう2度としないためにも
是非チェックしてみてください。

成功する展覧会とは

そもそも、展覧会における成功
とは何でしょうか。

 

いくつか例を挙げてみましょう

・コレクターを含む多くのお客様に作品を
見てもらい、作家としての知名度を上げる

・作家仲間やギャラリストなどと
交流し、人脈を広げる
・作品が売れて、経費回収以上の
売り上げを立てる

 

駆け出しの画家の場合はこんな感じでしょう。

 

 

今回はこれらのうち

・コレクターを含む多くのお客様に作品を
見てもらい、作家としての知名度を上げる

・作家仲間やギャラリストなどと
交流し、人脈を広げる

を「成功」させるための、準備、施策
を考えてみましょう。

 

求める「成功」からの逆算で施策を考える

今回実現したい「成功」のためには

・アートを見るのが好きな方
・アートの仕事をされている方

 

をできるだけ多く会場
に呼ぶ必要があります。

これらの方々を呼ぶためには…
という風に

 

求める「成功」からの逆算で
施策を考えてみましょう。

 

私の考えた施策を具体例として挙げます。

作家としての知名度、人脈、
売り上げが上がる

↑

自分のアートが好きな人、
仕事をくれそうな人といった
理想の招待客を強くイメージ

↑

SNSのDM、メッセージ機能
展覧会の招待状と手紙を入れた封書
を使って理想の招待客に展覧会情報を送る

↑

SNSのタイムライン、アクセスの集まる
自分のブログで展覧会情報を告知
↑

新聞や雑誌といったアナログメディアに
展覧会情報と記事掲載依頼を送る

↑

理想の招待客、新聞記者が読みたくなる
招待状、記事掲載依頼、DMを作る

↑

理想の招待客、新聞記者が読みたくなる
招待状、記事掲載依頼、DMを作るための
展覧会テーマを企画して、それにあう
作品を作る

 

このように最終目標からの逆算で、
考えると今すべきことがわかります。

 

今回は理想の招待客を会場に呼ぶための
逆算を紹介しました。

集客における成功を目指した逆算ですね

作品が売れて、経費回収以上の
売り上げを立てる

が「成功」するための逆算は
次回、紹介します。

 

まとめ

・自分にとっての「展覧会の成功」を定義
・理想の招待客をイメージ
・目標からの逆算で施策を考える

 

次回予告

「今回の展示も赤字だった…」

プロの画家を目指すうえでの、
最初の難関の一つが経費回収以上の売上
を立てることかと思います。

赤字続きでは活動を続けることも
難しいでしょう。

次回は売り上げ目標を達成するための
計算方法を紹介します。

是非チェックしてみてください。