【プロの画家になるには】公募展やコンテストについて解説





「プロの画家になりたいけど、
何を頑張れば良いのかわからない…。」

学生の頃、私はこんなことを考えていました。

 

美大に通っていた私は
周りの友達に質問してみたところ

「公募展やコンテストに
出せば良いんじゃない?」

という答えが返ってきました。

確かに実際に、公募展や
コンテストでの受賞をきっかけに

スターになっていく方もいらっしゃいます。
しかし、全員ではありません。

受賞を無駄にしてしまう方
とスターになる方の違いとは
何なのでしょうか?

果たして公募やコンクールで賞を取れば、
プロの画家になれるんでしょうか!?

このあたりのリアルなお話しも
していきます。

 

そしてメルマガ読者の方から
質問の多い団体展についても
解説していきます。

 

目次

プロの画家の定義とは

「プロの画家の定義とは具体的には
どんなものなんでしょうか?」

こんな質問をよく受けます。

文学の世界では、5大文芸賞など
受賞がそのまま、お墨付きになる
ような賞がありますが、

日本の絵の世界には画家の質を
保証してくれるコンテストや賞が
ないのです。

 

それでは、プロの画家の定義とは
いったい何なのでしょうか?

今回はまず初めに私の考える
プロの画家の定義をお話しします。

アートコンペや絵画の公募、貸し画廊の裏側をプロの画家が解説

2019.01.19

 

プロの画家=専業画家ではない?

これまで私は日本全国の百貨店で
100枚以上絵を売り、様々な
画家さんとも交流してきました。

たくさんの売れっ子作家を見てきましたが
絵の販売による収入のみで生活している

「専業の画家」はいませんでした。

これは、絵が売れないからではなく、

現在が複業が当たり前の時代
だからなんだと思います。

会社勤めをしている人にはあまり実感の
ない話かもしれませんが、

画家に限らず、フリーランスで活動する
多くの方は複数の収入の柱を持っています。

実際、第一線で活躍する
売れっ子の画家さんも

絵画教室や美術講師、オンラインビジネス
などとの【複業】で画家をやっている方
ばかりなのです。

【絵の副業】複数の収入源を持つ画家になる方法とは

2019.02.09

 

プロの画家の条件

プロの画家=専業の画家
ではないとすれば、

プロの画家の条件は何なのでしょうか?

ここからは私の考える
プロの画家の条件をお話しします。

それはズバリ、

〇絵を買ってくれる固定ファンが十分にいる
〇描いた絵がほぼ必ず売れる

 

そんな画家だと思います。
(ちなみに私もこの2つを満たしている
自負はあります。)

想像出来ないかもしれませんが、
この2つの条件を満たす画家は結構います。

 

この2つを満たしていると、

画業で赤字になる心配はもちろんなく、

画家として十分な価値を安定的に
社会に提供できていると言えるでしょう。

 

果たしてこの2つの条件を満たすのに、
公募やコンテストは役に立つのでしょうか?

 

プロの画家になるには

プロの画家になるために
必要なことを手短に説明します。

・良いモチーフを見逃さない感受性を持つ
・チャンスを逃さない
・魂を込めた自信のある作品を描く
・展示を成功させる準備をする
・描き続ける

これは私を含めたプロの画家の
意見をまとめたものです。

詳しく知りたい方は↓の記事で
解説しているのでご覧ください。

【画家の仕事】絵の仕事の種類や有名になる方法を解説

2018.08.04

【画家になるには】画家に向いている人、画家の適性や資格を解説

2018.08.08

 

 

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プロの画家の仕事とは

プロの画家と一口に言っても、洋画家、
日本画家、挿絵画家、色鉛筆画家、ペン画家
など、様々な技法の画家がいます。

最近ではデジタル媒体での発表も
増えているようです。

プロの画家は、やはり作品が売れて
画料をもらうのが仕事なわけですが、
専業画家はほんの一握りのようです。

 

↑以前動物病院とのコラボで
描いた壁画

個人の顧客に絵を売る以外にも、
企業や施設とのコラボの仕事もあります。

 

プロの画家は収入が安定せず、景気にも
左右される不安定な仕事ですが、

コレクターの間での知名度を上げ、
必要な準備をすれば、成功できます。

特に画家から直接、絵画をオーダー
してくれる方がいる作家さんは強いです。

実際、ベテランの画家で成功されている
方はそんなファンのコレクターさん
を何人もかかえています。

私もようやく、最近では複数人
からオーダーを頂けるようになり

常にオーダー作品を
抱えられるような状態になりました。

こうなると、絵を仕事にする
というのがかなり現実的になってきます。

 

 

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画家になるには公募展や団体展に出すべき?

文学の世界では五大文芸賞のような
新人作家の登竜門といえるコンテストが
あります。

そのコンテストで認められれば、ある程度の
知名度、実力の保証(お墨付き)
得られるわけです。

 

やはり、プロの画家になるには
知名度とお墨付きは必須でしょう。

その証拠に、ジミー大西や大野智、工藤静香、
キングコング西野亮廣など

有名人としての知名度を生かし
画家になった人は多いです。

 

しかし、美術の世界にはプロの画家に必要な
知名度とお墨付きを与えてくれる
公募展やコンテストはほぼないです。

 

実際にメルマガ読者の方からも
こんな報告や質問を受けています。

団体で賞は恐縮にも頂きながら、お金は
出る一方ですし、面白みを以前程

感じなくなっておりまして
所属団体の本展も
2年ほどお休みしておりました。

 

団体展も少し参加した事もありますが、
ずっと所属しようとするとお金もかかるから、

若い人はすぐいなくなるっていう話を聞いて、
それからだんだん足が遠のきました。
  

恩師の団体から抜けられないです。
恩師が亡くなるまで、いなくては
いけないのでしょうか?

 

団体展や公募展に属していれば
展示の機会が与えられたり

作家仲間が増えることは
もちろんあるでしょう。

しかし、このように出費に対して
割に合わないと感じる者も多いようです。

美大卒の肩書き、
公募展や団体展の受賞歴
恩師のお墨付き

これらは、あなたの作家活動の
価値を保障してくれるものでも
高めてくれるものでもないでしょう。

 

団体展の忠誠な人たち

団体展は最近では若い人に
人気がなく、若手が少ないため

若い人は最初は歓迎されるそうです。

しかし、実際の所、多くの
メルマガ読者の方が証言している通り

お金は出ていくばかりの
下から吸い上げる構造なので

すぐにやめてしまう方も多いようです。

そんな中、長らく年貢を納め
続けた忠誠心の強い会員には
賞が授与されるということでしょうか。

 

団体展の中世な人たち

 

実際、団体展に人生を捧げているような
方々は私のような若くして絵を売っている
作家が気に入らないようで、
時々噛みついてきます。

「これは、何の団体の展示なんだ?
こんな絵、展示してても売れないだろう。」

と半ギレのおじいちゃんに言われたことも
あります。

話を聞く感じだと私の方が
多分その人の何十倍も売れているので
内心笑いが止まらなかったのですが、

百貨店美術画廊での展示だったので
ぐっとこらえました。

他にも団体展や画壇については
全く良い噂を聞きません。

「芸術で稼ごうとする
なんて不届き者!」

とか、

「画壇に命を捧げるのが芸術家
なのに百貨店に出すなんてお前は!」

みたいにケンカをふっかける
お客さんもいましたね。

きっと、これまで自分が信じてきた
ドグマをないがしろにしている
若者に腹が立ったのでしょう。

中世の技法で制作する
私としては、

伝統を保存しようという情熱
は評価したいところなんですが

彼らの言い分を聞いていると

「俺も若い頃いじめられたんだから
お前も同じように苦しめ。」

と言っているように聞こえます。

 

会場には絵を楽しみたいお客様
いらっしゃるので

めんどくさい宗教戦争
他でやって頂きたいです。

 

ここまで話を聞いて、団体展や
画壇に憧れる人は是非入ってみては
いかがでしょうか。

 

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公募展やコンテストで受賞した作家の現在

公募展やコンテストで受賞し
有名になった作家の知り合いが何人か
いますが、

成功されている方もいれば
そうでない人もいます。

何がこの結果の違いを作っている
のでしょうか?

 

全国的に有名なコンペで何度も賞
を取ったのに、常にバイトをしている
方がいたりします。

いつ絵を描いているのか不思議なほどです。

また、学生時代に多くのコンペで賞を
とって有名になったのに、美術と全く
関係のない職場に就職して絵を描かなくなった
作家もいます。

その一方で、公募展での受賞をきっかけに
知名度を生かして、条件の良い画廊と契約
したり、

知名度を生かして別のビジネスをはじめ
独自の立場を最大限生かして成功している
方もいらっしゃいます。

 

公募展やコンペはお立ち台なのです。

テレビに出ていた俳優でも引退後に
店舗オーナーになったり、YouTuberに
なって成功する方もいれば

普通の人になってしまう方もいるのと
同じように

お立ち台に立った経験と知名度を生かして
次のステージで活躍できる者が

公募やコンペを最大限生かしている
画家といえそうです。

 

現代のアーティストは、わらしべ長者
のように一度つかんだ物を生かして

価値を膨らませていくセンスが
求められているようです。

 

公募展やコンテストに出す前にやるべきこと

一昔前までは、画家になりたい人は

公募展、コンテスト、コンぺに出して
知名度を上げ、画商とつながり、
画商に絵を売ってもらう

というのが王道パターンでした。

 

これは、景気が良く絵が飛ぶように売れた
バブル期のやり方 といえるでしょう。

 

現在は物が売れない時代で、
かつネットやSNSの発達した時代です。

ブログやSNSアカウントといった
オウンドメディアを使って、自分の絵を
必要とする顧客と直接マッチングするのを
目指す方が良いでしょう。

オンラインでの絵画販売は簡単ではない
ため、

「ギャラリーで絵が売れなかったから
ネットで販売すれば売れるはず。」

という安易な考えでは上手くいきませんが
やり方次第では上手くいきます。

成功例もいくつか知っています。

 

実際、イラスト系業界では
Twitterが作品ポートフォリオと
化しており、バズってる人から
企業が採用

なんてケースも
中にはあるようです。

 

しかし、画家を目指す方の中には
オンラインでの情報発信を怖がっている
方もいらっしゃるようです。

実際にメルマガ読者の方からこんな
コメントを頂きました。

オンライン集客、PRで不安なことは、
本名や、顔を出し営業するのが怖くて、
未だにチャレンジできていない
ということです!!

何が怖いかというと、例えば著名人さん、

YouTuberさんなどは、ファンの方が、

家に押しかけてきた!!!
ストーカー被害にあった!!!
という
体験があると知っています。自分にもそんな怖いことが
起こるんじゃないか・・・!?個人情報が漏れて何かあるのでは?
という妄想が、勝手に膨れ上がる
ばかりです・・・。一歩踏み出すのが難しいです・・・。

 

これは気持ちはよくわかりますが、
杞憂なので気にしなくていいです。
実際、私も毎日500人以上が
ブログを見てくれていますが、クレームらしいクレームは
1度ももらったことないです。
基本的にあなたのブログや
facebookに時間を割いてくれる人
あなたに興味のあるかたなので、よほど炎上発言をしない限り、
困ったことにはならないです。
Youtuberや有名人は読者が
数十万人規模のメディアを持っています。

このように読者層が広くなってくると、

読者も玉石混交になってくるので、
たまに「やばい人」が混ざってきます。

しかし、そんな「やばい人」
SNSアカウントをチェックしてみると、
方々で悪さをしていることが多いようです。
なので、あなたのことだけが嫌いで、
悪さをしてくる方はほとんどいません。
気にせずチャレンジしましょう。

画家になるには描いた絵をブログで発信すべし

2019.02.13

【絵のネット販売】現代の画家に必須のブログ運営スキル

2019.02.24

 

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公募展や団体展の黒い噂、怪しい審査方法

日展や県展には黒い噂があります。
あくまでウワサ話として聞いてください。

日展や県展などの団体展の内部には
派閥があり
派閥ごとに入選枠があるようです。

そして、入選をもらった画家は審査員に
多額のお礼金を支払う慣習があるようです。

審査の方法にも怪しい部分があるようです。
審査員ごとに入選させられる数が
決まっていて、入選者は
予め決まっているようです。

 

所属年数が多い(出展料を長く積み立てた)
作家から入選というシステム
になっていると聞きます。

この悪しき伝統は最近問題に
なっているようです。

 

日展は公益財団法人であり、内閣総理大臣賞
や文部科学大臣賞は税金で賄われています。

もしこれらのウワサが全て本当なら、
これらの団体展は

若き画家のみならず、国民からも不当に
集金していることになります…

 

まあ、そんなひどいことをする組織が
あるわけないですよね笑

 

 

 

 

おすすめの公募展、コンテスト

・損保ジャパン日本興亜美術賞FACE
・はるひ絵画トリエンナーレ
・小泉淳作記念 鎌倉芸術祭日本画公募展
・美術新人賞「デビュー」
・小磯良平大賞展

若手作家におすすめの公募、コンテスト

・かわうそ新人賞
・アールデビュタント
・美術新人賞「デビュー」

海外の公募、コンテスト

・パリ国際サロンドローイング
・コンクール部門
・ル・サロン展
・サロン・ドトーヌ

おすすめの公募展、コンテスト
列挙してみました。

公募展や、コンテストはそれぞれ
好みがあるので、賞を狙うなら、一度

入選者作品展を見に行って、
毛色を確認しておくと良いでしょう。

 

これらの他にも、○○ビエンナーレといった
賞もおススメです。ここから知名度を上げて
プロデビューした方を知っています。

 

画家になるには公募展や団体展を活用すべし

これまで、たくさんの公募展や団体展
賞をとってきた。

そんなあなたは、受賞した証拠画像
のようなものをブログの自己紹介
ページに貼っておきましょう。

・作品のキャプションに花が付いている画像
・広い美術館の中に自分の作品が飾ってある

そんなかっこいい画像
ストックしておきましょう。

 

オフィシャルに作家活動をしている
シーンをアピールできるということは
とても重要です。

略歴を文章でつらつら書くのも
良いですが、良い写真の方が
効果的にブランディングできるでしょう。

 

どんなにあなたの作品が良かった
としても個人アーティストは

お客様から信用と安心を勝ち取る
のは難しいのです。

活動歴やお客様の声を自己紹介
ページや作品オーダーページに
貼り付けておくと良いでしょう。

 

作品オーダーページとは
こんな感じです。↓

肖像画、ペット肖像画、なんでも注文OK!サイズ、価格、制作依頼の流れ、なんでも気軽にご質問ください!

 

このようなオンラインの販売ページ
作成について詳しく知りたい方は
こちらの本がおすすめです。↓

 

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公募展やコンテストをきっかけにプロの画家になった成功例

ここまで、公募展やコンテストの
メリット、デメリットについて
紹介してきました。

 

画家になるには

「公募展やコンテストでの受賞は
一つのきっかけ、通過点に過ぎない」

という発想を持つことが
重要なようです。

 

先程も解説しましたが、やはり、
公募展やコンテストで上がった
知名度を生かし

別の活動を始めたり、
その業界の力のある方の目に止まる
ということが重要なんですね。

 

先輩作家Mさんの場合

「○○ビエンナーレ」、
「○○トリエンナーレ」

こういったタイトルの公募やコンペは
注目している有力なギャラリストも多く、

審査基準もクリーンなので
おすすめなようです。

 

彼はこれらの公募での入選をきっかけに
有力なギャラリストに引き抜かれ、

画廊取り扱い作家となりました。

 

それ以降はその画廊が持つ、
日本全国の百貨店や画廊で展覧会を開き
作品を売ったり、

画廊取り扱い作家として、アートフェア
などに参加し、実績と売り上げを
伸ばしていったようです。

 

有力なギャラリーの場合、このように
日本全国の百貨店に口座を開いていて

展覧会の枠を持っていたり、
大規模なアートフェアに参加していたり

 

また、日本全国にお得意様が
いたりします。

すると、作家がいなくても画商さんが、
その作家の作風にあったお客様と作品を

マッチングして売ってくれる
なんてこともあるようです。

 

また、ギャラリーに保存してある
作品をギャラリーの実店舗で

定期的に開かれる展覧会に出し、
売ってくれることもあるようで、

とても頼もしいパートナー
といえるでしょう。

 

このように、有名な公募展やコンテスト
での受賞をきっかけに、

有力な画商さんに引き抜かれ、
取り扱い作家になり

 

百貨店美術画廊やアートフェアで
作品を発表する作家になるというのは、

売れっ子の画家になるための
王道パターンのようです。

 

そういった意味では臆せずに
公募展やコンテストに

自信の1枚を出品することも
重要と言えます。

 

出品の前には、前年の入選者作品展
で入選作品の傾向やレベル、

審査の公正さ(これは直感で予想する
しかないですが)を見極めてから
臨むのがおすすめと言えます。

 

先輩作家Oさんの場合

 

この方は非常にアクティブな方で、
絵の制作枚数も、営業の行動量も
半端ではありません。

また、かなりリスクをとって勝負
できる人間で、20万円かけて、

展覧会の準備をして、200万円
売り上げをだして、

100万円の取り分を得る。

という展覧会を1年に複数回やって、
生活してしまう大物です。

 

ハリウッド映画の興行のような
スケール感の大きいビジネスを
やっている感じですね。

(私はここまで、リスクはとれません笑)

 

具体的には、百貨店美術画廊での
展示をする、前に「前展示」
という形で地元の公民館を貸し切り、
展覧会を開きます。

そして、購入を希望する方には
前予約という形で作品の購入を
してもらいます。

 

その「前予約」が入った状態で、
百貨店美術画廊での展示を
始めるようです。

 

これをやると、百貨店美術画廊での

展示の会期中に台風が来ようが、
金融危機が来ようが、

売り上げがある程度安定します。

 

百貨店美術画廊での展示は売り上げ
が悪いと、次の展示ができなくなって
しまったりします。

そこで、ここまで、して
数字をつくるのです。

 

他にも様々な施策を打って
展示に臨みます。

新聞、テレビ、雑誌といった
メディアもフル活用しますし、

額縁はほとんど全て
オーダーメイドのようです。

 

ここまで、しっかりと準備をすると、
1回の展示で20万円も準備にかかった。

なんてことも起きるんですね。
しかし、それを回収して見せるの
だからすごいです。

 

とまあ、ここまで豪快な経営手腕の
持ち主ですが、最初はやはり

コンペでの入選をきっかけに
有力な画商さんの目にとまり、

百貨店美術画廊での展示を実現。

その肩書きを使って、日本全国の
百貨店に営業し徐々に展覧会の枠
を増やしていったようです。

 

やはり、コンペで知名度を
アップして、そのお立ち台を使って、
事業展開というのが王道のようです。

 

海外でも活躍する作家Rさんの場合

彼も公募での入選をきっかけに
大学生時代から、幅広く作家として
活動を始めました。

彼が優れていたのは、作家活動とともに
フリーランスとしてのビジネススキルも
学んでいたところです。

 

入選をきっかけに、フリーランスとしての
スキルを生かし、セミナー講師業や

オンラインでの情報発信、
展覧会のプロデュースなどなど

 

独自の事業を展開し、さらに知名度を高め、
活動実績を増やしていきました。

 

事業の規模が大きくなるほど、
良いコネクションも増え、

予期せぬ形で絵が売れることや、
絵の仕事がとれることも増えたようで、

多忙ではあるものの、複数抱えている事業が
相乗効果を生むという良いサイクルが
できているようです。

今回は私の知り合いの売れっ子作家の例で
説明しましたが、団体展の創立メンバーなど、
日本の近代絵画の成功者も、

大体この方法で成功しているようです。

現代はブログやSNSなど、個人で情報発信
できる安価なツールが揃っているので、

今回紹介した作戦とあわせて、
オンラインメディアを活用していくことが

現代の画家にとって、
効果的なPR方法と言えるでしょう。

海外でアートイベントや個展を開く方法と費用について解説 

2019.03.06

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