[画家の仕事]自分で描いた絵を売る仕事のもらいかた





 

どうも 絵画をたしなむ を運営する
画家の黒沼です。

私は普段はギャラリーや百貨店での
企画展で絵画を展示、販売しています。

今回からは私がプロの画家として活動を
続ける中で、学んだ画家ためのになるための
マインドやテクニックなどを書いていこうと思います。

今回はプロの画家なら知っておきたい
仕事のとりかたについてお話します。

 

目次

絵を売る仕事をもらうには泥臭い努力が大事

 

プロの画家は日本においては個人事業主
なので、基本的に自分で仕事をとってくる
必要があります。

 

今回は知り合いの作家から教わった、
コネクションづくりの技術について
お話します。

初めに言っておきますが良いコネクションは

ノウハウさえ知っていれば
手軽に作れるものではありません

 

正直言ってプロの画家を目指すにあたり、
最初の難関がこれだと思います。

では具体的な方法を紹介していきます。

 

プロの画家として、優れたギャラリスト
(ギャラリーのスタッフ)と知り合うのは
とても重要です。

優れたギャラリストは国内外の百貨店や
アートフェアの展覧会枠
を持っています。

優れたギャラリストは多くのコレクター
を含む顧客を抱えています。

 

私もギャラリスト経由で仕事を頂いたり、
コレクターと知り合ったり
ということが何度もあります。

ではギャラリストと
知り合うためにどうするか

 

・公募展などに出し露出を増やす

公募展、コンテストの多くは入選者以上は
無料で展示できる展覧会を開催しています。

限られた予算の中で、展示の機会を
増やすためにも活用すべきですね。

 

・友人の展覧会を見に行く

あなたが画家として活動している場合、
作家仲間がいると思います。

その作家仲間が展示をしていたら、
在廊日に会場を訪ねましょう。

 

あなたは会場のギャラリストと
知り合いではありません。

しかしギャラリストにとって、
あなたの友人は知り合いです。

 

つまり、「知り合いの知り合い
としてギャラリストへ
アプローチをかけるわけです。

ここで大事なのはいきなり仕事を
とりに行かないことです。

 

理想的には、それをきっかけに複数回会い、
飲みにでも行った後、(信頼醸成の後で)

あなたの実力(展示略歴、掲載記事とか)を
アピールしましょう。仕事を提案しましょう。

 

具体的には夢を語るように
仕事を頂きましょう。

「将来的にはこういう活動を
していきたいんですよね~」

といったかんじでしょうか。

信頼できる+実力がある(仕事を通し、
ギャラリストも一緒に成功できる)
と感じてもらえればきっと、仕事を頂けます。

 

 

利害を共にする信頼できる
頼もしい仲間

は誰だってほしいのです。

私ももちろん欲しいです。
(このブログの存在理由でもあります)

 

絵を売る仕事の経験をアピールすべし

日本の企業において、就職の際、
学歴や資格が重視されることは有名ですが、
欧米では事情が異なるようです。

欧米で重視されるのは実務経験だそうです。

日本における就職の場合、新卒一括採用
とっているため、基本的に社会経験のない
若者を採用するわけです。

 

よって、実務経験は期待できないので
仕方はないとは思います。
(最近はインターンシップとかがありますが)

しかし、日本より生産性の高いといわれる
欧米先進国では実務経験を見るわけです。
これは実力で勝負する個人事業主としての
画家にもあてはまります。

 

「以前○○で、絵画教室やってたので、
ワークショップとかできますよ」

「以前○○という会場では、
これくらいの売上実績があります。
おたくでもどうでしょうか?」

「プロの画家として、このように
新聞で取り上げられるような
企画をやっています。」

などなど、趣味でなく
プロとしての経験がある

ということを示すのは、
相手からの信頼を得るのに役立ちます。

 

 

画家は常に絵の仕事のアンテナを張るべし

出会う人の誰がどんな仕事をくれるか
わからないので、

常にアンテナを貼っておくことが重要です。

 

では実際の成功例をいくつか紹介します。

 

以前、新聞に載ることは重要と話しましたが、
こういう理由なんです。

 

 

知り合いの作家で豪華客船を描いている
方は作品を手に持ち映った、新聞

その豪華客船の会社社長に送り、
仕事を得ました。

 

豪華客船での船内展覧会、旅先での
絵画教室、などの仕事が基本給あり
で頂けたようです。

まさに、実務経験の威力が発揮された結果、
優雅な時間を手に入れた成功例ですね。

 

羨ましいっ

 

 

他にも電車の絵を描く作家で、
電車の雑誌の連載の仕事をとった
画家もいます。

その方は、百貨店での展覧会の際に、
ある電車の沿線の駅の風景を連作
描きました。

 

それをテーマにした展覧会を企画し、
DMとともに電車関係の雑誌に送ったところ、
連載企画の仕事を頂いたそうです。

毎月一枚づつ沿線の駅の風景の作品
を雑誌に載せてもらえる仕事
を得たわけです。

 

それ以来、鉄ちゃんの間で有名になったとか

 

 

私も他の会場での売り上げ実績
まとめた資料や、略歴、作品集

入れた展覧会企画書ファイル
作り、百貨店のギャラリーでの
仕事を頂いたことがあります。

企画書には、展覧会のコンセプト
作品はもちろん

実務経験(展示略歴)、掲載記事、
売り上げ実績

アピールするべきなんですね。

 

会場の方にあなたを魅力的な
ビジネスパートナーだと知ってもらう
必要があるわけです。

他にも友人の作家で、すごい仕事を
とってきた方がいます。

 

その方は今流行のコワーキングスペース
で展覧会を開き、インターネット関係
の会社
との縁に恵まれました。

 

 

コワーキングスペースを訪れたスタッフ
が作品を気に入りウェブデザインの素材
として買い取ったのです。

これはすごいことです。

 

なぜなら、ウェブデザインの素材の場合、
データを売るわけなので、
原画は手元に残ります。

 

それに加え、業界柄、複製が前提なので、
売り上げの何%を画家の収入
という形になります。

印税収入のようなもので、
いわばストックビジネスというやつです。

 

最近、芥川賞をとった
ピース又吉直樹の『火花』
という小説があります。

この小説の装丁(表紙の絵)はある画家
が仕立てました。

『火花』は223万部を超えるメガヒット
となったわけですが、

この装丁画家さんは
致命的なミスをしてしまいます

 

装丁デザインをストックビジネス
にしなかったのです。

つまり、「本の売り上げの何%
という形ではなく、
いくらでデータを売る
という形で売ってしまったのです。

 

知らないことは恐ろしいことですね。

 

自分の制作と関連する物事にアンテナを張る
ということは仕事をとること以外にも
役立ちます。

 

 

 

私も実際に、普段使う筆のメーカー
「愛用させて頂いている」旨を

手紙に書き展覧会DMと共に送りました。

 

すると、展覧会会場にメーカーの方が
来てくれて、

新製品の筆をプレゼント
してくれたことがあります。

他にも、某有名絵の具メーカーの社長と
知り合いになり、絵の具を割り引いて
もらったこともあります。

メーカーの方々も商品が実際に活躍している
のがわかるのは嬉しいようです。

 

アンテナを張っていれば、
仕事につながらなくても、
良いコネクションができ、
出費が抑えられる

ということもあるんですね。

 

 

 

自分で描いた絵を売る仕事のとり方は泥臭い

今回は画家に必要な仕事のとりかた
成功例を踏まえ紹介しました。

次回は成功する展覧会DMの作り方
についてお話します。 お楽しみに

個展のdm作りで重要な7つのポイントをプロの画家が解説

2017.10.20

 

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